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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数170

全170件 141~160 8/9ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.30: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

こういうのもいいなぁ~アリdesu!

「推定無罪」や「無罪INNOCENT」的なものを求める方にはお薦めできません。
私も最初は法廷論争ものと思って読み始めたのですが・・・・。
これは「人間ドラマ」の方が強いですね。
法廷物としては物足りない(あまり登場しないので)ですが
トゥロー氏の小説としては、記憶に残る本だと思いました。
囮弁護士〈上〉 (文春文庫)
スコット・トゥロー囮弁護士 についてのレビュー
No.29:
(7pt)

映画化が決まってるそうですが

俳優がだれあっても、映画は観ないと思います。

とにかく長い小説で、途中読むのに飽きてパラパラ読みをしたところもありましたが
最後まで何とか読み切りました。
構成力とタイトル!これは抜群に良くできていたと思います。
実話という売り?は、光るものにはなってましたが
驚くほどのものではありませんでした。

あと、警察側の「ヨン氏」の魅力がイマイチで
元恋人との絡みはどうでもいい内容で、それよりもヨン氏の兄弟のことをもっと書いて欲しかったなぁ~。

読みたい!と思ってワクワクしながら読んで
読み終わったあと、面白かった!と思える本って、なかなかないのですね~。


熊と踊れ(上)(ハヤカワ・ミステリ文庫)
アンデシュ・ルースルンド熊と踊れ についてのレビュー
No.28:
(7pt)

気楽に読めます

小説の中で起こる事件そのものは悲惨なのですが
事件の周りを取り巻く人間関係の描写はユーモアを交えながら進むので割と読みやすい内容になっています。
こういうミステリーもアリだな~と、思っていると
突然現実味を帯びてくるという・・・・読者を飽きさせない構成になっていて
作者のファンというか、登場人物のファンになってしまいました。





彼の個人的な運命 (創元推理文庫)
フレッド・ヴァルガス彼の個人的な運命 についてのレビュー
No.27:
(7pt)

マンケルファンの方には是非!

マンケル氏の本を数冊読んだ方には是非お薦めします。
初めての本が「北京から来た男」なら、難しいかもしれません。
記憶シリーズを読み終えた方なら、彼が描く「闇」が薄らと見えるかもしれません。

ここまで複雑に書かなくてもいいのでは?と、思うぐらい内容が何重にも絡まっており
「どこからこういう発想が生まれるのだろう?」
ミステリーはマンケル氏の頭脳かもしれない。


北京から来た男 上
ヘニング・マンケル北京から来た男 についてのレビュー
No.26:
(7pt)

期待以上!

古い小説なので、それほど期待して読み始めなかったのだけど
期待以上に面白くアッという間に読んでしまいました。

プロットがしっかりしていると、古くささ?なんて関係ないのですね。
刑事一人一人の個性や、事件そのものの現実性。
もっと個々の生活や捜査を知りたかったほど・・・・。

地道に読んでいくと、年に何回か、こういう金星に出会えるのが
小説を読むことと同じくらい楽しいものですね。


刑事マルティン・ベック  笑う警官 (角川文庫)
マイ・シューヴァル笑う警官 についてのレビュー
No.25:
(7pt)

クックファンの方には是非とも!

お薦めしたい小説です。
記憶シリーズの中で一番のお気に入りは「夜の記憶」
クックの小説を初めて読んだのがこの本ということもあるのですが
それから記憶シリーズを立て続けに読みました。

記憶には間違いないのですが
記憶というよりも、切ない青春ものを読んでいるような感じでした。
クックは少年を描写するのがホント上手いです。
中盤までは根気がいりますが、そのあとは一気に引き込まれます。
クックのファンが増えるといいなあ~。

夏草の記憶 (文春文庫)
トマス・H・クック夏草の記憶 についてのレビュー
No.24:
(7pt)

