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たこやき さんのレビュー一覧

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レビュー数30

全30件 1~20 1/2ページ
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No.30:
(7pt)

狼の帝国の感想

映画になった「クリムゾンリバー」の作者の4作目。
この作品も映画になっているようで、お馴染みのジャン・レノが引退した刑事の役をされているそうですが、原作を読む限りではどうも主人公は記憶障害に苦しむアンナのようです。

パリで不法移民であるトルコ人女性が連続して惨殺され、パリ警視庁の殺人課のポールは、トルコ人街に精通している引退した刑事シフェールに協力を求めます。移民の世界や、トルコの極右組織などがからみ最初は身元すらわからい状況から少しずつ捜査は進んでいき、記憶障害のアンナの話と交わるまでは構成も面白く非常にスリリングです。

が、真相がわかってからの展開はちょっとあっけなく、エピローグにいたってはちょっとありえない結末だなと感じました。
殺人事件を追いかける若き刑事のポールが主人公だと思っていたので、意外な展開に驚きました。

登場人物が皆かなり極端な人たちばかりなので、ストーリーは面白いものの、感情移入しずらい物語でした。
狼の帝国 (創元推理文庫)
No.29: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

スノーマンの感想

最近は北欧のミステリーがたくさん翻訳されているようで、その質の高さにいろいろと期待してしまいますが、このスノーマンも期待に違わぬ物語でした。
北欧の社会や環境から考えるとサイコな犯罪と言うのはあまり考えにくいのかもしれませんが、動機づけといい構成といい、時間軸が時々あちこちへ飛ぶものの最後にはすっきりと疑問も解消され納得の結末でした。

しかし最近の北欧のミステリーは、問題を抱えた中年にさしかかる刑事と若い女性刑事のとりあわせが多いですね。何か問題を抱えている方が主人公として魅力的に描けるのかもしれませんが、同じようなパターンが多いなと思ってしまいました。
とても面白かったのですが、実は最初の方で犯人がわかってしまったので★を1つ減らしました。

ところで、シリーズの7作目と言うことですが、なぜ1作目から順番に翻訳しないんでしょうね?
出版社の都合なんでしょうけど、シリーズ物であるならやはり順番に出してほしいと思いました。
スノーマン 上 (集英社文庫)
ジョー・ネスボスノーマン についてのレビュー
No.28: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

青い虚空の感想

面白いと同時にとても怖い話だと思いました。
アメリカの盗聴や防諜については、昨年とても話題になりましたが、パソコンを使うものとしては個人情報はすでに色んなところに流れているかもと思っていたほうがよさそうですね。

専門用語が多く、ハッカーの言うところの一般人としては用語解説はありがたかったですし、コンピュータを通じてのやりとりは緊迫感があって非常に面白かったのですが、エンターテイメント好きの作者ゆえか犯人の動機や人物描写があまりにも極端で少し現実味に欠ける気がしました。
ハッカーを描くのなら、外国を平気で盗聴するような国家とかの巨悪相手の物語にしてほしかったなと。

主人公のジレットには共感できるのですが、この作者の十八番と言えるどんでん返しが多すぎて、そこまで一杯いれなくてもと思ってしまいました。



▼以下、ネタバレ感想
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青い虚空 (文春文庫)
ジェフリー・ディーヴァー青い虚空 についてのレビュー
No.27: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

白雪姫には死んでもらうの感想

1作目の『深い瑕』が非常に良かったのでその続編にあたる本作も読んでみましたが、今回は歴史的な背景はなく閉鎖的な小さな村での愛想劇?が元になっています。
死体すら見つかっていないにもかかわらず、その殺人容疑で10年ほど服役した男が出所し父親の待つ村へ帰ってくるのですが、それまでも嫌がらせを受けていたのにより極端な村八分状態となっていきます。状況に耐えられず数年前に離婚した母親が歩道橋からつき落とされるという事件まで起こりますが、事件後に越してきた女子高生が主人公に共感を持ち事件を調べ始めます。

