シンデレラの罠

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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ

2012年02月28日 シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫)

わたし、ミは、火事で大火傷を負い、顔を焼かれ皮膚移植をし一命をとりとめたが、一緒にいたドは焼死。火事の真相を知るのはわたしだけだというのに記憶を失ってしまった。わたしは本当に皆の言うように大金持ちの伯母から遺産を相続するというミなのか?死んだ娘がミで、わたしはドなのではないのか?わたしは探偵で犯人で被害者で証人なのだ。ミステリ史上燦然と輝く傑作。フランス推理小説大賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

評判

シンデレラの罠の評価:

6.33/10点 レビュー 9件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.33pt

シンデレラの罠の総合評価:

7.52/10点 レビュー 44件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全5件 1〜5 1/1ページ
No.5
(7pt)

記憶喪失・入れ替りものの古典。一読の価値あり

1962年に刊行されたフランスのミステリー(東京創元社の2012年の新訳版)。火事で大火傷を負って救出された若い女性・ミは伯母の莫大な遺産を受け継ぐことになるのだが、同じ現場で焼死した若い女性・ドと入れ替わったのではないか? 火事の衝撃で記憶を喪失したミには、自分がミなのか、ドなのか自信が持てず、周囲の証言を聞くたびに揺れ動いてしまうという、極めてトリッキーな謎解きミステリーである。
物語は主人公が探偵・証人・被害者・犯人であるという衝撃的な構成で、しかも記憶喪失のため確かな証言が得られず、視点人物が替わるごとに事件の様相が変わってくる。物語の最後まで、読者は作者が繰り出す場面転換の妙に幻惑され、最終盤の謎解きでも疑心暗鬼に陥るのを免れない。蜘蛛の巣に絡め取られた昆虫の境地を味わされる。
記憶喪失・入れ替りものの古典的名作で、一読の価値ありとオススメする。

iisan
927253Y1
No.4
(7pt)

シンデレラの罠の感想


▼以下、ネタバレ感想

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氣學師
S90TRJAH
No.3
(8pt)

シンデレラの罠の感想

火災が起きた邸宅から発見されたのは一人の娘の遺体と全身に火傷を負った一人の娘。生き残った娘は記憶を失っていた。大金持ちの伯母の遺産相続問題。後見人の出現。生き残った私は誰?

いやはや、何ともややこしい。きちんと読まないと内容に振り回される。最後の最後の結末や、訳者あとがきを読んでもイマイチ分かったようで分からない。私は読後感がスッキリした小説が好きなのだが、それでも満足感は感じた。とても不思議な小説。

テルテル
9638XNHX
No.2
(8pt)

シンデレラの罠の感想

エンターテイメントだね。1962年にこのプロットを思いついた著者の勝利でしょう。あとは手にしたものがどう読むかで良いのではないですか。ミかドか答えがハッキリしなくては落ち着かない人には
これは辛い書き方ですね。一つ一つ拾って当てはめていくと誰を指しているか分かるでしょうが、それでも決定的ではありませんね。そこが良いのでしょうね。ラストに明らかになる本のタイトルの意味。
上手いなぁと思います。記憶喪失ネタはこれ以降沢山書かれたんでしょうね。でも、先に書いたものの勝ち。これ以上のものはあるんでしょうか?記憶にないなぁ。多分「さよならドビュッシー」もここからの発想なんだろうね。このようなオリジナルがなければ、あのようなプロットは生まれないだろうし。いろいろ影響を与えた作品なのは間違いないですね。語り継がれる作品であるからには一度は手にしておかなくてはいけないでしょう。満足するかどうかは別にして。( ´艸`)

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1
(7pt)

シンデレラの罠の感想

わたしは探偵で犯人で被害者で証人なのだ――。The Beatlesのデビューした年でもある、1962年のフランスミステリーです。「わたし」は記憶を失っており、その為冒頭に有る様な大混乱な状況が生まれてしまいました。いやー、何が何だか、とにかく読んで見て欲しい。新訳版は、創元とは思えない大きな活字で、凄く読み易い。翻訳物の読み辛さはまず感じませんが、作風のせいでクラクラします。結局最後はどっちなんだ!って、あとがきに煽られそうですが、私は普通にラスト2ページを受け入れたいと思います。逆じゃないと思うなぁ。

