仮名手本殺人事件
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
仮名手本殺人事件の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
海神惣右介シリーズ第二作。 本作も古典芸能が題材の本格推理小説。 舞台は歌舞伎座、梨園の世界。 華やかな世界の奥に秘められた暗澹たる闇があぶり出される。 豊富な古典芸能への造詣の深さ。 幾多の謎、不可解な遺留物。 王道の探偵小説の手法に、横溝正史を彷彿とさせる妖艶な景色も垣間見える。 息をつく間も無く、物語の世界にのめり込ませて続けてくれる、間違い無しの傑作である。 そして、読み終えてしまったばかりであるからこそ、次の惣右介・弦二郎の物語が心待ちで仕方ない。 稲羽白菟ー平成の終わりに颯爽と現れたミステリー界の貴公子が令和の世界で大きく羽ばたいて行く。 ☆ ☆ ☆ ☆ 本作の後フランスが舞台の傑作ミつねなたすステリ『オルレアンの魔女』(二見書房)が刊行されているのだが、《海神惣右介》の古典芸能シリーズは長らく登場していない。 そろそろ彼の活躍を拝見したいと思う今日この頃であります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作『合邦の密室』でも古典芸能をテーマに独自の世界観を見せてくれた著者。 今回は歌舞伎・仮名手本忠臣蔵をモチーフに、一層上質な和ミステリが展開されていた。 舞台上の殺人、劇場という大密室、客席に残された三枚のカルタ……といった、 ミステリ好きにはたまらない謎の数々が見事に昇華される、複雑かつ壮大な結末は圧巻。 本格ミステリーの王道を行く本作は、映像化しても映える華やかさもあるのではないか。次回作にも期待。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
事件の裏にある人々の確執や愛憎が、長い年月を経て最悪の形で結び付いて殺人事件になってしまう。 そんなあらすじですが、実際に読んでみると散りばめられた伏線が実に見事にまとまるので、読んでいてとても気持ちがよかったです。 作中で歌舞伎の演目が描かれていますが、まるで歌舞伎座でお芝居を見ているような気持ちになって 歌舞伎をみたことがなくても、楽しめました。 シリーズ2作目との事なので、作者の次回作がまた楽しみです。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|