いわゆるユーモア

翻訳がいいと
読んだ時点で「この会話はユーモアなんだ!」と、すぐ分かるのがいいですね。
デクスター特有の(といっても、彼の作品は二作目ですが)会話の面白さがあって
読みやすいミステリーだと思いました。


ジェリコ街の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
コリン・デクスタージェリコ街の女 についてのレビュー
No.23:
(7pt)

クック作品のファンなら

きっと楽しめると思います。(話の内容は兎も角として)
一番好きなのは「記憶シリーズ」ですが
読み終わった今となっては、残りの小説を読むしかありません。

「心の砕ける音」よりも、私はコチラの方が好きかな。


闇をつかむ男 (文春文庫)
トマス・H・クック闇をつかむ男 についてのレビュー
No.22:
(7pt)

はじめてのジェファーソンもの

予想よりも面白くスイスイ読める本格派小説。
女性が主人公の小説はちょっと苦手なのですが
(まあーこの女性主人公も苦手と言えば苦手ですが)
描写が素晴らしく気にならずに?読み終わりました。

といっても、同じ主人公の小説はもういいかな。
ブルー・アワー〈下〉 (講談社文庫)
No.21:
(7pt)

こういう展開って好き

最終的に警視が犯罪を解決することは分かっているのだけど
(犯罪小説はそういうものだという点で)
話の流れや展開が好みの小説でした。

途中、警視の行動に対して???と思う点はありましたが
まあーそういう風に話が流れるのも有りと思えば有りかも。

上手い小説っていうのは、雑な点?ちょっと待ってよ!というものも
吹き飛ばしてくれるような「芯」があるのでしょう。
やっぱりこの警視ものは好きですね。

ファイアーウォール 上 (創元推理文庫)
ヘニング・マンケルファイアーウォール についてのレビュー
No.20:
(7pt)

はじめてのジョーシックススミス!

ダルジール警視ものと勘違いして読み始めて・・・。
あれれ?アンドルーが全然出て来ない!と・・・。

はじめてのジョーシックススミスものでしたが
これがなかなか面白くて、大ファンになってしまいました。

ダルジール警視ものばかりを連続で読むと(それはそれで楽しめるのですが)
ちょっとマンネリになりそうな展開もあったりしますが
間にジョーシックススミスものを挟むと、これまた良い感じになりそうです。

幸運を招く男―私立探偵ジョー・シックススミス (ハヤカワ ポケット ミステリ)
レジナルド・ヒル幸運を招く男 についてのレビュー
No.19:
(7pt)

はじめての「ネスボ」作品

はじめて読む作家って、最初、期待半分・後悔半分があります。
今回のネスボ氏は、また続けて他の本も読みたい!と思わせる内容でした。
次は「ザ・サン」の予定。
次も読みたい!となりますように。

スノーマン 上 (集英社文庫)
ジョー・ネスボスノーマン についてのレビュー
No.18:
(7pt)

四部作の中では一番好き。

遠く離れた北欧の出来事なのに、すごく身近に思えてしまう。
これぞ文章力と翻訳の素晴らしさではないでしょうか。

「冬の灯台が語るとき」から読んでしまったので
もう一度刊行された順番で読みたい。(「黄昏に眠る秋」は省く)
魅力的な老人と、その娘たち。
老人を取り巻く人々の優しさ。強さ。
憧れるなあ~。

赤く微笑む春 (ハヤカワ・ミステリ)
ヨハン・テオリン赤く微笑む春 についてのレビュー
No.17: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

秋の夜長に

読みたい本の1つです。
多少急いで読んだせいか、もう一度ゆっくりと味わいながら読んでみたい。
物語の展開よりも、最初からじっくりと読み返したい本です。
最近読んだ本の中で、実際にもう一度読み返したのは、「ハンニバル」と「哀しみのイレーヌ」だけ。
ゆっくりと文章を楽しみたい本って、やっぱりあるんですよね。


幻の女〔新訳版〕
ウィリアム・アイリッシュ幻の女 についてのレビュー
No.16:
(7pt)

こっちの方が好き!