なおひろ
R1UV05YV

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.35
(3pt)

DNA鑑定のない時代のサスペンス

主人公の女性は火事で顔と両腕を大火傷し、瀕死の状態で見つかった。皮膚移植などをして命は助かったものの、頭を打っていたため、記憶を全て失くしていた。ジャンヌという大柄の年上の女性が主人公を迎えに来て世話をする。主人公のことをわがままで奔放でヒステリックな二十歳の女ミシェルだという。火事で幼なじみのドムニカが亡くなったらしい。主人公は自分がミシェルではなく、ドムニカなのではないかと疑う。ミシェルに対する嫉妬、ミシェルが莫大な遺産を相続するからミシェルになりすましていなくてはならないのだと。読者は主人公の女に同化して霧の中をさまよい歩く。4人の女の愛憎がからむ心理サスペンス。まあ当時は画期的だったろうが、現在はDNA鑑定があるからねえ…
シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488142060
No.34
(5pt)

早すぎた傑作。今こそ読むべし!

旧訳版は完全な「リドルストーリー」でモヤモヤしていたが、誤訳のためと知り、結末が、ハッキリ分かると評判の新訳版を購入。

結果、なるほど「真実」が分かる。

そして残酷な結末の意味も。

本作は、「私は、探偵で証人で被害者て犯人」という魅力的な設定が光る傑作である。

しかし、重要なのは「サスペンス小説」だと言う点。

そのためか、意外に評価の低いレビューが多くて残念だ。

どうも本格ミステリと勘違いして肩透かしを食らった方のレビューの様だ。

しかし、今やメトメールの様な騙しのテクニックが話題のサスペンスが流行している時代だ。

また謳い文句についても叙述トリックというより連城三紀彦の作品の様な「技巧」で成立しているので、この点も今の読者には受けるのでは無いか。

謎はシンプルで最後は、2択なので意外性は乏しいとも言えるが、後味の悪さは、どちらにしろキツイ。
嫌ミス好きにもお勧め。

という事で、今流行の超絶技巧サスペンス嫌ミスの原点と考えると、素晴らしい出来だ。

こうした傾向の作品が好きなミステリファンにお勧めだ。

なお解説は後で読むこと。
解説の「深読み」を、どう考えるかも面白い。
シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488142060
No.33
(2pt)

【ネタバレあり】訳者あとがきが驚くほど愚か。

訳者のあとがきがあまりに馬鹿げているので
異議を述べるレビューです。
記憶喪失の娘がミなのか?ドなのか?という正体を推理したくなる読者にとってはこの本は駄作です。
そもそも著者自体がそれほど辻褄を合わせようとしていないし、この作品はミステリーというよりはサスペンスと言える(P273、宙吊りのまま投げ出すかのような…)

そして、P278生き残った娘はミだったが、それを鵜呑みにするわけにはいかない…P279オーデコロンの名を知らなかったかもしれない、虚構なのかも…と述べるのであれば、この本の全文自体、鵜呑みにするわけにはいかなくなるでしょう。

宿帳の署名はミであれ、ドであれドムニカ名義で書けるが、オーデコロンの名を知っているのもイタリア語が理解出来るのも【ミ】なので娘の正体は【ミ】である。(これには自分の事をドだと思い込んでいるミも含む)

とはいえこの本は娘の正体を推理するより、後味の悪さ、気味の悪さを味わうサスペンススリラーだと思っている。
シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488142060
No.32
(3pt)

タイトルの意味はおしゃれ

主人公が被害者であり、加害者であり、証人であり、探偵でもあるという、一人四役を演じるミステリ。

主人公その人には、悪意はない、というのがポイント。なるほど、こうすると四役を演じられるのか、とは思うものの、この目を引く一人四役という煽り文句(?)が途中でネタバレをしてしまうのは否めず。

結末は、予想が付くので驚きは大きくはない。動機が何であったのか、はネタが割れるまで判然としないのだが。

本作品は、おフランスらしい味わいは堪能できるだろう。

タイトルの意味は、ラスト一頁で明らかになる。ここは、おしゃれ。
シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488142060
No.31
(5pt)

面白かった

おフランスの優雅な空気を纏わせたかのようなやわらかな訳。訳が天才的。呼称や散りばめられた伏線も素晴らしい。好き。
シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: シンデレラの罠【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488142060

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