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世界で一つだけの殺し方



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世界で一つだけの殺し方の評価: 5.00/10点 レビュー 2件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

世界で一つだけの殺し方の感想

 
 不可思議な現象の起こる街、ピアノコンサートが行われる動物園。 犯人はどんなトリックで犯行を行ったのか? 超絶技巧の殺し方!

芸術探偵シリーズの第五弾。 ハウダニットに傾倒した技巧派ミステリになっている。 世界で一つだけとタイトルにあるようにそのトリックは中々奇天烈、衒学と蘊蓄に耐えられるなら読む価値あり。

りーり
9EDFH0HC
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

世界で一つだけの殺し方の感想

著者の作品は、何かしらテーマを決めて他作では真似し辛い特異な作品作りをするので好みです。
本作はタイトルにある殺し方(ハウダニット)をテーマとした特異な存在となっております。他で真似できないような仕掛けの2つの物語です。

正直な所を申しますと衒学的な小説でした。専門知識の紹介が伏線となったり段階をおって読者を惹き込めればそれなりの仕掛けと驚きを得られそうな印象なのですが、短編なので心構えができないまま急に出てきた仕掛けに困惑します。これはかなり好みが分かれる作品かと思いました。

1作目『不可能アイランドの殺人』
何が起きているか分からない超常現象の作品。オカルト?ファンタジー?何なのコレ?と、心構えが分からず、どう感じたらよいか困惑の読書でした。読み終わると、あ、そういう事なんだ。一応ミステリだし、ハウダニットもなるほどな。と置いてけぼりを受けながら納得した読書でした。☆4点。

2作目『インペリアルと象』
前作でちゃんとミステリをするという事が分かったので心構えができての読書。ただ中身はクラシック音楽の薀蓄が披露されます。
クラシックは好きなので、私的には好みで楽しめました。ただ、これって興味ない人には目が滑る読書になるかと思います。。。

この2作目はとても好みでした。薀蓄もトリックに結び付きますし、音楽ミステリとしては作者の知識が披露された濃い作品となっています。
個人的には長編で読みたかった作品でした。☆7。

一般向けではない、ちょっとマニアックな作品でした。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
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