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なおひろ さんのレビュー一覧

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レビュー数128

全128件 81~100 5/7ページ

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No.48:

流

東山彰良

No.48:
(8pt)

流の感想

第153回直木賞受賞作。台湾を舞台にした青春、恋愛小説です。序盤で殺人事件が起きますが、ミステリーとは分類出来ないくらいそこに力点が置かれていない印象。それよりも、主人公のやんちゃぶりと純情ぶりに、そして祖父を思う気持ちに引きずられて一気読みでした。ただし、名前の漢字が読めないですねぇ。形で覚えるしか無かったです。重くて熱くてそして深い、良い作品でした。
流
東山彰良 についてのレビュー
No.47: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

シャドー81の感想

時代はベトナム戦争末期、事件は戦闘機による航空機ハイジャックであります。前半の準備段階からすでに面白く、身代金強奪方法から逃亡方法まで十分楽しむ事が出来ました。先が見えない、どこへ向かうのか分からない展開を、是非多くの冒険小説ファンの方に体験していただきたいと思います。

▼以下、ネタバレ感想
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シャドー81 (ハヤカワ文庫NV)
ルシアン・ネイハムシャドー81 についてのレビュー
No.46: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

閉鎖病棟の感想

著者の作品は初めて読みましたが、随分優しい視線で書かれており感動的でした。ミステリーだと思っていたので、事件が起きるまで長いな、と思ってましたが違いましたね。それぞれの患者にも同情すべき事情がありますが、患者の家族の苦悩にも共感出来、少々複雑な思いにもなりました。
閉鎖病棟 (新潮文庫)
帚木蓬生閉鎖病棟 についてのレビュー
No.45: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ラバー・ソウルの感想

延々と続くストーカーの描写にかなり辟易とする。そして、このまま進めばどんなオチが付くのか?と考えていたら、ラストは途中で想像出来ましたね。少々長いですが、オチを引き立たせるには必要だったのでしょうか。確かに真相は哀しい余韻が有りましたが。
それにしても、この様な独白形式の表現を使った構成は、昔から井上氏は好きですね。まずまず面白かったので、厚さにビビらずぜひお試しください。最後に一つ。このカバー素晴らしすぎます、最高。
ラバー・ソウル
井上夢人ラバー・ソウル についてのレビュー
No.44: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

BT’63の感想

SF的設定を使った父と息子の物語。サスペンスと涙に溢れたストーリーは、あざといがかなり面白い。少々長く、途中まで何が言いたいのかよく分からなかったが、現在苦境にある息子を父の過去が救うと言う解釈で良いのでしょう。そして、過去は変えられ無いのか、それとも?
SF,サスペンス、親子、恋愛、企業、銀行、全ての要素をぶち込んだエンターテイメント。結局は裏表紙に書いてありました。「物語」のすべてがつまった圧倒的大作と。おススメします。
新装版 BT’63(上) (講談社文庫)
池井戸潤BT’63 についてのレビュー
No.43: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

盤上の敵の感想

本当の悪意に出会った時、人はどう立ち向かう事が出来るのか。逃げても逃れられない相手も居るかも知れない。怖くて読み進めるのが辛かったです。
序盤の淡々とした描写が逆に不穏な感じを出していましたが、後の展開は全く予想外に進みましたね。終盤は二転三転で先が気になり、最後まで一気読みでした。
整合性の取れた良く出来たミステリーだと思いますが、ご都合主義の展開部分も多く(特に警察の扱いは酷過ぎませんか?)、奥さんの過去のパートが楽しくは読め無い事もあり、やや減点です。
すっかり騙されて驚けることは間違いなし。減点で8点ですから、傑作と言える作品です。
盤上の敵 新装版 (講談社文庫)
北村薫盤上の敵 についてのレビュー
No.42: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

オレたちバブル入行組の感想

ドラマは見ておりませんので本作のみの感想ですが、さすがの面白さと言えると思います。こんなサラリーマンは銀行に限らず居ないでしょうが、作中に思わずうなずいてしまう言葉が多く、ただの荒唐無稽とのバランスが良いですね。
半沢の非情さ、奥さんの勝手さ、ラストの決着の付け方。単純な爽快感だけでは無い感情が生まれましたね。次作も読んだら、ドラマも見てみようと思います。ミステリーでは有りませんが、おススメです。
オレたちバブル入行組 (文春文庫)
池井戸潤オレたちバブル入行組 についてのレビュー
No.41: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ナイルに死すの感想

