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犯人に告ぐ



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犯人に告ぐの評価: 4.02/5点 レビュー 176件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.02pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全176件 61~80 4/9ページ
No.116:
(4pt)

最後の方の申し訳ないという気持ちが心打ちました

警察物が結構好きなのですが、なかなか良かったです。主人公のイメージがなかなかわかずちょっと感情移入できなかったけど、最後の方の申し訳ないという気持ちが心打ちました。
犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)より
4575511552
No.115:
(5pt)

重厚かつ壮大

「劇場型捜査」という聞き慣れないが何かスケール感のあるこのキーワードが
物語の主軸となり、ともすれば上長的になりそうな背景描写や心理の過程を
重厚に描き切った作品。とても読み応えがあります。そして非常に丁寧に物語
を綴っているので、整合性が取れていてとても納得して読み進められます。
前半の誘拐事件、そして捜査ミス、容疑者の取り逃がし、そして殺された子供。
犯人以外は全て悪気があった訳ではなく、例えば身代金の受け渡し現場での
もたつきも逮捕という最上の優先事項を目指すのであれば致し方のない事で
あったし、そしてその逮捕こそが誘拐された子供の命を救う最善の策である、
という事も誠実な文章により納得させられます。結局の所、子供は殺されて
家族から怨みを買うが、それも究極的には誰も責めようが無かった事だと
感じました。
後半部では主人公、上司、テレビ局、女性キャスターなど様々なキャラクター
達の様々な思惑が絡み幼児連続殺人というセンセーショナルな事件も相まって
スリリングかつ迫力のある心理戦が方々で繰り広げられます。
有賀という男の存在が謎であったり、桜井家族達との遺恨などの描写が軽薄で
物足りないなと途中で感じていましたが、それもラストに向けて全て回収され
ていき、最後はとても感動的に終わります。
面白いです。是非!
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
4575234990
No.114:
(2pt)

無駄が多い。

無駄が多い。植草の恋話にあんなに文章を割く意味があるのか?
クライマックスが弱い。犯人がしょぼすぎる。
「ワシ」としてマークされていた有賀。巻島が復帰した後、突然出てきた名前にも関わらず、最後の方までまったく説明がなく、イライラする。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
4575234990
No.113:
(4pt)

犯人は?

初めの誘拐事件にかかわる部分は、緊迫感があり、事件での顛末に至るまでの心理描写も巧みで
読ませてくれます。
ただ、この本のメインである劇場型犯罪への新しい捜査方法としてのメディアを利用する部分は、
なるほどと思わせる半面、警察内部の駆け引きに終始して、ダレたた感じです。
「犯人に告ぐ」というタイトルですが、犯人の描写は警察から見えた部分だけで、ほとんどありません。
この作家は犯人を含めた犯罪そのもを書いてこそ生き生きとすると感じました。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
4575234990
No.112:
(5pt)

サスペンス小説で泣いたのは初めてです

すごく面白かった!
はじめ(トヨエツ主演の)映画のほうに興味があったんですが、雫井作品も好きだったので
原作を先に読むことにしました。
プロローグ(?)でのワシとの闇の対決(巻島にとっては相手の姿がわからないから)から
バッドマンとの探りあいというか交流まで、どんな手を使って犯人をおびきよせられるのか、
とっても面白かったです。上巻は展開が遅く、主人公巻島を中心に、登場人物のほうに焦点があてられていた感があったので、
次が気になって仕方ないというほどではなく、読みあぐねていました。でもこの丁寧な描写に、作家の優しさを感じて、涙しました。
下巻から一気にすすみました。深夜のテンション高い時間に、
海外ドラマ「24」を想わせるのスピード感とドキドキ感で、緊張感が冷めないうちに読み終わりました。
最後がなんともあっさりと終わりすぎて、
すっきりと後味は悪くないんだけど、それまでが緻密にドラマが展開して恐怖心を募らせていたので
どんなラストが待ち受けてるのか手に汗にぎるような流れから、
最後は現実のニュースで話を締めくくられたような、消化不良な気分を味わいました。
このあっさりとしたクライマックスはある意味現実的でした。
ただ、あくまでドラマ的な展開を期待するものとしては
「えっこんなに簡単に片付いちゃうの?」とがっかり。「衝撃の・・・」とか、「ドン引き・・」っていう意味ではなく、こんなに引っ張っておいてあっけなかったなという寂しさもあり、なんだかやっぱりモヤモヤしてます。
雫井脩介という作家は人間描写が細かいところが私は好きです。
巻島のカッコよさに惹かれるよりも、曾根、植草、未央子のリアルなセコさがやたらムカツきました(笑)。
刑事小説だからなのか、他の雫井作品に比べると漢字が多すぎて目がちかちかしました。
エンジ色って臙脂色って書くんですね・・・・・
犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)より
4575511552
No.111:
(5pt)

