死のオブジェ
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
死のオブジェの評価:
7.00/10点 レビュー 2件。 C ランク
死のオブジェの総合評価:
7.33/10点 レビュー 9件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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キャシー・マロリー・シリーズの第3弾。これまでの2作に比べるとミステリー要素が重視され、警察小説らしさが高まってきた作品だ。
ニューヨークの画廊でアーティストが殺害された事件が発生。市警には、12年前に同じオーナーの画廊で起きた猟奇殺人事件との関連を示唆する手紙が届いた。捜査を担当するマロリーとライカーのコンビは、12年前の事件を担当したマーコヴィッツが残した膨大なメモを手がかりに、美術界の裏側をこじ開けるように強引な捜査を進めていたが、なぜか警察上層部から捜査妨害を受けるようになった。壁が高くて厚いほど力を発揮するのが、マロリーの半分非合法な操作手法であり、嘘とはったりと度胸で関係者を揺さぶり、最後には美術界に横行する金儲け主義と芸術家一家の悲劇の真相を暴くことになる。
たぐいまれな美貌と天才的な頭脳と徹底的なモラルの欠如、というマロリー像は継続されているものの、本作では所々「マロリーらしからぬ」人間的感情をみせるシーンがあり、ライカーやチャールズとの関係、自分の過去への向き合い方などにも、これまでの「氷の女」一辺倒ではない変化の兆しが見て取れた。登場人物のキャラクターの変化が物語に深みを与えるという、シリーズものならではの楽しみが感じられた。
ミステリーとしての完成度はまだまだ今ひとつな印象だが、登場人物のキャラクターの変化を楽しむという意味でも、読み続けたいと思わせるシリーズである。