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溺れる魚
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溺れる魚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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登場人物のキャラは立っているし、話の設定には大爆笑。途中までは大変楽しめました。 しかし、最後の方は一体どうなっちゃったの? 戸梶圭太作品はこれしか読んでないのだが、彼は設定立てに関しては天才なんじゃないか と思う。私の大好きな作家である奥田英朗と比べてもいい勝負だなと思った。 でも途中からの展開を考えぬまま書き出したんじゃないだろうか?もちろん落ちなんかは 全く考えていなかったのではないか? しかも、途中からの展開に悩んでいる時に編集者に催促されて、「ええい、もうどうでも いいや!」と書きなぐったのではないかと妄想してしまうくらい、最後の方の展開は適当 になってしまっている。 途中まで面白かっただけに残念でならない。出来ることなら後半部分を書き直してもらい たいと真剣に思う。 あと、最初から映像化されることを念頭にして書いた小説という臭いがプンプンとする のはちょっといただけないかな。 | ||||
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女装が趣味の刑事をはじめ個性溢れる登場人物。意表をつきしかも笑える犯人達の脅迫内容。そんな彼らの姿、光景をイメージするだけで笑いがこみ上げてきた。序盤は完璧だ。 しかし、中盤以降は、あの彼らの個性は何処にいってしまったのかと思えるくらい、登場人物達はストーリーに埋没してしまい、単なるドタバタ劇が展開される「よくあるエンタメ小説」になってしまっている。 不必要な登場人物も多く、それが物語を散漫にしてしまい、スピード感が溢れているはずの展開をダラダラとしたものにしてしまっている。代表的なのがヤクザの沢木の子分達だ。クチクサ、豚マン、ピグミーetc。彼らはこのあだ名のためにのみ登場してきたとしか思えない。 《尻すぼみ》。そんな作品だった。 ただ、未見ではあるが映画は観てみたいと思った。映像になれば、彼らの個性を《目》で直に見ることができるからだ。 | ||||
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そのワールドのノリを、「イイ」も「ワルイ」もあたたかく見守るファン層がいるのね、戸梶さんには。正直、これ、私はいただけなかった。「凄いぜこのノリ、このスピード!」なんて帯から、奥田英朗の「最悪」や恩田陸の「ドミノ」ノリを想像してしまったけど、ノリもなにもアナーキーなだけでラストへ向かって一気になだれこむ爽快感がないんだな。立て続けのゲロ描写にも辟易。でもトカジファンのレビューを見渡すと、もう一冊くらいはトライしようか…てな気にはなる。 | ||||
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