それにしても村全体が悪意の固まりのようで、ミステリーとしてはとても面白いもののあまり気持ちのいい読後感ではありませんでした。当事者だけでなくその親達もですが、ちょっと酷すぎる印象でした。まともな人はいないのか?と思わずにはいられません。

そんな中でもシリーズとしてのオリヴァーとピアの警察官コンビについては、家庭的にも色々問題が持ち上がって人間関係にも色んな変化があり、続きが非常に気になるところです。

白雪姫には死んでもらう (創元推理文庫)
No.26:
(7pt)

宰領 隠蔽捜査5の感想

竜崎さんのようなキャリアがいれば、もう少し世の中マシになるのに・・・と思いつつ読みました。
くだらない上下関係やメンツにこだわらない、息子が悪い道にはまりかけても隠さない。
出世欲の固まりばかりのようなキャリアの中で、ひたすら爽やかに感じます。

ですが、現実にはこんな人いないでしょう・・・。新聞やテレビのニュースを賑わすのは全く逆の信頼を損ねるようなことばかりで、読んでスッキリするもののリアリティには欠けてしまいます。
せっかく出世にこだわらない竜崎さんですから、もっと大きな権力と対決してほしいですね。
宰領: 隠蔽捜査5
今野敏宰領 隠蔽捜査5 についてのレビュー
No.25: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

赤い夏の日の感想

1作目の『オーロラの向こう側』に続いてレベッカのシリーズ2作目です。
1作目は特に感じたのですが、翻訳の仕方のせいかもしれませんが、1人称だか3人称だかわかりづらい文章でいまひとつ感情移入ができず、またキリスト教にありがちな閉鎖的な田舎の物語とあって、不完全燃焼のまま読了しました。
2作目は心の傷の癒えないレベッカは直接の関係はないものの、人物描写が丁寧になり閉鎖的な社会で生きる人々の苦悩が非常に身近なものに感じられました。

北欧と言うとどうしても非常にリベラルなイメージを持ってしまうのですが、世界中どこの社会でも同じような葛藤が存在するのだと改めて思いました。キリスト教の世界だけでなく障害を持つ子どもたちの親やDVの問題、ひずみはいつも弱者へとしわ寄せが行ってしまうと言う悪循環。
事件は解決するものの救いのない結末は辛いものがあります。

出産休暇中のアンナ・マリア警部の日常が非常にリアルで働くお母さん達は非常に共感できるのではないでしょうか。
主人公のレベッカは踏んだり蹴ったりですが、まだシリーズが続くようなのでこれからどんな風に立ち直っていくのか、変化していくのかも気になるところです。
赤い夏の日 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
オーサ・ラーソン赤い夏の日 についてのレビュー
No.24:
(7pt)

フラッドの感想

非合法?の私立探偵バークのシリーズの1作目ですが、読み終えて非常に劇画的なイメージを持ちました。
『シティーハンター』のアメリカ版小説と言うか、必殺仕事人?的と言うか。本人も何度も刑務所に入っていて探偵ものとしては異色の経歴ですが、彼の兄弟達(仲間ですが)も個性的です。あれだけのメンバーが揃っていれば何でもありかなとは思いますが、事件の内容はアメリカの暗部を映し出しているようで、公的な力では裁ききれない悪人をやっつけると言う痛快感があります。

バーク自身も両親のわからない施設育ちと言うアウトローな存在なのですが、ちょっと現実離れしすぎてると思うところはあるものの、先を読みたくなるのは間違いないです。
フラッド (ハヤカワ・ミステリ文庫)
アンドリュー・ヴァクスフラッド についてのレビュー
No.23: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ナイルに死すの感想

