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隻眼の少女



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隻眼の少女
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隻眼の少女の評価: 6.19/10点 レビュー 26件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.19pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全26件 21~26 2/2ページ
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No.6:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)
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隻眼の少女の感想

麻耶雄嵩の作品は難しい、一筋縄ではいかない。これが私の認識。でも前に読んだ「蛍」はがっかりしている。この「隻眼の少女」はなんだろう。本格へのアンチテーゼ?素直に読むなら禁断の手を使った愚作と云える。意味不明の謎は投げっぱなし、容疑者はアリバイのみの容疑者で、動機はさっぱり見えてこない。自白の言葉はどこまで真実か誰もが解らない。他のレビューを読むと皆さんけっこう深読みしておられるが、それならそれで非常に読者を選ぶ作品といえる。探偵とは何か、これがこの本の命題。読者一人一人の答えで物語の幕を閉じる、とてもアクロバットなメッセージを含んだ一冊なのだろうか。そもそも、事件≒解決のロジックが存在しない。事件と物語の隙間からこぼれ出る約束事や定石への不確かさの物言いを探偵がするというお遊び。まともに読んでいては付いていけない問題の書である。
最後に苦言をひとつ、腹話術の声でも人間の耳は前からか横からか後ろからか聞きわけは出来るでしよう。それすらも読者に預けっぱなしの仕掛けであり解決するのは読者≒探偵ってことですか?

ニコラス刑事
WI4FHKHP
No.5:7人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

隻眼の少女の感想

私にはツンデレ趣味はありません。

「作中で探偵がたどりついた真相が、本当かどうかは作中の探偵にはわからない」
という所謂後期クイーン問題を絡めた作品のようである。
ならば、麻耶作品にしては地味だとか普通過ぎるといった巷の評判は当然間違いと言う事ではないだろうか。
麻耶が笑ってるぜ。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

この結末は・・・アリ?

まず読み始めて物語の設定が無理やりだな・・・と思い、
1部目の終わり方で強引だな・・・と思い、
2部目の最後の結末で、これってアリ?と正直思いました。

どんでん返し、という意味では確かに、へ?・・・という驚きはありました。

話としてはテンポが速いのですらすら読むことができ、面白いと思います。

granite
RJUQO5T4
No.3:
(9pt)

やっぱり麻耶雄嵩

ただでは終わらせない麻耶作品
本作もやはり、真相だけでは終わっていない気がします。
というのは、皆さんの目でお確かめを。
買って、間違いはない作品です。

アルバトロス
CRRRDTJB
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

隻眼の少女の感想

本格物ではあるような、そうじゃないような。
面白かったんだけど何か中途半端な印象だったかな。

えんじ
VGV1LYIG
No.1:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

解釈の多様性と探偵問題

表紙の雰囲気が素晴らしいですね。
まずそう感じました。

素人探偵みかげの口から
探偵の存在についての力強いメッセージを受け、
ミステリにおける探偵とは何か?
真相とは何か?
を考えさせる内容だったと感じました。

実は、本書の結末は1つの解答例なだけで、
夏冬や神様ゲームのように
裏の真実を描ける麻耶雄嵩ならではの別の真相があるんじゃないか?
と深読みしてしまう作品でした。

探偵が語る真相が真実ではない。
本書の解答も真実ではない。

読み終わってから自分で真実を探る。
そんな麻耶雄嵩の魅力が本書でも感じました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0

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