秘められた感情

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種別
長編
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あらすじ

1996年04月01日 秘められた感情 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

パスコー部長刑事は大学時代の仲間たちと五年ぶりに再会するため恋人エリーと二人でオックスフォードシャーの美しい村を訪れた。が、そこで目にしたのは惨殺された旧友たち三人の死体だった。四人目の友人で招待主のコリンは行方不明のため、殺人の嫌疑がかけられる。パスコーはダルジール警視の指揮下にある自分の署の連続空き巣事件を捜査する一方で、警官としての権限なしに村の殺人事件にも関わらずにはいられない。(「BOOK」データベースより)

評判

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No.1
(5pt)

パスコー部長刑事が警部に昇進

ダルジール&パスコーシリーズの、「社交好きの女」「殺人のすすめ」に続く第3作目になる。原題「Ruling Passion」やむにやまれぬ力強い感情で人の行動の最大動機となるもの=支配的感情は、アレグサンダー・ポープの『道徳論』の一節が冒頭に引用されている。パスコー部長刑事が休暇を過ごすために訪ねた、旧友コリン・ホプキンズ宅で3人の死体を自ら発見し、主人のコリン・ホプキンズは行方不明。地元警察はコリン・ホプキンズを容疑者として捜査に乗り出し、パスコー部長刑事は警察捜査官と、私人としての客観的立場で警察と異なる見解との葛藤が描かれる。さらに、前作「殺人のすすめ」で再会した大学時代の恋人、エリーとの仲が強まり婚約へと進むさま、警部への昇進の決定など多彩に発展していく。レジナルド・ヒルの前2作も同様ではあるが、謎解きとか設定とかのミステリーの範疇をはるかに超えて、個人一人一人の描写や執筆された時代の描写は「社会派小説」とも云える。パスコー警部が自ら殺人犯人を特定して解決に導き、最後にダルジール警視と「こういう仕事をしていると、客観的で非個人的になるのが簡単でしょう。いつもそうであろうと努力している。・・・・・・・・・・・・」エリーが口をはさんだ「昇進すると哲学のコースまでついてくるの?ソクラテスの時間に割り込んでごめんなさい。」これは、五つ星以上の傑作。
秘められた感情 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 秘められた感情 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151701524

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