「テオリン」二作目。
舞台が想像しやすいという点もあり、最初から読みやすい小説でした。

前回読んだ「冬の灯台が語るとき」よりも、この小説が私の好み。
ミステリー自体は、それほど意表をつくものでもなく割と平凡?ですが
人間模様というか、やっと北欧の生身の人に出会ったような、生き生きとしたものを感じました。

ミステリーは、やっぱり人が存在してこそ!なのだなあ~・・・つくづく。


夏に凍える舟
ヨハン・テオリン夏に凍える舟 についてのレビュー
No.15:
(7pt)

こういうのが読みたかったの!

はじめての「フランクリンもの」でした。
こういう小説って好きだなあ~。
今年読んだ中でベスト10以内には無理だけど、ベスト20以内にはきっと入ると思う。
(ベスト10以内には、優れたミステリーが溢れてるので)
突出したミステリーではないけど、なんか心に残る小説なんです。
ねじれた文字、ねじれた路
No.14: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

オーソドックスがお好みなら

面白い法廷劇になってると思います。
ミステリーの内容も良く考察されており、古いタイプの?推理ものがお好みなら
是非お読みいただきたい。

ただ、会話というか、話し言葉がちょっと読みにくいかな~。
現代ものに慣れていると、この点がついていけないという所もありますね。

ユダの窓 (創元推理文庫)
カーター・ディクスンユダの窓 についてのレビュー
No.13: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

意外にも

ゴールドコーストを読むまで、ネルソンデミルのイメージは本格的なミステリー作家でした。
それが意外にもユーモア溢れる筆致で、この人は何でも書けるのかもしれない!と脱帽したのでした。

映画で有名なのは「将軍の娘」ですよね。
この小説についてはこのレビューのあと書くので、そちらに興味ある方は続けてお読み頂けたらと思います。

主人公に対する私の印象は、若い頃のマイケルケイン。
彼なら、どんな人物を相手にしても自我を通すのでは???
でも、通すことで人生上手くいくとは限らないんだなぁ~。

ゴールド・コースト〈上〉 (文春文庫)
ネルソン・デミルゴールド・コースト についてのレビュー
No.12:
(7pt)

農村のお話し

ミステリー自体も面白かったですが
内容そのものを初めて読むわけじゃないけど、農村の風景や人の暮らしぶりなどが
身近に感じられた小説でした。
こういう話の筋とは直接(といっても、関わりはあるわけですが)関係のない描写も好きです。
登場人物の息づかいが聞こえるというか、小説なんだけど、現実に起こっているような感覚。
これぞ作者と翻訳者の一体化した結果なのでしょうか。
翻訳も自然体で良かったです。

残念なのは、題名ですね。
「xxxxのゆくえ」とか、そういう陳腐な表現は頂けません。






その罪のゆくえ
リサ・バランタインその罪のゆくえ についてのレビュー
No.11:
(7pt)

個性的な捜査官

話が進むうちに、主人公のイメージが段々捉えられるようになっていきます。
「喪失」の捜査官(主人公)の印象は俳優のハーヴェイカイテル.
先週読んだ「レッドドラゴン」の映画版に出ていたハーヴェイがピッタリでした。

小説の内容は最後に近付くにつれて多少尻すぼみ?的な点がありますが
まーこれはこれとしても、警察内部が詳しく書かれてあり、その点が面白かったですね。

この作者の作品は、単にストーリーを追うよりも、緻密に書かれている知識や
今まで知らなかったことを学習辞典のように教えてくれる・・・
そういうミステリーも「アリ!」かもしれません。
もっと男性を主人公にした小説を書いて欲しいなあ~。




喪失〔ハヤカワ・ミステリ1866〕
モー・ヘイダー喪失 についてのレビュー