伊坂幸太郎じゃ物足りない

重いのが好きな人(私)にはピッタリです。深い人間愛を感じる。読後、タイトルが胸に響く本が良い本なのですが、まさしくこれはその一冊です。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
4575234990
No.110:
(4pt)

確かに面白いが・・・

久々に「面白い」と思える作品に出会え、徹夜本になりました。
しかし、どなたかが書いていたように映画化が早く、
「犯人よ今夜は・・・」の決めゼリフで
主人公が、どうしても豊川悦司のイメージで固定されてしまいました。
映画は見ていないんでなんとも言えませんが、
(恐らくはまり役だったとは思いますが・・・)
作品自体は☆5ですが上記の理由でマイナス1です。
犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)より
4575511552
No.109:
(4pt)

「震えて眠れ」にしびれます

面白くて一気に読みました。
スピーディーで最後まで飽きさせません。
主人公巻島が不器用すぎて痛々しいです。
無理解な外野からの批判も意に介さないような超然とした雰囲気で、ただ事件解決のために全力を注ぎます。
でも内心痛みを感じていないわけじゃない。
だから津田長や本田、被害者の会、家族など、巻島の数少ない理解者の存在がほっとさせてくれます。
津田長が、植草に対して言うセリフ。
「人を叩きすぎちゃいけません。叩けば誰でも痛いんですよ。叩いてもこいつは痛くなさそうだからと大丈夫だろうと思っても、それは相手が我慢してるだけなんですから。」(趣旨)
巻島を心から理解してこそ出てくるこの言葉に、なんだか胸を突かれたような気分になりました。
人と接する上ですごく大事なことだと思います。
残念なのは最後事件解決した後の周囲の状況が書ききれてなかったことです。
主人公巻島にとっては事件が解決され、過去の自分自身のわだかまりが乗り越えられれば外野の声は多分どうでも良いことなのだと思いますが、読者はすっきりしない!!
植草に関してはスッキリしましたが、テレビ局とか曽根とかが巻島を賞賛するシーンとか犯人が巻島に負けを認めるシーンとかちゃんと見たかったです。
なので星一つマイナスで。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
4575234990
No.108:
(5pt)

人物の書き込み加減が絶妙

 あらすじ、読みどころは既出レビューで出尽くしていると思います。本作品が
エンターテイメントとして優れている事は多くの方が認めるところです。他の著
作でも感じられることなのですが、作者は登場人物に生命を宿らせる術に長けて
いるように思います。登場人物を表現するには、なりや心情をこまごまと書けば良
いという物ではありません。ストーリー展開を邪魔せず必要にして十分な「書き
込み加減」が作品の長さや事件のスケールに丁度いい描写が本作品を引き立てて
いるのではないでしょうか。
 本作品に登場する主人公の上司であるキャリア課長のキャラは脇役でストー
リーの中でさして重要な役どころではないのですが、その配置やストーリーとの
絡みが全体と調和して非常にいい味を出しています。役どころとしては自己顕示
欲が強い小悪党なのですが、誰が読んでも嫌なヤツに書かれていてスパイスとし
ておもしろさを高めています。
 映画化され有名になって、今更読むのは・・・と二の足を踏んでいる方も多い
かと思います。そんな事は気にせず、とにかく読んでみる事をお勧めします。
犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)より
4575511552
No.107:
(5pt)

おすすめ

友達にすすめられてよみました。初めて雫井さんの本を読みましたが、つぎつぎと読みたくなります。様々な心の葛藤や警察の裏事情などがとても面白いです。映画にもなっていますが本で読むことをおすすめします。
犯人に告ぐ 下 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:犯人に告ぐ 下 (双葉文庫)より
4575511560
No.106:
(4pt)