淡々とした人物描写から始まる第一部。
登場人物はけっこう多く断片的な描写ばかりなのですが、意外とすんなり入ってきます。
そして中盤以降のエジプトで全員が揃い、そしてナイル遊覧の客船の中で殺人事件が起こるのですが、人物描写やれぞれの人物の葛藤が巧みに描かれます。

実を言うと割と早い段階で犯人もわかってしまいましたし、それに付随する他の出来事も前半の伏線でだいたいわかってしまったのですがそれでもやはり面白かったですし、切ない結末は秀逸でした。

また時代の違いも色々と感じさせられました。今の中東情勢を考えると当時のヨーロッパの富裕層には優雅な観光地だったのだなあと(今でも一部はそうかもしれませんが)。
人間の欲望や優越感、嫉妬といった感情ははかりしれないものだと感じると共に、貧乏暇なしの私自身が案外平和にいられるのは、あまり多くを持っていないからかも・・・と少しだけ自分を慰めてみました。
長いお話ですがお薦めです!
ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティナイルに死す についてのレビュー
No.22:
(7pt)

濡れた魚の感想

読んでいて、これはないだろう!とか、こんなのあり??と思うところは多々あるものの、先が気になり読む手が止まりませんでした。
ケルンでの事件がもとでベルリン行きを余儀なくされたラート警部。しかも殺人課ではなく風紀課の配属で本人は全然納得がいかずくすぶっていたところに殺人事件が発生します。偶然から被害者を知っていたラート警部は、被害者の身元を突き止められない殺人課の刑事達を横目になんとか花形部署へ行きたいゆえに勝手に単独捜査をはじめます。

ナチス台頭直前の1929年と言うあまりなじみのない時代ですが、あの頃の混沌としたヨーロッパの雰囲気が非常によくわかります。
同じ警察官の中でも考え方はそれぞれ違い、警察のありようも時代を考えると非常にリアルな感じがしました。

ミステリーの結末としてはしっくりこないところもあるのですが、きっとあの時代ならばこんな風にしか解決できなかっただろうと思います。
警部でありながら結構若い?ラートですが、かなり自意識が強い上に勝手な行動で墓穴を掘るようなタイプですが、彼なりの正義感は好感がもてます。

ナチスが完全に政権をとるまでこのシリーズが続くそうですが、何故民族至上主義に走っていったのか、そう言った歴史的な側面も含めて続きが非常に楽しみです。
濡れた魚 上 (創元推理文庫)
フォルカー・クッチャー濡れた魚 についてのレビュー
No.21: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

バーニング・ワイヤーの感想

今回は目に見えない電気が相手・・・物理的なことはさっぱりわからないのですが、ドアのノブに触れるだけで感電させるなんてことができるんだろうか?と思いながらも、グイグイ物語にのめりこみました。
さすがに物語の進め方が上手いし、魅力的な脇役もいて最後にはすっきり解決するところも非常に爽快なのですが、非常に映画的というかフィクション度合が強すぎると言うか、怪人二十面相を捕まえる明智小五郎のような感じで最初の頃よりもずっとリアリティがなくなってきたなと感じます。

カマロがなくなってどうするんだろうと思っていたら、コブラが出てきて納得。
最後は色んな意味で希望の持てる終わり方で、まだ続編が出るのであれば楽しみです。
バーニング・ワイヤー
No.20:
(7pt)

二度死んだ少女の感想

元保安官コークのシリーズの4作目です。
前作の話の流れから、保安官に復活しているのかと思っていたのですが、そうではありませんでした。
極寒の大晦日に1人の少女が失踪し、その数ヵ月後に遺体となって発見されることから始まる殺人事件。
今回は宗教色が強く、日本人には少しなじみにくい雰囲気となりましたが、アニシナーベ族が大いなる自然の中で感じる精霊などといわゆるカソリックの教えや信仰との対比は理解しやすく、それゆえに犯人が最初の方でわかってしまったので、ちょっとマイナスが多くなってしまいました。

二度死んだ少女 (講談社文庫)
No.19:
(7pt)

