風変わりな青年教授と助手の僕による推理小説を象った魔術師の物語。

京都の一角に佇む「桃枝骨董店」。

声の色が見える僕は、透明な君に恋をした。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

大好きな女の子が死んでしまった――という悪夢をみて起きた朝。 高校の教室に入った綜士は、ある違和感を覚える。

「賭けをしませんか?」と受話器の向こうの女は言った。 「十二歳の夏、あなたは初鹿野さんに恋をしました。

涙も笑いもすべて受け止めて。人をつなぐ和菓子の物語、完結 浅草に夏がやってきた。

自分で殺した女の子に恋をするなんて、どうかしている。 「私、死んじゃいました。

正太郎のもとに届いた衝撃的な写真。それは、心を通わせた愛犬の無残な写真だった。

名門大学を舞台に繰り広げられる殺人予告ゲーム。

友達の死から始まった苦い夏休み。僕らは、幽霊に導かれて旅に出た。

恋人の過去と繋がる一冊の交換日記。本当に好きだった。

第一次世界大戦直後のロンドン。クールな青年医師デリックは、戦地で傷を負って以来、検死官として働くように。

青春小説の旗手・天沢夏月がおくる、迷える高校生たちの物語。 タイムカプセルに入っていた「今の自分」への手紙。

藍の卒業を祝し、オカ研の面々は温泉に出かけることに。

西洋文化史の一側面――魔術思想を説く「魔学」の専門家。それが風変わりな青年教授、佐杏冴奈の肩書である。

二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。

「思わずスープが食べたくなる」と評判のスープ・ミステリー、第2弾です! 東京のとある場所で、早朝のわずかな時間に、ひっそりと営業しているスープ屋しずく。

ひとつきに二度、満月が見られるブルームーンの8月。17歳の僕は京都の嵐山にある祖母の家に帰省した。

僕は今でも君が好きだよ――映画化も決定、あの感動作が再びよみがえる! 不治の病「発光病」で入院したままの少女・渡良瀬まみず。

高校二年生になった正太郎。

―ぼくは、彼女が誰なのかわからない。

若くしてデビューをしたが、思うように読者に受け入れられず苦悩する、高校生小説家・千谷一夜。

泣いて笑って喜んで、妖怪と心でつながる家族の輪 迷家荘に新たな珍客現る!? 司貴&童子コンビの過去を知る"女の子の座敷童子"、迷える可愛いさとり少女、好々爺のぬらりひょん。

生きづらさを抱え、退屈な高校生活を送る僕に、ある日届いた１通のメール。

雪まだ深い春休み。大学生の森司は、来たるホワイトデイのことで気もそぞろ。

小学生の青斗が住む海沿いの田舎町には、ひとつの伝説があった。

ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。

高校の入学と共に僕・桐原綾人は「絶対に成功する」という思いで幼なじみの比良坂未緒に告白をし、見事玉砕した。

「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。

石橋を叩いても渡らない心配性の高校生・中崎夕也はある夜、七不思議を司る精霊・テンコと出会う。

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。

不可解な行動を取る妹に揺れ動かされる姉の心理を巧みに描く「小生意気リゲット」など、美しくどこか切ない読後感の短編集。

選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作　 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。

人にはポイントがある。ルックス、学力、コミュ力。

一流ホテルの厨房で、カリスマシェフの変死体が発見された。

妖怪嫌いなのになぜか「妖怪研究同好会」に所属中の皆人。

これは僕の失恋であり、同時に、初恋の物語だ。七草は引き算の魔女を知っていますか――。

これが私の幸福な結末。

最愛の人の死には三億円の価値がある――。壮絶で切ない最後の夏が始まる。

『座敷童子の代理人』の著者が贈る、痛快で摩訶不思議な中華ファンタジー! 空飛ぶ首と、首なし死体が暴く、宮廷のある秘密──。

他人の嘘が分かる、不思議な力を持つ高校生、藤倉聖。だが、全ての人の嘘が分かるわけではない。

失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。

泰山の裾野を切り開いて作られた綜国。十五になる沙夜は亡き母との約束を胸に、夢を叶えるため後宮に入った。

俊英久住四季の原点、傑作ミステリ復刊。

後宮女学院設立。しかしそれは、新たな火種を生む結果となってしまい……。

僕の人生は無色透明だった。日野真織と出会うまでは―。

喫茶店エメラルドに、金髪碧眼の美少年・ダニエルがやってきた。

さらば、愛しの座敷童子。

人々が少しだけ違う並行世界間で日常的に揺れ動いていることが実証された時代―両親の離婚を経て母親と暮らす高崎暦は、地元の進学校に入学した。

妖怪の集まるところに笑顔あり！　笑って泣ける、平成あやかし譚―― 作家として人生崖っぷちな妖怪小説家・緒方司貴が訪れたのは、妖怪と縁深い遠野の旅館「迷家荘」。

下級女官にもかかわらず突如緑峰から求婚を受けた沙夜。

新たな年を迎え、賑わいを見せる京都。

西洋文化史の異端の系譜「魔学」を説く、風変わりな青年教授。そして、不本意ながら先生の助手に収まったぼく。

なぜ少女は最愛の先生を殺さなければならなかったのか? 突如失踪した人気小説家・遥川悠真。

突如転校してきた森山燐は不治の病を患っていた。俺は彼女と共に、ライブを演り、最高の時間を共に過ごし…そして、燐は死んだ。