登場人物が多いが、書き分けが出来ているのであまり混乱はしなかった。それぞれの人物にも隠された背景があり、人間ドラマがしっかりしています。また、ナイル川の描写が素晴らしく、映像で見たくなりましたね。ミステリーとしても、もちろん素晴らしい出来。犯人と動機は検討が付いたのだが、トリックは全然分からなかった。やはり読むべき名作じゃないでしょうか。おススメします。
ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティナイルに死す についてのレビュー
No.40:
(8pt)

葬儀を終えての感想

登場人物が多く、序盤は読み辛かった。慣れて整理されて来ると、全員が怪しく感じられて、犯人は全く分かりませんでした。綺麗に伏線が回収され、明らかになった意外な犯人。トリックも少々強引ながら、フェアの範囲でしょう。クリスティの本格推理が楽しめる佳作です。もう少し派手な展開だと傑作と呼ぶんですけど。
葬儀を終えて〔新訳版〕 (クリスティー文庫)
アガサ・クリスティ葬儀を終えて についてのレビュー
No.39:
(8pt)
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ゼロ時間への感想

クリスティの作品の中でも高評価の本作は、さすがの面白さでした。序盤からの伏線が回収され、終盤のどんでん返しに見事に集約されて行きます。事件がなかなか起きず、その後トリックも犯人も良く分からず読んでましたが、人間ドラマがメインにある感じでしょうか退屈しませんでした。犯人像は現代的ともいうべき物で、いつの時代にもこんな奴いたんでしょうね。ラストも個人的には好きな終わり方。ミステリーの女王の名に恥じない作品でありました。
ゼロ時間へ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティゼロ時間へ についてのレビュー
No.38: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

レーン最後の事件の感想

ドルリー・レーン四部作を読み終わりました。Xから順に読んで本当に良かった、正に衝撃のラストでしたね。単純に面白いかどうかと言う表現は出来ないです、それだけレーン氏の魅力に惹かれてしまったと言う事でしょう。いずれにせよ、オチを知らずに読めて良かった。
単独の作品としては地味でもう一つな感じですが、シリーズラストとしてとらえれば評価は変わります。今作だけなら7点、最終章と考えれば9点という印象です。なので、8点としたいと思います。
願わくば、まだまだレーン氏の事件簿が読みたかったです。Xの時みたいに、変装とかして格好良く輝いてる姿の、そしてまだYの事件が起きる前の。
レーン最後の事件 (角川文庫)
エラリー・クイーンレーン最後の事件 についてのレビュー
No.37: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

開かせていただき光栄ですの感想

18世紀のロンドンを舞台にした本格ミステリーです。翻訳ものみたいな文体ですので、不慣れな方は読み辛いかも知れませんが、コレは面白いですよ。
もっと重苦しいかと思いましたが、案外ユーモアのある軽快な雰囲気で、結構読み易かったです。冒頭から死体が増殖する謎に、どんな展開になるのかグッと引き込まれます。終盤二転三転の展開は、誰が何を隠しているのか真相がなかなか見えない。そしてたどり着いたラストは、あまりにも意外。
物悲しい雰囲気が漂う少々長い話ですが、ミステリー好きなら是非読んでみて欲しい。良く出来た素晴らしい作品でございました。
開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)
皆川博子開かせていただき光栄です についてのレビュー
No.36: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

笑う警官の感想

警察小説の古典に挑戦、と言うつもりで読みましたが、意外と古さを感じず逆に拍子抜け。強いて言えば、こんな大事件にしては捜査員が少なすぎませんか?とは思う。序盤何だかさっぱり分からない事件が、終盤ドンドン解決へ向かうのは、なかなか爽快で良かったです。犯人逮捕場面も秀逸。また、刑事たちのキャラもみんな割と濃くて、書き分けが良く出来てますよね。
ただ、作品全体を覆う暗い雰囲気と、人名か地名かも分からなくなる固有名詞にぐったり疲れました。本作は、名作に相応しい素晴らしさと認めますが、きっとシリーズの他作品は読まないでしょう。
刑事マルティン・ベック  笑う警官 (角川文庫)
マイ・シューヴァル笑う警官 についてのレビュー
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(8pt)

