「その旧家の男子は皆、十二歳で命を落とす――」映像制作会社でディレクターとして働く杉田佑季は、プロデューサーの小隈好生から、モキュメンタリーホラーのプロットを託される。

「或る、バイト体験者の話をインタビューしてきてください」 新作の執筆依頼でバイト体験者たちに取材をしていく一人の作家。

シングルマザーの美苗は、兄夫婦と両親、祖母が引っ越したばかりの家に幼い娘とともに身を寄せる。

フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。

『今すぐ人生がどうにかなってもいい人募集中!』web発・日常侵食ホラー 実母のせいで貯金も住処も失ったタカヒロは、住み込みでマンションの一室を管理する仕事の求人を見つける。

〈音〉や〈音楽〉をモチーフに異形な物語を集めた1冊。

亡き夫に唇を触れられたと語り出した義妹（「魂疫」）。縁切り神社で行われる、奇妙な“儀式”（表題作）。

みんな死ぬよ　誰も帰れない ホラー映画撮影スタッフを襲う悪夢のような事件。

口に髪が入ったら死がやってくる。

怪異による超常現象×名探偵の論理！　30年前から繋がる惨劇の連鎖。

数百年続く、凄惨なる呪いの戦い――。至高の恐怖と異形の謎に挑め。

一葉(ひとは)には母と2人だけの秘密があった。正体不明の異形――「泣き女」が見えるのだ。

救急医・武田のもとに搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。

湧き起こる違和感の数々。あなたは果たして気づけるか―― その家には約束事がある。

大学生の琴葉は、飲み会の後にお持ち帰りされそうになっていたところを助けてくれたシマくんにひとめぼれする。

ほんとうにこわいものは、何? ひかりの家の押入れにいる、形も声もなんにもない影みたいなやつ、ナイナイ。

世界遺産・藤湖のまわりを囲むようにそびえ立つ、静謐な佇まいの十燈荘。

「変な怪談を聞きに行きませんか？」会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントで、とある怪談を聞いた日を境に高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。

巨匠監督が謎の死を遂げ、試写会の参加者は自殺…… 真相に探る人々に恐怖が迫る‼ 昭和最後の巨匠と呼ばれた映画監督・白波瀬が、最新作の完成直後に不審死した。

我々は、なぜ小説を読むのか。

時間がないです、私、殺されます――錯乱状態に陥った少女は、オカルト雑誌のライター・美羽の眼前で突然、爆発するように血肉を散らして死んだ。

民俗学のフィードワークの手法を用いて、取材を元に怪談を執筆してる呻木叶子が遭遇する四つの事件。

大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。

畳は腐り梁は限界、崩れ落ちそうな巨大な襤褸屋敷ー姑の世話をするため、文子は単身赴任の夫と離れ、娘と姑の３人でこの家に暮らし始めた。

角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー、待望の第3弾。

物語のラストでこれまでの景色が一変する「どんでん返し」。そんな短編を5つ、収録しました。

徐々に活動の成果を認められ始める潜入班。 ある日彼らの元に、似通った内容の調査依頼が複数舞い込む。

父の冤罪をすすぐため、　 青年は身命を賭して復讐を誓った。

「最恐の幽霊屋敷」という触れ込みで、貸し出されている一軒家がある――。

次回作に苦戦している小説家の「私」は、新作のネタを探しているうちに、 出版業界に伝わる「禁忌題目」に触れてしまう。

四国の山奥にある小さな村。そこには奇妙な仏像があり、大切に祀られていた。

インド洋の孤島の館に、世界中の名探偵が集められた! 元スコットランドヤードの特殊事件捜査担当官の私立探偵、元一流コンサルティングカンパニーVPのデータ分析探偵、フランスの詩人探偵、カナダ文学史を講じる大学教授探偵、元ボクシングチャンピオンの探偵、一四歳の

やむを得ない事情で、殺し屋の遺体運搬係となった日置学。

世は大正。 華族・堀井三左衛門男爵が何者かに殺された。

学生時代に一度だけ公募型アンソロジーに採用され、ミステリ作家デビューを夢見る小松立人は、学生時代にとある犯罪に手を染めた。

「こんな結末は耐えられない」絶対に読んではいけない、禁忌の本が誕生。 こんな結末は耐えられない――。

私は探している、「人を殺せる」怪談を。

食事中、睡眠時、入浴中――ずっとあなたを見つめています。 新興宗教の教祖・七沢ルナは暴力と凌辱の日々を強いられていた。

おしゃべりと食べることと仕事が大好きな33歳のひまりは、ある夏の日交通事故に遭ってしまう。 目が覚めると体が動かない。

口に関するアンケート　背筋（せすじ）　「近畿地方のある場所について」(KADOKAWA)で2023年にデビュー。

断崖絶壁に建つ武家屋敷から一族が忽然と姿を消した「消失屋敷」の殺人事件で出会ったフリーライターの新城誠と文芸評論社の編集者・中島好美。

死が、かけがえのない生を輝かせる。 啓栄大学演劇研究会卒業生の元に届いた脅迫状。

ドロドロに液体化した男性の遺体が都内で発見された。 死亡した男性は坂口の学者仲間・古屋教授。

親友が、シリアルキラーになった フリーライターの世良未散のもとに「女子中学生墜落死事件」の執筆依頼が入った。

げんきなあなたがうまれます フリー編集者の小林が出版社に持ち込んだのは、心霊スポット突撃系YouTuberチャンイケこと、池田の『オカルトヤンキーch』のファンブック企画だった。

ライターの藤崎俊一はある男を追っていた。

呪いで殺人は合法? 超常現象による犯罪を法で解決するのは、警視庁呪詛対策班。

誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にもー。

少年は何度も何度も成長し、愛しい人々と青春を駆け抜ける。

加持祈祷、悪霊払いなどを請け負う「拝み屋」郷内心瞳。

はじめまして。背筋と申します。

フリージャーナリストとしての活躍の道が拓けずくすぶっていた寿美佳(すみか)は、摂氏六十度を軽く超える砂漠の地で、鉱石を運ぶトラックに乗っていた。

幕末日本。幼いころから綺麗な石にしか興味のない町娘・伊佐のもとへ、父・繁蔵の訃報が伝えられた。

小川哲の精緻な設計は、眼と舌、移動と思考を等価であるかのように見せかける。 凄い。

「日本のバンクシー」と耳目を集めるグラフィティライター界の新鋭・ブラックロータス。

”最恐”&”最強”、ここに大集結! 究極の作家陣、全編最新作。