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なおひろ さんのレビュー一覧
なおひろさんのページへレビュー数586件
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著者初読み。別々の国で起きた事件5編が収められた短編集。1話目で驚き、2話目で呆れて2か月放置。気を取り直して再開したが、3話目で目が点になり、4話目はゾッとした。ただ、5話目の必要性があまり理解出来なかった。ミステリーとしては動機を推理するタイプの作品で、全て意外な理由で良かったと思う。クローズドサークル的設定なので容疑者が少なく、犯人当てに良いかな。文章も凝っていて面白いんだけど、美文と言うよりは読み辛い文だと感じた。力作でしたが、自分の好みとは方向性が違ったんでしょう。向きが合う方は痺れると思うよ。
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作者の初期短編集。書かれたのは今から20年くらい前になります。作者は前書きで結構謙遜していましたが、バラエティーに富んでいてそれなりに面白かったです。ただ、表題作は特に私の嫌いな「イヤミス」で、楽しい気分にはなれずやり切れない気持ちになった。
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かなり面白かったです。前半は特に登場人物達の背景や心情が書かれておらず、何とも言えない不安感を覚えた。それに作中作も不気味で不穏な設定が多く、短い話ながらもキリっとしてる。バブル崩壊直後の時代設定になっているのも、閉塞感がありユーモアを全く感じ無い主人公には合っていたと思います。そして作者らしい皮肉の効いた結末、後味の悪さはいつも通り。ミステリーとしての仕掛けも良く出来ていたんで、読んで損は無いと断言します。300冊目。
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第9回本格ミステリ大賞受賞作。辻真先と言えば、30年くらい前に「迷犬ルパン・シリーズ」とか、「トラベル・ライター瓜生慎シリーズ」等、随分夢中になって読んだもんです。久しぶりでしたが、老先生の力作に感服でございます。戦中から現代に至るまでの大河ドラマで、主人公は作者の分身の様に各時代を懸命に生きている。そのストーリーを楽しめば良い、そう思います。ミステリーとしては、まあトンデモな感じですが。「作者は読者に嘘をついてはならない。だがすべての事実を明かすこともない」「フェアプレーであればいいんだ」だ、そうです。
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「サブマリン」を読む予定は無いですが、何となく積読本から手にしました。純粋に面白かったです。ミステリーとは少し違いますが、分類不能な娯楽小説?で良いのでしょう。最初は陣内がウザすぎて読むのが辛かったですが、慣れてしまうと周りが許しているのが分かる気がしたりして(笑)。各話それぞれ語り部の視点が違うのですが、陣内の視点は有りません。その為「陣内」とは、本当は実在して無くて、みんなの夢に出て来る想像上の人物みたいに思えました。それ位むちゃくちゃで、結果オーライな人です。この人の話は確かにもっと読みたくなるな。
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著者初読み。上巻はほぼ証言と手紙だけで構成されており、読み易いがつかみ所が無かった。下巻のどんでん返しへの振りだと思ったので、どうなるのか楽しみにしていたのですが。全体を通して、30年前の事件についての話なので、危機感や緊張感が感じられない。また、登場人物に魅力を感じず、証言(自白?)を迫るばかりの展開が退屈でした。とは言え、隠されていた真相は結構ビックリしましたし、読み易かったんで、5点位でしょうかね。
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著者初読み。かなり面白かったですね、もっと早く読めば良かった。テーマは重いし、主人公の過去の犯罪は決して許せないので満点とは言えませんが、途中で読むのが止められない作品でした。冒頭のシーンからラストの真相まで予想の範囲で、驚きはあまり有りませんでしたが、リーダビリティに優れていると思います。第三章は秀逸ですし、法廷場面も引き込まれました。キャラ造形が上手いんでしょうね、印象に残る人が多くて、他の作品が凄い読みたくなりました。
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著者初読み。第52回江戸川乱歩賞受賞作。シベリア抑留体験を綴った手記部分には迫力を感じ、これを伝えたいと言う気持ちは良く分かった。ただ残念ながら、2つの視点で進むうちの編集者パートの必要性が中途半端で、後半何してるのか分からなくなる。ミステリーとしても、犯人の動機、被害者の行動共にしっくり来ず、最初は素人探偵ものかと見えて、途中から警察小説になると言う、どうにもヘンテコな作品でしたね。真面目に、誠実に書いてあるとは思うんですが、作中作の形式含め、詰め込み過ぎなのかな?最初面白かったんで、少し残念。
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著者初読み。特殊能力ものですが、前半は普通の警察小説でした。序盤すごい面白かったのですが、中盤からぐっと様相が変わって来ます。どう決着を付けるのか?一気に読まされました。結構皆さん評価は分かれていますが、私は面白かったと思いますよ。登場人物の行動が少々不自然に感じるのは確かですが、先を読ませる筆力はあると思いますし、ラストも許容範囲だと思います。この小説が終わったその先のその先が知りたい。気になる作家さんがまた増えてしまいました。
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予知能力者が出て来るSF味の連作短編集です。各話の主人公は未来有る若い女性達で、そこに予知能力者が絡んでくると言う訳ですね。軽く読めて、ハートウォーミングなストーリーで、とても面白かったです。たまには、優しい気持ちになれたり、切なくてグッとくる様な話も良いですよ。最後の話は、結構サスペンスの緊張感が有りましたから、ゆるゆるだけでも無いし。エロとかグロとか後ろから殴られた様なトリックとか、そう言うの要らない時におススメします。箸休め的佳作。
