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水生 さんのレビュー一覧
水生さんのページへレビュー数224件
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巻頭の「楕円形の鏡」が傑作。韓国語の特徴と「ダイイングメッセージ」を組み合わせたトリックには唸らされました。
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2014年読み納め。超有名作故に微妙にネタバレされかかってましたが、鉄道の中というクローズド・サークル、1人1人の証言から推理を積み重ねていく展開はイメージしていたよりもロジカルで面白かったです。
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様々な年代・シチュエーションで描かれる13の恋愛小説短編集。個々の短編の完成度はもちろん、終盤で明かされる全体の仕掛けに感心させられました。
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連城三紀彦ファンの作家4人、綾辻行人・小野不由美・伊坂幸太郎・米澤穂信によって編まれた珠玉の短編集。「依子の日記」・「眼の中の現場」・「桔梗の宿」・「親愛なるエス君へ」・「花衣の客」・「母の手紙」。いずれの短編も結末での反転と真相の魅せ方に圧倒させられました。特に好きなのは「眼の中の現場」と「桔梗の宿」です。
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食糧危機により食用のクローン人間が作られるようになった日本を舞台とするミステリ。奇抜な設定と超展開からは想像できないほどロジカルな多重推理が面白かったです。SFだとよくある展開をミステリの真相として巧みに利用しているのも秀逸でした。
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4部構成の安楽椅子探偵短編集。松尾由美さんの某作(そちらは未読ですが)とは別の意味でまんま安楽椅子探偵。犯人当て(パズラー)である謎ディとは違いこちらはトリック当ての印象。さらに、最近の東川さんの得意技である「同趣向縛り」も2×2で健在。性質上犯人は容易に分かってしまうものの、バカミス的なトリックと消去法ロジックは秀逸。最終話に発動する仕掛けがその中での推理のロジックに結びついているのも良かった。個人的ベストは「春の十字架」です。
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石持浅海さんの新たな作風、エロスとロジックがフュージョンした官能ミステリ。「三百メートル先から 」・「カントリー・ロード」が個人的ベストです。
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「黄泉から」・「無月物語」・「黒い手帳」・「白雪姫」が好きな話です。
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シリーズ6巻目。今回はトリック重視な印象。魔方陣の数学的美しさを伴った大トリックの「遊星からの問題X」、二次関数と京野菜を用いた見立て殺人の必然性が秀逸な「京都、別れの二次関数」です。
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数学ミステリシリーズ5巻目。今回は暗号ミステリ率が高いです。クイズ対決からのロジカルなフーダニットの「モンキィ・ホール・クイズショウ」、数学とミュージカルの融合に挑んだ異色作「オペラ座の未知数」が個人的ベストです。最後の急展開気になる。
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統括診断部に患者によって持ち込まれる謎を、その卓越した医学知識と推理力で華麗に解き明かす。まさに名医にして名探偵、。推理の論拠に医学的知識を用いることであえてアンフェアの形を侵しつつ、論理性と真相のインパクトを高めている。個人的ベストは二段構えの真相が鮮やかに決まった「不可視の胎児」。医学的知識の有無を問わない快作。
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「樽」に倣った地道なアリバイ崩し、読者への挑戦状の後に消去法で犯人が特定されていくのはやはり鮮やか。
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東野圭吾さん久々の読了。連続殺人事件の捜査のために警察官がホテルマンとして潜入する。ホテル内での業務の様子や刑事との物の考え方の違いなどが細かく描写されていて面白かった。中盤に度々発生する「日常の謎」風の事件が解決編への布石として機能しているのも良かった。
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ジェイムズ・P・ホーガン初読了。月面で真紅の宇宙服を着た人間の遺骸が発見された。この人物は何者なのか? スケールの大きな謎が提示され、幾多の分野からの検証と考察、そして意外な真相…。壮大な謎が論理的に解かれていく過程はロマンを感じました。ハードSFとしても本格ミステリとしても傑作でした。
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「犯人は〇〇だよ--」。鈴木太郎再び、「神様ゲーム」の続編です。前回の主人公といいこんな少年時代送ったらトラウマ必至である。個々の短編が揃いも揃って後味悪いのに加えて、最終話にそれらの伏線を収斂させて悪意に満ちた真相が浮かび上がってくる構成は見事でした。短編単体では「ヴァレンタイン昔語り」が個人的ベストです。ラストのあれは「……っておい!!」と叫びたくなりました(笑)
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河野裕さん及び新潮文庫nex初読了。幻想的な文章。主人公の行動と「階段島」の持つ本当の意味が明かされていく論理的な伏線回収は本格ミステリとして、その真相によってもたらされる心理描写は青春小説として、双方の魅力を感じさせる青春ミステリでした。由宇の「何かを捨てて進むことが、成長だとは思いたくない」というセリフが印象的でした。
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連城三紀彦さん最後の短編集。表題作と「蘭が枯れるまで 」が個人的ベストです。
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第50回メフィスト賞は前代未聞のタイトル当て、その内容は王道のガジェットに彩られた本格パズラーです。笑い転げそうになるほどのバカバカしい(褒め言葉)真相と、それによって構築された端正なロジックは、タイトル当てという奇抜さだけではない面白さがありました。
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初読了の森江春策シリーズ。SFミステリで複数エンドのサウンドノベルゲームを表現したらこんな感じじゃないかと思いました(やった事はないです)。間違った答えを出すたびに選択肢が狭まり正解に収束するのは面白かったです。
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長沢樹さん初読了。繊細な筆致で描かれる青春ミステリ。明かされる真相は切なさを感じさせると同時に、この趣向のミステリにはどうしても生じてしまう「言及しない事の不自然さ」を打ち消すという効果を見事に発揮している。本格ミステリとしても青春小説としても傑作。
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