横浜で探偵業を営む遠刈田蘭平のもとに、一風変わった依頼が舞い込んだ。

初代怪盗フラヌールの最後の盗品──それは刑務所！　最後のひと仕事に取り掛かる直前、偽フラヌールが自分を収監して刑務所を返却してしまった！？　怪盗フラヌールの返却行程、最後にして最大の敵が待ち構える、至極の怪盗ミステリー第3弾！

些細なことで、私たちの運命は変わってしまう。

事件の最後に「あなたの犯罪計画は、どうしてそんなに杜撰なの？」の決めセリフが炸裂する大好評「赤ずきんシリーズ」の第３弾が登場！ 今作では「アラビアンナイト」の世界で赤ずきんが大活躍します。

千吉親分の文庫屋が火事だ！現場に駆け付けた北一が見たものとは。

40歳の三文ライター・猪名川健人は、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事を書く仕事を引き受ける。

世界遺産・藤湖のまわりを囲むようにそびえ立つ、静謐な佇まいの十燈荘。

日本仏教の最大宗派・燈念寺派。

大学三年生の吉乃は夏休みのある日、伯父が営む古書店を訪れた。

「見守り屋、やってみない?」 五年付き合った彼氏から突然の婚約破棄を告げられ、恋人と住処をなくした派遣社員の水沢恵麻。

俺の人生、もっと高く跳べるはず 売れない芸人と五輪代表候補の大学生。二人を繋ぐのは棒高跳だった。

瀬川朝彦、35歳。無給のポスト・ドクターである。

己との闘いの舞台は、いよいよ世界へ! 己との闘いは、続いていく・・・・・・・。 箱根駅伝を終えた千早は食品会社に就職。

戦時下と現代の熱い駅伝魂を描く感涙小説 ボストンマラソンの会場で、とある選手から古びたボロボロの日記を受け取った新米駅伝監督・成竹と学生ナンバーワンランナー神原。

〈響け! ユーフォニアム〉シリーズの武田綾乃、『あの日の交換日記』でブレイク中の辻堂ゆめ、『タスキメシ』『競歩王』などスポーツ小説でも活躍の額賀澪、『楽園とは探偵の不在なり』で話題沸騰中の斜線堂有紀、“若き平成のエラリー・クイーン"こと青崎

救急医・武田のもとに搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。

美味しいお鍋で、読めば心も体もぽっかぽか♪　大切な人たちと鍋を囲むひとときを描く珠玉の7篇。

ストーカー被害に遭っていたらしい後輩の萌香が刺殺体で発見された。

父親が暴力団会長の陸人。虐待を受け児童養護施設で育った航。

二度と戻らないつもりでいた桜の町に彼を引き戻したのは、一本の電話だった。

上野恩賜公園で通報。全身六十一ヵ所に穴が空いた変屍体あり。

おしゃべりと食べることと仕事が大好きな33歳のひまりは、ある夏の日交通事故に遭ってしまう。 目が覚めると体が動かない。

「日本のバンクシー」と耳目を集めるグラフィティライター界の新鋭・ブラックロータス。

ショートショートの先駆者であり、怪奇探偵小説の分野で多くの掌編小説を残した城昌幸。

1944年10月、英国首相チャーチルから帝國真珠ロンドン支店の早川正臣に真珠の胸飾り「ハナグルマ」が手渡された。

老舗・桜山ホテルで、憧れのアフタヌーンティーチームで働く涼音。

やむを得ない事情で、殺し屋の遺体運搬係となった日置学。

少年の命を救うのは、どちらの正義か。 大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。

月島美佐はネイルサロン『月と星』を営むネイリストだ。

カメラマンの新夏は啓久と交際5年。

耳の中に棲む私の最初の友だちは 涙を音符にして、とても親密な演奏をしてくれるのです。

妻との離婚以来５年ぶりに会った愛娘とともに、テーマパーク・ドリームランドを訪れた元刑事の仲山。

横濱で知らぬ者なき富豪一族、檜垣澤家。当主の妾だった母を亡くし、高木かな子はこの家に引き取られる。

死刑か逆転無罪か。

「変な怪談を聞きに行きませんか？」会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントで、とある怪談を聞いた日を境に高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。

幕末日本。幼いころから綺麗な石にしか興味のない町娘・伊佐のもとへ、父・繁蔵の訃報が伝えられた。

「神」とまで呼ばれた天才少女はなぜ、自身の手がける舞台の上演中に死んだのか？ 女子生徒だけの演劇学校に入学した結城さやかは、劇作家を目指している。

小川哲の精緻な設計は、眼と舌、移動と思考を等価であるかのように見せかける。 凄い。

「このクラスには『いじめ』がありました。

切なくてまぶしい、残酷でもどかしい、思春期(あのころ)のすべてが詰まった胸疼く青春×SF短編集。

うだるような真夏日、ひとりの女性が駅のホームに飛び込んだ。そこに、なぜか母親を名乗る二人の女性が現れる。

数百年先に帰ってくるかもしれない。懐かしい、この浜辺に―ー。

誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にもー。

誰も知らなかった湯川(ガリレオ)の秘密 南房総沖に、男の銃殺死体が浮かんだ。

ーー決して解かれえぬ謎と共に炎に包まれ、この世から消え去った「大樹館」。

誰も知らないあなたの過去が、もし、小説で暴かれていたらーー。

母親が生活苦から新興宗教に入信し、教団施設で生まれた妹。

わたしは、この「ちいさな集まり」の一員になったときの母が、もともとの母であるような気がした。