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著者初読み。第18回松本清張賞受賞作です。時代小説は普段全く読まないので、本作が有りがちなのか、異端なのかは分かりません。ただ、余りにも重く、余りにも切なく、本当に悲しいお話でした。予備知識無しに読み始めたので、どんな事が起きるか全然知らなかったのですが、青春小説だったんですね。ミステリー要素も有りますが、エンターテイメントとして面白かったとか、楽しめたとは言えず、息が詰まる様な作品でした。秀作。蛇足ですが、文庫で読まれる方は、巻末解説先に読まない方が良いですよ。作品内容が最後まで全部書いてありますから。
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著者初読み。読了後しばらく茫然として、やっと正気に戻った。最初の印象は、面倒くさい、です。一人称ハードボイルドで、高校生が主人公では違和感が有りすぎに感じました。その上友人達も随分個性的で、リアル感が無かったし。しかし人間は何にでも慣れるもので、段々とストーリーに引き込まれて、面白くなって来たな、と思ったんですが。ラス前のシーンでの会話が、何を言ってるのか良く分からなかったんですね。ラストでその理由は理解できましたが、面白かったと言っても良いが、アンフェアじゃないか?と思えて複雑な読後感でした。
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第66回日本推理作家協会賞受賞作。ですが、近未来SF小説で、推理する事は全く有りませんので、ミステリーと間違えないで下さい。ただ、エンターテイメントとして、最高に面白かったです。大半の大人が不老不死になれば、その国にどんな事が起きるのか?を良く考えて進めて有ったと思います。ベタな展開では有りますが、その分ハラハラドキドキで、時にジーンとなって、一気読み必死ですよ。おススメします。
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著者初読み。久しぶりに読んだ「日常の謎ミステリー」となりました。可愛らしい話が多く、読み易かったですね。書店員さんの仕事内容が分かる、「お仕事系」でもあり、なかなか興味深く読めました。ただ、この系統は現在の自分には、どストライクでは無いのも良く分かった。きっと続編を読む事は無いでしょう。
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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著者初読み。結構面白かったです、不本意ながら。と言うのも、作品の完成度が低いと感じるんですね。文章、キャラ設定、ストーリー展開、隠された秘密からラストの真相まで、全てが緩い。途中、サスペンスで息が詰まるとか、謎が明かされて茫然とするとか、全然無かったですから。だいだい気付くでしょう?マスクしてても、メイクしてても。おかしいよ絶対。と、文句ばかり言いながら数時間で一気に読めて、結構楽しめたのが不本意だった、と言う訳です。多分一番良かったのは、スピード感かな。張った伏線を真摯に回収する作者の姿勢にも好感です。
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ストレートに不可能状況での犯罪。これぞ正に本格推理です。謎が解かれた時、実行する事が出来たのは確かにその人物しかいない、と納得出来ました。シンプルながら、見事に破綻の無いトリック。でも、それだけなんですよね。物語の魅力を感じ無い展開、最後には取って付けた様な動機と、隠されていた人間関係。作者はパズラーとしては評価出来ますが、ストーリーテラーとしては物足りないかなぁ。まあ、実質的にはデビュー作らしいので、シリーズの今後にに期待します。主人公二人の関係がどうなるのか?には興味があるし。
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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それにしても面白かった。10点満点。1ページ目から意識不明の子供が出て来て、「伊坂、またか!」と、げんなりしましたが、読み進めて行くと今回は何か違う雰囲気。王子の洗脳講座みたいな部分は無論最低ですが、全体を通して思ったのは、本作はミステリーでもサスペンスでも無く、実はブラックコメディーと言うこと。だから誰が死んでも深刻にならないし、ふざけた会話も気にならない。最後は何とかなるんだろう、とニヤニヤしながら楽しめました。コレは大団円でしょ?前作を読んだのが2年前で、内容を完璧に忘れていたのが残念、ここは再読か。
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著者初読み。発売当時は新本格ブームをずっと追いかけていましたが、本作は何か違う気がして外してたんですね。「理系」と言うだけでまず自分の圏外に置きますし、何せ新作刊行のスピードが凄くて、コレは付いて行けないなと。それが20年経った今、知り合いに勧められついに手に取る事に。そして感想は、「とても面白かった!」です。ここまで不可能状況を設定されると、そりゃ真相が気になりますよ。数学的な話はほぼ理解出来ませんでしたが、まあ何となく分かったんで良しとします。後、コーヒーに煙草は必須です。超共感。
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敵は巨大な白羆、そして自然そのもの。いずれもしつこい、しぶとい。文章が少々読み辛いのと、馬鹿な人間の行動が馬鹿過ぎる気がしましたが、短めの作品なので一気に読めて楽しめました。改めて思いました、冒険小説には冬山がやはり似合う。
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