天使の帰郷の感想

3作目の『死のオブジェ』の最後が、続く・・・みたいな終り方だったので続けて読んでしまいましたが、ついにマロリーの出自がわかります。
3・4作目ともに事件の真相がわかっていく過程はとても面白いのですが、いかんせんマロリーが完璧すぎると言うかなんと言うか。事件もすごく派手で、映画向きの話だなと感じます。なんか主役のイメージが私の中ではアンジェリーナジョリーに変換されてしまって・・・・。
過酷な体験をしてきたのはわかりますが、子どもの頃のマロリーもやはりできすぎ感があってイメージしにくいし、警察と言う組織の中の話もマロリーにあまりにも都合よく展開しすぎている気がするのです。
ただ脇役がとても良くて、マロリーに振り回されているにもかかわらず、盲目的に彼女を助けてしまうのですが、それによって少しずつ変化していく主人公の描き方は上手いなあと思います。
マロリーの話よりも、マーコヴィッツを主人公とした物語でマロリーが子どもの頃の話なんかの方がしっくりくる気がします
天使の帰郷 (創元推理文庫)
キャロル・オコンネル天使の帰郷 についてのレビュー
No.18:
(7pt)

アマンダの影の感想

マロリーシリーズの2作目です。1作目の『氷の天使』よりはぐっと良くなった気がします。
登場人物が皆かなり個性的で、お話の中のチャールズの妄想であるアマンダの影はちょっとどうなの?とは思いますが、マロリーの極端な個性などはよく生かされていましたし、事件も含めて警察小説らしくなったのではないかと。少しずつマロリーの過去がわかるにつれ、彼女が心を閉ざしたままなのかと言うことも少しずつ明らかにされていくようです。
また彼女が人間的変に変化していく過程を感じられるのはシリーズものの良さなのかもしれません。
しかし、こつこつと証拠をつみあげて謎を解き明かすのではなく、あまりにも簡単にハッキングでなんでも解決できてしまうところは、小説としては些か面白みに欠ける気がします。
マロリーが倫理観からははずれたところにいると言うのはわかるのですが、それは警察官としての立場からであって、一読者から見る限りはそれほど欠如しているように思えないのはヘレンの愛情の賜物なんでしょうか?
2作目を読んでようやく続きが楽しみになりました。
アマンダの影 (創元推理文庫)
キャロル・オコンネルアマンダの影 についてのレビュー
No.17:
(7pt)

前世療法の感想

末期の脳腫瘍である10歳のジーモンが、前世で殺人を犯したと告白し実際にその場所で死体が見つかると言う、ちょっとオカルト系の始まりですが、最後まで読むとそう言ったうさんくささもそう言う事だったのかと納得がいきます(でもエピローグにはちょっと?がつきますが)
この作家さんは心理学とか精神分析?とかがすごく好きなようで、それをメインにしながらのサイコサスペンスが多いのですが、科学的な根拠がないわけではないでしょうけどちょっと物語が強引に進みすぎていく感じがしました。


▼以下、ネタバレ感想
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前世療法
セバスチャン・フィツェック前世療法 についてのレビュー
No.16:
(7pt)

悪童の感想

シリーズ物として順番に3作目まで読んできましたが、非常に好みが分かれるのではと思いました。
エリカがそれなりに活躍するのは1作目だけで後は夫であり警察官であるパトリックだけの話となるのですが、なんと言うか機能不全の家族の話ばかりが出てきて少し辟易します。
その最たるものがメインのストーリーとは全く関係のない妹のアンナの話だのですが、ちょっと読んでいて苛々してきます。
出産直後の大変さは妙にリアルで、そのあたりは女性ならではの感覚でしょうか。
特に日本の男性にはなじみにくい物語かもしれません。
ミステリーとしては緻密で謎が解けていく過程は面白いのですが、最後に『続く』みたいな終わり方はちょっといただけません。

