学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、恐ろしい場面を……。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

ミステリ界注目の新鋭によるシリ-ズ第一作有名画廊の社長が密室で殺された。

天賦の才能に恵まれ、華麗な私生活を送る世界的テノール歌手・藤枝和行。

孤独に暮らす老婆と出会った、大学生の総司。

スーパーの保安責任者の男と、万引き犯の女。

歌劇『トスカ』公演の真っ最中。プリマドンナが相手役のバリトン歌手を突き刺したそのナイフは、なぜか本物だった。

春夏秋冬と不審死が発覚!四人の人物がいずれも“完全犯罪完全指南”という裏ファイルに従い、物的証拠を残さずに遺恨ある相手を殺害したのだ。

「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリックのアイディアを、二億円で買ってほしい―スランプ中の作家のもとに、香坂誠一なる人物から届いた謎の手紙。

本格ミステリーの天敵、降臨! この男、事件を解決する気がまったくない。

仏・ランス大聖堂の南塔から男が転落、地上八十一・五メートルにある塔は密室状態で、警察は自死と断定した。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、 仮面の男・黒沼が所有する孤島での、 夏休み恒例のオフ会へ。

こじんまりとしたバーで、「わたし」が初対面の男から持ちかけられた、謎めいた“賭け"の行方は――推理作家協会賞受賞作を含む、技巧を尽くした短編集。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

「警視庁最悪の警部」が帰ってきた! 本格ミステリーの“お約束"をことごとく踏み荒らしてきた大癋見警部の、今度の獲物は芸術の世界──名画、名筆、名曲をめぐる事件に、今度はあの「芸術探偵」も参戦。

最後にもう一つ、呪いをかけるね。

東京で美術の非常勤講師を務める賢一は、田舎に住む弟の依頼で一人娘を一週間預かることに。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

元銀幕の大スター・片桐大三郎(現芸能プロ社長)の趣味は、犯罪捜査に首を突っ込むこと。

平和な休日、婚約者が突然怒り狂う。路上では外国人に殴られ、ファミレスでは麻薬取引現場に遭遇。

「援交探偵」上木らいちの元に、名門企業の社長から「メイドとして雇いたい」という手紙が届く。

十歳の誕生日を迎えたアリスは、父親から「極上の謎」をプレゼントされた。

若き天才女性ヴァイオリニストの凱旋コンサート会場からこつ然と消えた、時価数十億の伝説の名器。

村の駐在所勤務を夢見る浜中康平は強運で事件を次々を解決する群馬県警捜査一課の切り札。

『○○○○○○○○殺人事件』で鮮烈デビューした「奇才」による待望のメフィスト賞受賞第1作!上木らいちは援交をする高校生で名探偵でもある。

昆虫好きの、おとなしい少年による殺人。その少年は、なぜか動機だけは黙して語らない。

人生の中でふと湧き上がる、「野球」の記憶から切り出した9つの物語は、「人間」の人生そのもの。

町を歩くチンドン屋のシゲさんが吹くサキソフォンの音色に惹かれ、彼についていった僕。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。

東北の寒村・不亡村に、古くから伝わる「三つの奇跡」。調査に訪れた探偵の海老原浩一は、術を操る糸瀬家に翻弄される。

13の名画に隠された、驚きの謎、恐怖――秘密が明かされた時、あなたは戦慄する。

明治二十六年、杉山潤之助は、旧知の月輪龍太郎が始めた探偵事務所を訪れる。

予測不能な神業トリックを暴くのは、犯罪資料館の美人館長・緋色冴子。驚愕の推理力で、助手の聡と難事件に挑む。

この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。

学園裁判。暗号。

賢明すぎる読者諸君に告ぐ――これは伝説のミステリ奇書である。こんな本、ありか!? パロディありクイズあり迷路あり。

『最後のトリック』の著者による、芸術探偵シリーズ最新作! 創立十五周年記念公演を目前とした名門バレエ団に 公演中止を要求する脅迫状が届いた。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

自殺する理由がない男女が、次々と飛び降りる屋上がある。

メーラーデーモンを名乗る者から「一週間後、お前は死ぬ」 というメールが届いた後、殺害される連続殺人が発生! 「お客様」を殺された上木らいちは捜査を開始。

1944年6月6日、ノルマンディーが僕らの初陣だった。

「殺人計画書」通りに、不可解な状況で人が殺されていく。 いったい誰が「計画書」を書いたのか。

京都の街で次々起こる“シャーロック・ホームズ譚”見立て殺人事件。

犯行計画を立てただけなのに……どこからともなく名探偵がやってきた?完全犯罪をもくろむ殺人者は、誰にも見破られぬように犯罪計画を立てた……はずだった。

「伝説のSF作家が遺した未発表原稿『多世界の猫』を盗んでほしい。

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。

人工知能の研究者だった父が、密室で謎の死を遂げた。「探偵」と「犯人」、双子のAIを遺して―。

聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と何事もなく助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。

美術にまつわる犯罪を解決するために警視庁に新設された「美術犯罪課」。

「私は君たちにゲームを挑む」 すべてのゲーマー&推理小説愛好家へ。

警視庁の特別捜査対策室五係と、民間の「怪譚社」を舞台に全五話の連作短篇。

颯爽と空から現れ、犯人を捕獲する神出鬼没の“ドローン探偵”こと飛鷹六騎。ある日彼は、捜査中に両足を骨折。

之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。