毒婦の涙か、それとも聖女の涙か――。 依頼は単なる人探しだった。

函館で有名な岩倉家の美人三姉妹。その三女が行方不明になった。

思わず目を背けたくなる幽霊画を中心に起こる猟奇殺人。不祥事で警察を追われた探偵と自身の性に苦悩する女刑事が犯人に迫る。

この女は何者か? なにゆえ冥界から解き放たれたのか? 冥界の異変。死神に魅入られし人々。

警視庁「特殺」。猟奇殺人等、通常とは一線を画す「特殊殺人」が集まる、捜査一課来生班の略称だ。

ホラー作家の失踪、酒蔵関係者の連続惨殺事件、そして九年前の奇妙な依頼。その真相は螺旋の記憶の奥底で蠢いていた。

あかねが就活に苦戦する中、夢科学研究所に「夢が売られている」という情報が。

亡者の囁きが、時の間に埋もれていた事件の真相を呼び覚ます。

「死者の提示する謎を、先生が解き明かしてくださいーー」 推理作家として難事件を解決してきた香月史郎【こうげつしろう】は、心に傷を負った女性、城塚翡翠【じょうづかひすい】と出逢う。

葉村の働く書店で“鉄道ミステリフェア”の目玉として借りた弾痕のあるABC時刻表が盗難にあう。

悪魔憑く牧師は妻子の首を持ち去り消えたそうだ。設計士・長坂が買い取った曰くつきの廃教会。

憎い……憎い……。この恨み、晴らさずにはおくものか……。

7年前に消息を絶った祖父の痕跡を探すため、「入らずの山」と呼ばれる地に足を踏み入れた大学生・春日優斗と友人たち。

男性医師が子供を宿した状態で殺された。不妊治療の名医は自らの体を実験台にしていたが、何者がどんな理由で殺害したのか―。

山中に隠棲した文豪に会うため、高校の合宿を抜け出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。

HOW=不可能な謎専門の御殿場倒理。WHY=不可解な謎専門の片無氷雨。

古新聞に頭部を包まれ、口に13本の「仁」の金属活字を押し込まれた遺体が発見された。

Ｋ氏には人目をはばかる趣味がある。

東京駅近くのホテルで死体が見つかった。鑑識研修中の新人女性警察官・堀北恵平は、事件の報せを受け現場へ駆けつける。

ここにあるべきではない四番目のマカロンの謎、マスタードが入った当たりのあげパンの行方。

冬の朝の学生寮で、少女が死体で発見された。白い雪に覆われた地面には足跡がなく、警察は自殺として処理する。

五人全員が死んだとき――本当の「事件」が始まる。

黒術師の右腕とついに直接対決!シリーズはいよいよ佳境へ! 超能力者を極秘で養成するダークマター研究所。

月を祀る神社で続く殺人事件。京都・月読神社で発見された女性の絞殺死体。

遺伝子操作、AI、人間強化、VR、ベーシックインカム。 未来の技術・制度が実現したとき、人々の胸に宿るのは希望か絶望か。

1160年、平治の乱の後、源頼朝は平清盛によって助命される。

男性医師が自宅マンションで死体で発見された。発見者は婚約者とその妹。

自らの葬儀の手配をした当日、資産家の婦人が絞殺される。

バラバラ死体をビニール袋に詰めて川に捨てていた女が、都内で現行犯逮捕された。

人は多面性を持つ さながら阿修羅のごとく 槙野・東條シリーズ最新作 晴海ふ頭近くの空き地で男性のバラバラ死体が発見され、捜査一課の長谷川班が捜査に乗り出す。

「呪いと祝いは、紙一重だよ」異能を持つ凸凹コンビの民俗学ミステリ第3弾 尚哉の友人・難波の元に不幸の手紙が届いた。

瀕死の妻を救うために約60年前にタイムトラベルした加茂。

厚生労働省に勤務する向井俊介は、幼馴染の女医が突然死した真相を追及するうち、ある病院を告発する文書の存在を掴み、島根と広島の県境にある雪深い村にたどり着く。

高千穂の夜神楽の真っ只中で男性の首なし死体が発見された。一方宇佐神宮では御霊水の井戸に禍々しいものが……。

ホームズ探偵譚の異色作「白面の兵士」と「ライオンのたてがみ」。

昭和41年。地方の資産家楡家の当主がゴルフ中に心筋梗塞64才で逝去。

討論会からの帰り道、ふと立ち寄ったバー〈スリーバレー〉。

平成31年4月1日。秋に警視庁捜査一課に復帰予定の五味にとって、最後の教え子となる学生が入校してきた。

歌舞伎「忠臣蔵」の上演中、衆人環視の舞台上で絶命した役者。さらに客席にも男の死体が発見される。

女刑事×微生物学者のタッグがテロリスト集団を追う、驚愕のサスペンス! 微生物研究者の坂口信は、恩師が遺したウイルスを大学の保管庫で発見する。

東京・池袋で男の刺殺体が発見された。警視庁池袋署刑事課長の本宮は、捜査の過程で捜査一課長からある密旨を受ける。

都内の幼稚園へ赴任してきた神尾舞子。

第18回『このミステリーがすごい! 』大賞、U-NEXT・カンテレ賞受賞作! 私立百合ヶ原高校には奇妙な伝説がある。

大正の東京。 秘密結社「絞首商會」との関わりが囁かれる 血液学研究の大家・村山博士が刺殺された。

博覧強記の薬剤師・桑原崇の超絶推理が冴えわたる「QED」、 天才高校生の論理パズル「千葉千波の事件日記」、 橘樹雅が神話に隠された敗者の歴史を解く「古事記異聞」。

浅草東署には、やり手だが曲者の刑事が集まっている。新海悟もその一人だ。

明治三十年代初頭。古今東西の書物が集う書舗に導かれる、一人の若き女性。

出雲でのフィールド・ワークを終えた橘樹雅は、 「出雲の本質は奥出雲にある」という 指導教官・御子神伶二のひと言で、奥出雲へ向かうことに。

無二の親友は確定死刑囚だった――。司法の裁きと救済の意味を問う、哀切の社会派ミステリ! 囚人に仏道を説く教誨師の顕真。

金も仕事も住処も失った元エリート・溝端了 衛は20年ぶりに故郷に帰る。

浅草東署に配属された新海悟。小規模署ながら、やり手が集うと言われる署だったが、出会う人々は一癖も二癖もある難物ばかり。

Iターンプロジェクト担当公務員が直面するのは、 過疎地のリアルと、風変わりな「謎」――。

腕は確かだが難物ばかりが揃う浅草東署。その署で任に当たる新海悟には、二人の親友がいる。

1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。

第18回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作、待望の文庫化です! どんな紙でも見分けられる男・渡部が営む紙鑑定事務所。