悪童 エリカ&パトリック事件簿 (エリカ&パトリック事件簿) (集英社文庫)
No.15: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
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ナイトホークスの感想

正統派のハードボイルドで、いかにもアメリカ的な小説です。
一匹狼で美しいFBIのエレノアとの関わりも含めて、影のあるかっこいい中年の刑事。
ベトナム戦争の傷跡は半端なものではないでしょうし、人をおかしくさせるには十分ですが、それにしても暴力で何かを解決させようとするような考え方は、やはりアメリカ的としか言いようがないような気がします。
ミステリーとしてはとても面白く構成はすごく上手いと思いますが、何故かどの登場人物にも全く共感できません。

ナイトホークス〈上〉 (扶桑社ミステリー)
マイクル・コナリーナイトホークス についてのレビュー
No.14:
(7pt)

背後の足音の感想

ヴァランダーシリーズで邦訳されているものの中では最新の話ですが、彼の中年クライシスは止まるところを知りません。スウェーデンと言う国の背景を知るにはとても面白い作品ですが、あまりの悲哀っぷりにはちょっとどうなの?と思ってしまいます。
そこがこの作品の良さなのかもしれませんが。
信頼していた仲間が殺されて彼の秘密を追いかけていくのですが、なかなかその秘密にたどり着けない。
少しずつ真相がわかってくる過程はなかなか緊迫感があるのですが、いつも肝心な時に携帯わすてたりメモがなくなったりと、優秀なのにあまりにもポカが多すぎます。
もう少しミドルエイジの人達が元気になるように元気にしてあげても・・・と思ってしまいました。
背後の足音 上 (創元推理文庫)
ヘニング・マンケル背後の足音 についてのレビュー
No.13: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

パズル・パレスの感想

それなりに面白かったです。
多くの方が感じているように日本人の名前については違和感だらけですし、被爆者の子どもが障害を持って生まれたってのもなんだかある種の偏見にみつていますが、ミステリーとしてはなかなかよくできた物語だったと思います。
スーザンのような考え方がアメリカ人の大半なのかな(支配者側の常として)と思いますが、正義のためなら何をやってもいいと言う(殺人も含みます)アメリカ人の発想には全く共感できないし、タンカドの当初の目的とは違う結果になったのかもしれませんが、結末はちょっと胸のすく思いがしました。
今『オスプレイ』が問題になってますが、きっとこれも都合の悪いことは全て隠しての押し付けなんでしょうけど、アメリカ国民はそもそもなんでこんなに自分の国にテロをしかけられるようになってしまったのかって事を考えるべきなんじゃないの?と思ってしまいました。
パズル・パレス 上 (角川文庫)
ダン・ブラウンパズル・パレス についてのレビュー
No.12: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

震源の感想

終盤に至るまでは本当にテンションがあがりました。
真保さんの作品はどれも取材力?と言うか専門知識がすごく地学の勉強をわかりやすく教えてもらっているみたいで、去年の地震のことやなんかもそのまま現実のこととして色々考えさせられることがあったし、おまけに今日の新聞には『尖閣諸島国有化』なんて見出しもあって、官僚と呼ばれる人達も色々と大変なんだなあと思ったりもしてたんですが・・・。

▼以下、ネタバレ感想
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震源 (講談社文庫)
真保裕一震源 についてのレビュー
No.11: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

流星の絆の感想

さすがにヒットメーカーですね。テンポもよくサクサク読めました。
かなり前にも色々東野圭吾さんの作品は読んでいたのですが、作品の好き嫌いがけっこうあって、後味の悪い陰惨なものもけっこうあるのであまり頻繁には読んでなかったのですが、この物語はすっきりと終りましたね。
最後のどんでん返しについては、そんなのあり?と思ったりもしたのですが、そこは非常に上手くまとめられてたと思います。

▼以下、ネタバレ感想
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流星の絆 (講談社文庫)
東野圭吾流星の絆 についてのレビュー


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