樽の感想

アガサ・クリスティから始めて、海外古典ミステリーに挑戦してます。本作は、冒頭から終盤まで3人の警官、探偵の捜査が淡々と続きます。地味ですが、意外と退屈せずに読めました。犯人は早めにほぼ分かり、そこからアリバイ崩しの古典としての展開となりますが、ラストはビックリ。1点アップで8点としたいと思います。
古き良き時代と言う事でしょう。現代ならこの犯人速攻で捕まっていますね。新訳は入手できなかったのでそこは残念でしたが、なかなか面白かったです。ミステリー初心者以外の方におススメ。
樽【新訳版】 (創元推理文庫)
F.W.クロフツ についてのレビュー
No.34: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ダークゾーンの感想

異空間を舞台にしたファンタジーバトルと現実世界が交互に描かれます。主人公は必死さは伝わりますが、感情移入は出来ないタイプ。しかもバトルのルールの把握も必要なので、結構疲れました。とは言え、勢いと迫力で一気に読まされます。さすが貴志祐介。
オチも好みでは無かったですが、裏表紙に最初から書いてあります。
「人間精神の暗黒面を抉る非情のエンターテインメント。」覚悟して読んで下さい。
ダークゾーン
貴志祐介ダークゾーン についてのレビュー
No.33: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

予告殺人の感想

本作はミス・マープル作品では非常に評価が高い様です。とても面白く、最後まで犯人も分からなかったので、楽しめました。登場人物が多く、また年齢が近い人達なので、分かりづらかったのが少し残念。
悲しい事件でした。犯人は身勝手な犯罪を犯した訳ですが、最後はそんな感想を持ちましたね。
予告殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティ予告殺人 についてのレビュー
No.32: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

グラスホッパーの感想

非常に面白かったですね。伊坂作品では、1、2を争います。登場人物は殺し屋ですから、正義やモラルは関係ありません。その為、感情移入する事無く展開を見れますので、伊坂節のセリフにもイラつかず素直に楽しめました。ただ、唯一気に入らないのがラストシーンに出る人物のキャラでした。列車が長すぎるって言うから、まあ良しとするか。
グラスホッパー (角川文庫)
伊坂幸太郎グラスホッパー についてのレビュー
No.31: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

震える牛の感想

コレは面白かったですね。ジャンルは社会派警察小説ですが、色々知らない事が勉強できた様な気がしました。ミステリーとしては、犯人の動機や犯行方法等に若干不満を感じます。また、ラストの展開からエピローグにかけて、好き嫌いが分かれるかも知れません。私は好みでは有りませんでした。しかし、さすがのベストセラー作品で、考えさせられつつ一気に読ませる。おススメです。
震える牛 (小学館文庫)
相場英雄震える牛 についてのレビュー
No.30:
(8pt)

黒龍の柩の感想

北方謙三による歴史物を読むのは初めてでした。新撰組、土方歳三が題材ですが、常に死が隣にあり破滅へ向かうと言う世界は、北方作品の舞台として相性が良いですね。
史実とはかなり違う様ですが、良く知らないので、私にとってはこれが土方歳三です。とにかく格好良い。後半どんどんスーパーマン化して行くのがナンですが、他の人たちもみんな(西郷以外)気持ちの良い男ばかりでしたので、是非多くの方に楽しんで欲しい。ラストも個人的には有りだと思います。
黒龍の柩 (上) (幻冬舎文庫)
北方謙三黒龍の柩 についてのレビュー
No.29:
(8pt)

陽気なギャングの日常と襲撃の感想

伊坂作品は表面上明るくても芯が暗くて重いので、好きな作品が少ない。いつも病人や障碍者が出て来るし、良い人はすぐ死んじゃうしね。しかし今作は楽しくて相当良いです。荒唐無稽で都合が良すぎる展開は、馬鹿にされてる様な感じもしますが、深く考えず笑って読めば良いと思いますよ。
ゴールデンスランバーや死神の精度の様な完成度では有りませんが、今作はおススメです。先に前作を読めば更に楽しいでしょう、是非続編希望ですね。レビュー150本目。
陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)
伊坂幸太郎陽気なギャングの日常と襲撃 についてのレビュー