犯人の描き方が中途半端で魅力が感じられない

現役捜査官がテレビに出演するという、劇場型捜査を描いた
作品。この作品自体が劇行型と言うか映像向きである。
主人公が県警本部長から劇場型捜査を言い渡される場面など、
映画の一シーンを見ているようだった。実際映画にもなっている。
物語としては面白いのだが、残念ながら犯人の描き方が中途
半端で魅力が感じられない。既に終息している事件の掘り起こし
のような形となり、主人公と犯人の手紙のやり取りも今一つ盛り
上がらない。逆に前半で登場した『ワシ』の方が存在感があった
りする。
前評判が高かったのでやや期待はずれの感もあるが、作者
のストーリーテラーとしての才能は遺憾なく発揮されており、
エンターテイメント作品としては充分楽しめる一作である。
犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)より
4575511552
No.105:
(3pt)

ドラマなら……

この作品は、映像になってこそのものだと思う。視覚によってならばインパクトを与えられるであろうシーンが多々あるため、文章で楽しむには少々動きに欠けるように感じられた。また「劇場型捜査」がテーマのためか事件の手がかりそのものが少なく、登場人物の推理があまり描かれない(推理をすることはあるが思考描写が推理小説的でない)ように思う。しかし、クライマックスは非常に迫力があり、キャラクターの魅力も相まって素晴らしい完成度となっていた。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
4575234990
No.104:
(2pt)

ごめんなさい

とても丁寧な文章で人間が描き出され、正座して読みたくなるなーと思ったのですが、ストーリーについては、正直なところ、最初から最後まで首を傾げながら読んでしまいました。最初のほうの失言もちょっとやり過ぎでありえないという気がしてしまい、そのあと、警察が犯人逮捕のために民放一社の番組に出つづけるというのも理由が納得できず、無茶にしか感じられませんでした。そして、視聴者受けするからと公務員が高級ブランドのスーツを着てテレビに出るというのも、視聴者に嫌われるぐらいでいいという言動も……。最後には納得させてもらえると思ったのに、あのオチでは。最後に放った犯人へのメッセージも、個人的にはダサイと思ってしまいました。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
4575234990
No.103:
(4pt)

劇的なストーリーに魅せられる

6年前のとある事件で演じた大失態により閑職に飛ばされた刑事・巻島が、
捜査の行き詰まった連続児童殺害事件の「特別捜査官」として再び表舞台に呼び戻され、
その指揮を執る―というもの。
その捜査とは、巻島自らがTV出演し、姿が見えざる犯人に対して公の場で呼びかけるという
史上初の「劇場型捜査」。
しかし、前例のないそのような捜査が素直に進展するはずもなく、
警察内部の紛争、TVの視聴率争い、マスコミからのバッシング、
様々なものが絡み合い事件は解決どころか更にヒートアップしていく。
そのスピード感と迫力が圧巻で、ラストに向け巻島が犯人を追い詰めていくシーンはもう鳥肌もの。
なるほど映画化もされるだろうなという劇的なストーリー展開は見事。
純粋に面白い作品だと自信を持ってお勧め出来る。
犯人に告ぐ 下 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:犯人に告ぐ 下 (双葉文庫)より
4575511560
No.102:
(5pt)

