宇宙で一番優しい惑星
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
宇宙で一番優しい惑星の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ノンジャンル作家、戸梶圭太の描くSF三国志。 地球から遥か遠く離れた惑星オルヘゴ。その星には三つの国存在した。奴隷として扱われるダスーン。貴族国家のクイーグ。そして日和見主義のボボリ。そして、今日も三国は戦争を繰り返していた……。 この人の作品を読むと、いつも筒井康隆さんの作品を思い浮かべてしまう。それくらい、アイデアといい、筆致といい、描写といい、すべてが酷似している。 だからと言って、真似をしているのではないことははっきりとわかる。なんと言うか、この二人の作家は姿勢がまったく違うからだ。 筒井康隆は病的なまでに真摯に小説に向かい合い、小説と刺し違えて死ぬ、くらいの覚悟を持って小説を書いている。だからこそ「私小説」「純文学」という小説のスタイルにまでこだわり、徹底的にそれを攻撃する。 一方、戸梶圭太は小説に対して、ある意味でとことん無関心である。別に小説じゃなくてもいいけど、たまたま小説だったからこうしてみました。そういう臭いがぷんぷんとする。ものすごく「遊び」なのである。 なのに、書いているものが似通う。この原因はおそらくこうだ。 どちらもが「徹底的に」やっている。だから、似る。 徹底的に真面目なのと、徹底的にふざけているのは、根本では同じことなのではないだろうか。 この二人の作品を読んでいるとそう思う。 この作品は、戸梶圭太にとって相当「遊べた」作品だと思う。それくらい、はっちゃけているし、荒唐無稽だし、楽しい。 この人はリアルでない世界を描くと抜群の力を発揮する。舞台がSFならばなおさらだ。 そして、そのように書いた作品はやっぱり筒井康隆を彷彿とさせる。 この人には今後もこういう作品を書き続けていって欲しいと思う。徹底するというのは結構辛いことだと思うけど、そう思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めての戸梶作品だったんですが。 思った以上に、とにかく狂った奴らばっかり。そして魅力的。 腕を引きちぎったりするシーンもあるんですが、そう言うのよりもやはり人間たちの狂気、可笑しさが強く来ますね。 とても面白かったです。 お勧めは出来ませんが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
それにしても、よくこんな意味不明の名称を思いつくものだ・・・ きたなく、おぞましく、でも納得してしまう「戸梶ワールド!」 ・・・してみたい、というヒトの性(さが)が直球でぶつかってくる。 でもちゃんと世相を反映している。 日本?アメリカ?中国?北朝鮮?イラン?・・・ 不思議な本だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
米国、日本、アフリカ+北朝鮮+中国、みたいな国家が繰り広げる戦争小説。最初はやや間延び感があるが、それを過ぎれば怒涛の戸梶ワールドが始まる。ちょっとだけ考えさせられる話だが、ファンなら安心して読める良作です。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|