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ジャム さんのレビュー一覧

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レビュー数504

全504件 221~240 12/26ページ

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No.284: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

神のロジック・人間のマジックの感想

外界から断絶された「学校(ファシリティ)」と呼ばれる謎の施設にぼくらは集まられ、そこで奇妙な共同生活と「犯人当て」をさせられていた。しかし、やがて一人の新入生が現れた時、学校に潜む「邪悪なモノ」が目覚め悪夢のような連続殺人が・・・。一体、犯人は誰なのか?そして、この学校は一体何のために作られたのか?これは、某有名作品とネタが見事にかぶっていてその意味ではカタルシスを感じられなかったのは残念だけど、「思い込みと操り」をテーマに複雑に練られているので「あの作品」よりミステリ的にはこちらのほうが上だと思いました。

神のロジック 人間(ひと)のマジック (文春文庫)
No.283:
(7pt)

ユリ迷宮の感想

名探偵二階堂蘭子が活躍する中短編集。おすすめは館消失のトリックが光る「ロシア館の謎」。
ユリ迷宮 (講談社文庫)
二階堂黎人ユリ迷宮 についてのレビュー
No.282:
(8pt)

ペガサスと一角獣薬局の感想

柄刀一は、奇跡を演出する作家である。本作「ペガサスと一角獣薬局」では、到底有り得ない神話上の生き物である龍、ユニコーン、ペガサスなどをさも実在する存在であるように読者に魅せてくれる。さらに生命を甦らせ人を若返らせる存在しえない館すら柄刀の手によればお手のものなのである。勿論、その裏に隠されているのは本格ミステリとしての論理的で魅力的な解決だ。そして、最後の一行に仕組まれる鮮やかな企みにも読者は幻惑されるに違いない。


ペガサスと一角獣薬局 (光文社文庫)
柄刀一ペガサスと一角獣薬局 についてのレビュー
No.281: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

黒い仏の感想

追悼・殊能将之。名探偵石動戯作はベンチャー企業の社長に依頼されて、大昔僧が唐から持ち帰ろうとした秘宝探しに助手のアントニオとともに福岡の古びた寺へ調査に向かう。一方、同じころ福岡市内では身元不明の男性の死体がアパートの一室で発見されていた!この文字通り「とんでもない真相」には大いにたまげるとともに麻耶さんとは別の意味でのミステリに対するアンチテーゼを示すやりかたに大いに感心しました。こんな傑作をミステリ界に投じてくれた殊能さんの新作がもう読めないかと思うと本当に残念でなりません。ご冥福をお祈り致します。
黒い仏 (講談社文庫)
殊能将之黒い仏 についてのレビュー
No.280:
(7pt)

彩紋家事件の感想

(前篇 極上マジックサーカス)四代悲劇の序章、彩紋家事件開幕!とにかく、一族の登場人物が過剰なまでに多いです!

(後編 下剋上マスターピース)彩紋家事件、解決。半端ない大量殺人の真相とは?流水ならではの大がかりなトリックに驚きました!

彩紋家事件 後編 下克上マスターピース (講談社ノベルス)
清涼院流水彩紋家事件 についてのレビュー
No.279:
(6pt)

十一月は天使が舞い降りた見立て殺人の感想

文化祭を前に次々と起こる怪事件!そして、ついに起こるは不可解な死体消失だった?十月編に続いてやや軽めの印象を受けましたが、最後のアレには驚きました(笑)というか、伏線をまたしても覚えてなかったので「八月編」の該当箇所を読み返すとほんとに張られてましたね(笑)このシリーズ、間を置かずに一気読みしたほうがいいかも(笑)
十一月は天使が舞い降りた見立て殺人 私立霧舎学園ミステリ白書 (講談社ノベルス)
No.278:
(7pt)

どすこい。の感想

パラサイト・デブ」、「すべてがデブになる」、「土俵リング・でぶせん」などベストセラーミステリのパロディ満載の笑撃の「力士ギャグ小説」!普段の京極小説との格差の激しさには呆気を取られましたが、こういうのもアリなんじゃないかなと思いました(笑)頭の中が力士でいっぱいになって、読み終えた時は思わず「ごっつあんです」と叫びそうになりました(笑)
どすこい。 (集英社文庫)
京極夏彦どすこい。 についてのレビュー
No.277:
(7pt)

踊るジョーカーの感想

ミステリ史上もっとも気弱なひきこもり名探偵「音野順」登場!「謎はすべて解けた・・・かもしれません」など自信なさげにお弁当片手に事件現場へ足を踏み入れる彼と友人のミステリ作家白瀬。ユーモアだけではなく、ミステリ的にも「物理の北山」らしく凝った物理トリック満載の短編集でした!
踊るジョーカー (名探偵音野順の事件簿 ) (創元推理文庫)
北山猛邦踊るジョーカー についてのレビュー
No.276:
(7pt)

魔法飛行の感想

大学生、駒子シリーズ第2弾。加納さんのこの優しい世界観、好きです。
魔法飛行 (創元推理文庫)
加納朋子魔法飛行 についてのレビュー
No.275:
(7pt)

監獄島の感想

(上)長編第2作。島での豪華絢爛な連続殺人事件の開幕!