「逮捕はもう時間の問題だ。逃げようと思うな。今夜は震えて眠れ」

 幼児誘拐事件の身代金受け渡しの現場で犯人を取り逃がした事により人質を殺害され、なお記者会見の場で失態を犯し地方へ左遷された神奈川県警元警視・巻島史彦!
 かつての上司であった警視監・曾根要介の引き抜きにより、川崎男児連続殺害事件――通称“バッドマン”事件――の特別捜査官を任され、テレビを通じて“バッドマン”との劇場型捜査の攻防を描いた警察小説である。 昨年、WOWOWが新たに立ち上げた劇場用映画レーベルの第1弾作品として映画化(監督:瀧本智行、主演:豊川悦司)により、公開 (07.10.27) されて話題を呼び、私自身も映像から本書を手にした次第である。2005年の大薮春彦賞や週刊文春や週刊現代でも1位に輝いた本書は大変読み応えのある力作であり、十分に堪能した。
 主人公・巻島や上司・曾根以外にも巻島の腹心であるベテラン刑事・通称“津田長”こと津田良仁(映画では笹野高史氏が好演!)や同じく巻島を信頼する部下・本田明広、キャリア組で曾根警視監の甥にあたり、腹に一物のある刑事総務課長・植草壮一郎(映画では小澤征悦氏が憎々しげに熱演!)など一癖も二癖もある登場人物たちが一つの事件のなかで錯綜する展開が面白い(特に捜査情報を元恋人であり、ライバル局の女子アナである杉村未央子に漏洩する植草課長に対し、巻島・津田・本田の3人が罠を仕掛けるところが秀逸であり、また植草が映画ほどあざとくないのも印象的)。
 最後に犯人を追い詰める巻島のテレビ発言のシーンが印象に残りました。
「逮捕はもう時間の問題だ。逃げようと思うな。失踪した人間は真っ先にマークする。今夜は震えて眠れ」
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
4575234990
No.101:
(5pt)

犯人よ、今夜は震えて眠れ

「犯人よ、今夜は震えて眠れ」
見出しに書かれたこの言葉に惹かれて読んでみました。マスコミを利用しての犯罪捜査。警察内部での障害。様々な思惑が交錯する中で、ただただ信念を貫いて捜査を続ける巻島管理官。
警察組織の描写も細かくてその分野に興味がある人にも面白く読めるかと思います。
文章量は割と多めです。
でも読んでみる価値はあるかも。
映画化もしていますが、映画を観るよりは原作本の方が面白いと思いました。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
4575234990
No.100:
(1pt)

どこがおもしろい?

まず、この人は警察ものを書かない方が良いかと思います。
警察をリアルに書いているつもりなのでしょうか?
参考文献が載っていましたが、本当に調べたのか?という程でした。
○曜サスペンス並みの警察でしたね。
冷静で聡明な上司が、いきなり逆切れしてくるのも意味不明でした。
そして、ラストのグダグダ感。全く盛り上がらずに終了。
犯人に告ぐ 下 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:犯人に告ぐ 下 (双葉文庫)より
4575511560
No.99:
(4pt)

劇場型捜査は拍子抜け?

背表紙の「史上初の劇場型捜査が幕を開ける。」とのキャッチコピーにつられて
読んでみました。
期待していたものとは違いましたが、結構面白かった。
ミステリーとしては多少のもの足りなさもを感じましたが、上司の裏切りや
老刑事や被害者家族との心温まるやりとりなど、つい先を読みたくなること請け合いです。
最後に不満だった点をひとつだけ。
犯人、弱すぎます。もっと憎らしく、かつ、タフであって欲しかった。
犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)より
4575511552
No.98:
(5pt)

おもしろかったです。

連続児童殺人事件が横浜で発生し、懸命な捜査にも関わらず、全く犯人の手がかりがない。
捜査本部では、テレビに捜査官を出演させ、犯人を誘い出すというこれまでにない手法をとることにした。
その出演役として、白羽の矢が立ったのは、過去に記者会見でプッツン事件をおこして、左遷されていた巻島警視であった。
下巻も含めたレビューです。
いろいろと突っ込みどころもありますが、まあ、おもしろかったです。
警察内部の縄張り争いや、出世競争、裏切りなど、ごちゃごちゃしたものも描かれていて、本当はどうなんだろう、こんなものかもなと思いながら読んでました。
最後のオチは、やや犯人像に物足りなさも感じましたが、雫井 脩介で有名な「虚貌」のオチに比べたら、順当な納得できるオチでした。
単純に楽しめて良かったです。
犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)より
4575511552
No.97:
(5pt)

劇場型捜査という新しい形

劇場型捜査という新しい形での犯人に対する呼びかけ、そこからの証拠採取だけでなく、マスコミとのやりとり、女性の気を惹くための捜査情報の漏洩等、細かい点も描かれていてとてもおもしろかった。読んでいて全然飽きず一気に読んでしまった。ちょっと残念だったのがダメ刑事小川の出番だった。ちょっとしか出ていないにも関わらず最期の最期で重要な役回りを演じていたが、その布石がちょっと足りない気がした。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
4575234990

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