探偵稼業は運しだい
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 | 2011年07月16日 探偵稼業は運しだい (PHP文芸文庫) 仕事を解雇され、やむなく私立探偵となった冴えない中年男、ジョー・シックススミス。口うるさい伯母に厳しく育てられ、いまだ独身。同居人は黒猫のホワイティ。無聊をかこつ彼のもとに、「一族の創設したゴルフ・クラブで不正をしたという疑いを晴らしてほしい」と、一族の跡継ぎが訪ねて来る。この相談が、まさか、こんなことになるなんて!CWA賞ゴールド・ダガー賞受賞作家が描くユーモア・ミステリ。 (「BOOK」データベースより) |
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| 正にタイトル通りのお話。 ホンマに運のエエお人ですねぇ、私立探偵のジョーは。 優秀な女性達に助けられて…また天性の勘…閃き…。 いや、本人もそれを自覚していない…で、うまいこと やり手の弁護士やら明晰な看護婦やらが最後は導いて くれる。 ダルジールシリーズを殆ど読破してしまったので、こ ちらのシリーズに手を伸ばしてまいましたが、物足り なさ感は大いにありますね。 | ||||
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| 作者から想像して、凄い本格ものかと思ったら、えらくライトスタッフで、びっくりです。ですが、何か、すいすいと（グイグイではなく）話が、進んでいきます。この人、書くのがめちゃめちゃうまい。謎は、全然大した事件でもないのに、えらく深いです。始まりでは、とても解けそうに感じられませんが、なんか、行き当たりばったりが、行き当たる主人公の特技が、裏っ側を掘り起こしちゃうんですね。とても軽い、軽いけど、正義とか、誠意とか、少々、おとぎ話かもしれないけど、人間として、信じたいものを大事にしてくれている感じがします。読後感とてもさわやかで、ちょっと得した気分です。 | ||||
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