(下)ベルトランが解き明かす驚愕の真相!冒険ものとしても、愉しめた。

監獄島(上) (光文社文庫)
加賀美雅之監獄島 についてのレビュー
No.274:
(6pt)

火事と密室と、雨男のものがたり In The Wake Of Poseidonの感想

純菜シリーズ第2弾!引きこもりの雨男、南部登場!
火事と密室と、雨男のものがたり (講談社ノベルス)
No.273:
(7pt)

眼球綺譚の感想

綾辻行人第1短編集の角川文庫改訂版!「由伊」が織りなす7つのミステリテイストのホラー短編たち。「再生」、「特別料理」、「バースデー・プレゼント」、そして表題作の「眼球児島都さんによる綺譚」が特に良かった。
同時発売された児島都さんによる漫画版も良し!こちらには綾辻さん原作のオリジナル「人間じゃない」も載っています。
眼球綺譚 (角川文庫)
綾辻行人眼球綺譚 についてのレビュー
No.272:
(7pt)

暗黒童話の感想

乙一初長編ホラー。記憶喪失の少女が移植された眼球に移った光景を求め、旅に出る話。全体的に暗くてグロかったけれど、今回も最後に救いがあって良かった。でも、浦賀さんの小説が好きな自分にとってはこういう暗黒系の話もけして嫌いじゃないです(笑)
暗黒童話 (集英社文庫)
乙一暗黒童話 についてのレビュー
No.271: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

密室殺人ゲーム2.0の感想

「続編不可能」と思われた前作の結末からどうつながるのか気になって続けざまに読んだが、成程の展開。個人的には2作目のほうがトリックの難易度、奇抜さが抜けているのでこちらのほうが好みか。特にシリーズ読者の心理の逆手をとったトリックが炸裂した「相当な悪魔」が良かった。第3作にも期待大。
密室殺人ゲーム2.0 (講談社文庫)
歌野晶午密室殺人ゲーム2.0 についてのレビュー
No.270: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

水の迷宮の感想

「美しすぎる結末」に賛否両論あるようですが、自分的には「夢のある話」でいいなあと思いました。また、ミステリ的にも緻密な構成と伏線が光る石持ミステリの現時点での最高峰だと思います!これを読んだら、なんか水族館行きたくなってきたなあ(笑)
水の迷宮 (光文社文庫)
石持浅海水の迷宮 についてのレビュー
No.269: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

探偵映画の感想

映画を巡るミステリー。映画好きにおすすめ。
探偵映画 (文春文庫)
我孫子武丸探偵映画 についてのレビュー
No.268:
(7pt)

三姉妹探偵団5 復讐篇の感想

名門女子高に通うお嬢様の誕生日パーティーの最中に彼女のひそかな恋人が殺された!次女夕里子の企みにより女子高に「教師」として潜入捜査することになった綾子だが、捜査そっちのけで「教職」に生きがいを感じ始めるようになったかものだからさあ大変!綾子の鈍感教師ぶりが笑えるとともに、ただ「熱血」なだけの教師よりも綾子のような「生徒目線」で物事を考えられる人のほうが教師に向いているのではと思いました。金八先生も真っ青?な感動のラストも良かったし(笑)
三姉妹探偵団〈5 復讐篇〉 (講談社文庫)
赤川次郎三姉妹探偵団5 復讐篇 についてのレビュー
No.267:
(7pt)

戻り川心中の感想

日本推理作家協会賞受賞の表題作ほか美しきミステリの結晶を集めた短編集!
戻り川心中 (光文社文庫)
連城三紀彦戻り川心中 についてのレビュー
No.266:
(7pt)

クドリャフカの順番の感想

「古典部」シリーズ第3弾!文化祭で起こる「十文字」事件の真相とは?今回は古典部の4人それぞれの内面が描かれる多視点を起用したことにより、それぞれの個性はもちろんそれぞれの目から観た文化祭が描かれ物語の幅が大きく広がったのが良かったです!てか、こんな文化祭あったら行ってみたいです(笑)
クドリャフカの順番 (角川文庫)
米澤穂信クドリャフカの順番 についてのレビュー
No.265:
(7pt)

人面瘡の感想

大横溝は短編も傑作揃い。収録作では特に長編にも劣らぬ論理が光る「湖泥」が好み。他に「蜃気楼島の情熱」、「蝙蝠と蛞蝓」も傑作。
人面瘡 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史人面瘡 についてのレビュー