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    初公開日(参考)2008年08月
    分類

    長編小説

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    今日の特集 (2011-09-22T00:00:00.000)

    2011年09月22日 今日の特集 (2011-09-22T00:00:00.000)

    華やかなテレビ業界の底辺で、浮上を夢見て三重苦の劣悪な環境で働き続ける孫請け制作会社のスタッフたち。果たして彼らに明るい未来はあるのか!?欺瞞に満ちた業界の内側をリアルに描き、現代の格差社会の縮図を鋭く抉り出す痛快長篇。 (「BOOK」データベースより)




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    No.6:
    (4pt)

    ブラック企業の極みのような番組制作会社を通じ、テレビ業界の闇を暴く社会派作品

    戸梶圭太の持ち味である、過激で「テンポの良い」バイオレンス描写は相変わらず面白く、そのスピード感に乗って一気に読める。しかし、本作は他の戸梶作品に比べると、社会派な作品と言える。

    まず主人公の明坂が割とまともである。ブラックな下請けの制作会社での激務のせいで荒んではいるが、学生の頃から映像制作を志してきた真っ当な人物である。

    そして明坂の周囲で次々に起こるトラブルも、現実離れした設定ではない。性犯罪者や前科者が住む荒んだ住宅地、キモヲタに囲まれるコスプレイヤー、周囲への迷惑を省みないナルシストな芸術家気取り、社会への不満を煽動するセラピスト、社長はヤクザと関わりがある、等々。暴力と狂気が誇張されているものの、どれも現実にある出来事であり、ブッ飛んだ荒唐無稽さはない。そんな連中を取材して、スポンサーの意に添うように番組にまとめなければならない、テレビ制作現場の苦労がひしひしと伝わってくる。

    会社のブラックぶりも緻密に描かれている。給与も碌に支払われないのに、仕事だけは理不尽に次々に降って来る。上司や取引先は人格の破綻したパワハラ野郎ばかり。ブラック企業で激務を経験した者であれば、トラウマを思い起こされて胃が痛くなってくるような展開である。

    しかしそんな中でも明坂は、多少は暴力に走りはするが、根本的に狂う事はなく、最後はテレビの下請けという「バカの世界」から足を洗い、自由になって新たな道を歩んでいる。主人公にはそれなりに共感できるし、読後感は爽快である。

    但し本作は2008年に書かれた作品であり、17年の時を経て、現実が小説を超えてしまった面がある。本作では、こうした底辺の激安野郎が蔓延っているのは下請けの制作会社であり、キー局は華やかな憧れの存在として描かれている。

    だが2025年現在は、大手キー局と大物芸能人のキチガイ・クズっぷりが露見してしまっている。大手だろうと下請けだろうと、テレビ業界そのものが「バカの世界」であり「終わっていた」のだ。もうこんな腐りきった業界など消滅すればいい、と思わせてくれる。
    今日の特集Amazon書評・レビュー:今日の特集より
    4120039773
    No.5:
    (3pt)

    あっという間に読み終わる

    本の装丁、題名からシリアスな内容かと思い購入。が、しかし読む初めて3ページくらいでその期待は裏切られることに。が、しかし4ページ目からはページを繰る手が進む進む(笑) 。とある番組制作会社を舞台に番組制作の裏側を描いているのですが、まあその破天荒な仕事ぶりが読み進むに従ってエスカレート・・・。 少なからず業界の”お仕事ぶり”を知る立場から言わせてもらえれば、”あるあるある”とうなずきの連続。一日であっと言う間に読破。文章のリズムもまあまあで暇なときのおつまみ程度に読むにはもってこい。でも、中古で買って読むのが丁度良いかも。
    今日の特集Amazon書評・レビュー:今日の特集より
    4120039773
    No.4:
    (4pt)

    加速する狂気

    「破滅型エンターテイメント小説」の旗手である作者の、テレビ制作の裏側を書いた今作。
    人間の屑Aであるディレクターと人間の屑Bである後輩ADの狭間で悩みもがく主人公の業界裏話に基づく成長物語。と思いきや、エピソードが進むによって過激さは加速して狂った人々がどんどん登場して最終的には!という、作者らしい展開は結構楽しめました。
    各エピソード自体、実際の業界の裏話に基づくような信憑性のある話かどうかは判らないですが、読みやすい文体ではありますし、破天荒な展開もとても面白かったです。
    三時間程で読了出来てしまうので暇つぶしには良いかもしれません。
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    4120039773
    No.3:
    (3pt)

    マスコミは大変だ…

    ニュース番組の「今日の特集」をの中の1コーナーを作っている制作会社の下請け?の会社の悲哀を描いた作品。
    多分現場ではこれに近い、状況が繰り広げられているのだろうと思われる。

    いつも下請けは本当に大変である。

    最初は「しかし大変な職場環境だなぁ…」と同情しつつ話が進むが、途中から「おいおい」という感じになり、最後は「もうこれはいったい…。どうしてこんな事が。誰か何とかしてやれよ…」と絶望に変わり、読者の絶望感とは反対に主人公は「30歳でもう一度やり直すぞ〜」と燃えに燃えている。

    3時間もあれば一気に読んでしまえる本ですが、まあ悪くはないかと。
    今日の特集Amazon書評・レビュー:今日の特集より
    4120039773
    No.2:
    (3pt)

    意外と

    ニュース番組内の「今日の特集」コーナーを作る人たちの
    奮闘記。…と書くとまっとうな職業小説のように聞こえま
    すが、そこは戸梶。一筋縄ではいきません。頭のおかしな
    危ない連中がたくさんでてきて、いつもの戸梶ワールドを
    炸裂させています。

    それでも、意外とまともな小説だったなぁという読後感です。
    かなりデフォルメされているけど、報道番組を作る人たちの
    過酷な環境とか、テレビ業界が抱える諸々の問題点なんかが
    浮き彫りにされてます。
    最近の戸梶小説では珍しい常識的な主人公が経験する理不尽
    な怒りの数々が、リアルに伝わってくるようでした。

    ラストにかけてのグロい展開は戸梶ワールドのお約束。肩の力を
    抜いて、ハチャメチャなブラックジョークを楽しもうという気概
    さえあれば、この本を楽しめると思います。
    今日の特集Amazon書評・レビュー:今日の特集より
    4120039773



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