私は探している、「人を殺せる」怪談を。

横溝賞受賞第一作。「人を消す物語」の正体は。

「黄泉の森には絶対に入ってはならない」 人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。

謎と秘密を乗せて、今、長い航海が始まる。

「最恐の幽霊屋敷」という触れ込みで、貸し出されている一軒家がある――。

嵐の私雨邸に取り残された11人の男女。

「俺はここにいると言ってるんだ。いないことになんかできねえよ」。

大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。

女名探偵の死宮遊歩は迷宮牢で目を覚ます。姿を見せないゲームマスターは｢六つの迷宮入り凶悪事件の犯人を集めた。

貴志祐介が描くホラーミステリの極北 。あなたの罪が、あなたを殺す。

遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる。孔雀の声を真似し、日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。

小学校最後の夏休みが終わった。小学校卒業まであと半年。

私は“善人”か、それとも“悪人”か 「ねえ……あそこに誰かいない?」。

共謀罪、始動。標的とされた若者達は公安と大企業を相手に闘うことを選ぶ。

全篇新作書下ろし! 〈非日常〉の時間にこそ幻想怪奇の扉が開く―― 怖ろしき〈休暇〉を巡る傑作十五編！ 〈収録作品〉井上雅彦　あの幻の輝きは 　　宇佐美まこと　田休み 　　空木春宵　双葩(ふたひら)の花 　　王谷 晶　 声の中の楽園 　　最東対地　ジャイブ

四国の山奥にある小さな村。そこには奇妙な仏像があり、大切に祀られていた。

地方の温泉街の河原で、子どもの惨殺遺体が発見された。

「完全なる密室」の謎を解け。横溝賞作家による衝撃不可避の本格ミステリ! 富山県の沖合に浮かぶ油夜島。

法律が絶対視される学校生活、魔女の影に怯える大人、血を抜き取られた少女の変死体。

東京を目指し、共に旅路を行く少女・双葉が攫われた。

名脇役の40周年記念イベントに異変の予兆…… リハーサル現場に立ち会った私立探偵・紅門福助の推理は冴える？ トリック、ロジック、ギミック満載の本格エフェクトが炸裂！ 数多くの「死に役」を演じ「ダイプレイヤー」と称された役者・忍神健一。

常駐看護師の冬木栗子が勤める老人ホーム「山南涼水園」で、男性入居者が滝壺に飛び込んだ。

亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。

「もし過去に戻って開戦を阻止できるとしたら、どうする？」 1949年、終戦から4年が経った東京。

論理的対局[ロジカ・ドラマチカ]。それは偶然耳にしたわずか１文・数十字をめぐる知の殴りあいだ。

書下ろし短編収録! 辻村深月作品を生み出す裏側、教えます。

「私たちが絆を断った日、島は赤く染まった。

瀬戸内にある波鳥町。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。

少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇。

【恐怖の帝王、作家50周年を前に王道のSF巨弾が待望の邦訳!】 異能の少年少女を拉致する謎の機関〈研究所〉。

いい気味だ…… 予測不能の展開、予想外の読後感。

零細出版社でアルバイトをしている大学生の米田は、雑務やHPの更新の他に実話怪談の記事の執筆を担当している「怪談ライター」だ。

十年前、洋食屋を営んでいた父親が通り魔に殺されて以来、母親も失踪、それぞれ別の親戚に引き取られ、不遇をかこつ日々を送っていた小林姉妹。

生きながら、地獄に堕ちるということ――。恐るべき新シリーズ始動! 失踪した作家・青山黎明が遺した原稿。

東京の地下には地獄が眠っている。進化し続ける異才が放つ新時代のホラー。

コロナ禍、SNSで不用意な発言をした2.5次元俳優・翔馬。

誰も“透明な存在”になんかさせない。“幸せそうな若い女”を狙って刺され、ＳＮＳから消えた優里亜。

「なんでここにいるの？もしかして動いた？死んでるのに？」 どこまでもロジカル、限りなくポップ。そしてほんのりクレイジー。

１７音の奥に潜む誰も知らない物語。

読まないほうがいい。虜になってしまうから……。

運転免許証を取得したつかさが家に帰ると、妹が父を殺していた。立ち尽くす姉妹。

5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。

世の中にすでに存在する写真に文を添えることで 　まったくあたらしい物語が生まれた―― 　道尾秀介による危険な悪戯　 写真から生まれた、道尾秀介初のショートショート集。

9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か? 大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。 愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。

殺し屋シリーズ最新作。世界で最も不運な殺し屋、ふたたび!! あの世界で一番不運な殺し屋が、また騒動に巻き込まれる――。

余計なことは喋らない。上司から疎まれる。

スペイン、ガリシア地方の小村。神秘的な岩の建造物ポルタレンの下で、心臓を抉り出された若い娘の死体が発見された。

1944年、ナチス体制下のドイツ。

優しくて内気な少年テディ。その面倒を見るベビーシッターのマロリーはある日、テディが奇妙な絵を描いていることに気がつく。

転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。

あの手の指す方へ行けば間違いないと思っていた―― 1996年、横浜市内で塾の経営者が殺害された。

最愛のひとり息子を失った桜子は、カウンセラーの久根からふしぎな壺を与えられる。

ラストまで一気読みの本格ホラー&ミステリー。原点にして最高傑作 その路地にさしかかったとたん、ひどく嫌な気分がした。