元祖・旗印「卍」の凄い奴！　憎みきれない不良大名・津軽為信の疲れ知らずな人生！ 豊かで美しい本州最北の地・津軽に生まれた餓鬼大将・弥四郎(後の津軽為信こと右京亮)。

動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。

宮澤賢治にまつわる作品の中でも、最もユニークなものが本作であることは間違いない 三田主水(解説より) 人智を超える力を帯びた琥珀をめぐる暗闘が始まる! 書き下ろし大正ロマンファンタジー いきなり文庫! 大正12年、奇妙な石を持った男が宮澤賢治のもとを訪れ

探偵・鯉城は「失恋から自らに火をつけた男」には他に楽な自死手段があったことを知る。

暗殺と裏切りの三十年を駆け抜けた「名将 太田道灌」 東国の諸葛孔明と呼ぶにふさわしき漢【おとこ】ここにあり! 応仁の乱に先駆けること十三年、 鎌倉公方が関東管領を殺害。

主家を乗っ取り、将軍を暗殺し、東大寺大仏殿を焼き払う。悪名高き武将・松永久秀は、織田信長に二度目の謀叛を起こしていた。

江戸の科学探偵がニッポンの謎と難事件を解く! 歴史時代作家クラブ賞受賞の気鋭が放つ渾身の時代ミステリー。

世の中は変わる。変わる世の中に対応するのが、警察の仕事だ。

話し手の語る怪談を忠実に記録し世に送り出す―怪談実話界の名コンビが贈る珠玉の怪談実話集。

「あなたはなぜ、この取材を始めたのです?」 明海和(あけみ・かず)はストリートチルドレンの取材を続けるうち、謎の集団・プレデターに襲撃される――。

余計なことは喋らない。上司から疎まれる。

ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。

問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度ーー補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。

「明日が怖いものではなく楽しみになったのは、あの日からだよ」 今でもふと思う。あの数年はなんだったのだろうかと。

大正8年東京・本郷区駒込団子坂、平井太郎は弟二人とともに「三人書房」という古本屋を開く。

紫式部が生きた平安中期を描く、豪華絢爛宮中絵巻。

地震、津波、火事、飢饉、豪雪、火山の噴火、河川の氾濫……。

なぜ、人と人は争わねばならないのか? 日本史上最大の危機である元寇に、没落御家人が御家復興のために立つ。

大川の小舟で発見された心中死体は、別々の事件で死んだはずの二人だった。洗い直すと怪しいことばかり。

キャスター出身の女性政治家・松嶋玲子。

私の罪を裁いて欲しかったーー。 警察でも、裁判所でもなく、あなたの手で。

警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!? 警察不祥事のスクープ記事。

貴志祐介が描くホラーミステリの極北 。あなたの罪が、あなたを殺す。

1868年晩春。

殺人犯を見つけてはならない。それが、わたしたちに課された戒律だった。

著名作家の誘拐事件が発生。

他人のものばかり欲しがるあの子。いるはずのない住人の気配。

「絶対に東大合格しなきゃ許さない」――両親の熱烈な期待に応えるため、高校三年生の高志は勉強漬けの日々を送っていた。

映画のゴジラは、並行宇宙の地球〈怪獣惑星〉からこちらの地球にやってきた巨大怪獣がモデルだった! ジェイミーはひょんなことから〈怪獣保護協会〉の一員となり、もうひとつの地球でこの怪獣たち相手に大奮闘することに!? 『老人と宇宙』著者の冒険SF

1944年、ナチス体制下のドイツ。

思いは、森羅万象は文字に託され時空を超えて旅をする！実直なホテルマンは奔放な書家に振りまわされ、手紙の代筆を手伝うことになるが…。

１７音の奥に潜む誰も知らない物語。

先に尽きるのは家康の寿命か、豊臣家の命脈か。 父であるが故の、母であるが故の苦悩と喜び。

前代未聞「二児同時誘拐」の真相に至る「虚実」の迷宮！真実を追求する記者、現実を描写する画家。

桟敷席を予約し続ける謎の人物の噂が立つ江戸市村座。

殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。

「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。

月と火星開発が進みながらも、インターネットが実用化されたばかりの夏紀の宇宙。

〈避難民〉の母娘を、安全圏まで送り届ける――内戦下日本。

原尞氏(作家)推薦! 「新聞記者、警察小説、愛読書――作家の経歴のすべてが実を結んだ」 事件を解決する、たとえ何人殺そうとも―― 若きキャリア警察官の正義と罪。

【第166回直木賞受賞作】 どんな攻めをも、はね返す石垣。 どんな守りをも、打ち破る鉄砲。

時は7世紀。

警察の介入が一切なく、偽造パスポートでもグレネードランチャーでもルームサービスでお届け可能な犯罪者御用達ホテル。

殺し屋シリーズ最新作。世界で最も不運な殺し屋、ふたたび!! あの世界で一番不運な殺し屋が、また騒動に巻き込まれる――。

「町医者」が、ぼくの家の天職だった――。 大正時代、寄生虫退治で評判を取った初代。

戦後ハリウッドの映画界でもがき、爪痕を残そうと奮闘した特殊造形師・マチルダ。

潜入任務でちょっぴり暴れすぎたせいで、一時潜伏を命じられた凄腕秘密工作員のわたしは、ルイジアナの川辺の町にやってきた。

あの山は命の輝きを永遠に宿し続けるいのちの山―― 江戸後期、弘化年間。

人もうらやむ瀟洒な住宅街。その裏側は、忖度と同調圧力が渦巻いていた。

ひとりでも寂しくない。 私はもっと、強くなれる。

19世紀の偉大なる名探偵シャーロック・ホームズがもし、ビクトリア朝時代の英国人ではなく、清末の時代に生きた中国人だったとしたら……。

アフターコロナの介護業界の闇に迫る社会派ミステリー。 高齢化が進んだ団地は、都心の限界集落といえる。