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夜行観覧車
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夜行観覧車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全133件 21~40 2/7ページ
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気にいる又気に入らないは関係無いです。ただ読みたいと思って購入しました。 | ||||
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冒頭から湊かなえらしさ全開で、短時間で読み終えることができた。どんな読み手でも、ああ、コイツむかつくなあ、とか(一般的には逆の意味だが)感情移入出来るキャラが登場するはず。反対に自分に置き換えてみて感情移入出来るキャラもいるだろう。起こっているのは、やや浮世離れした高級住宅街での悲惨な事件なんだけど、生々しいリアリティが感じられて、自分の身には起こらないと言い切れる人は少ないのではなかろうか。 あえて読み手の気分を逆撫でにするようなキャラ作りをしているので、当然読んでいて強い嫌悪を覚える話。「家族」について考えるために読んでも、得られるものはないだろう。でも作者はそれを十分理解して表現しているのであり、覚悟して読まねばならない。 ハッキリ言って最低のクズ人間ばかり登場する、胸糞の悪くなる小説。だが、夜行観覧車の美しいイメージと、人が死にメチャクチャになった末に、これからも家族として生きて行こうと言うラストは救い。この芸風に耐えられる人なら、間違いなく面白いと太鼓判をおしておく。 | ||||
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バラバラになりそうなのに意外と(やむなく)つながっている遠藤家。 家族内からいきなり被害者と加害者が出て、その対応に追われる高橋家(の子供)。 2家族の解決に向けてのストーリはスリリングで、最後も(少し)希望が見える終わり方でよかったです。 ただ、これではお父さん(+登場しませんがお父さんのご両親と兄弟)が浮かばれないなあと感じました。 そちら側から調査しだしてしまう内容でも1冊できそうです。 | ||||
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ある日閑静な住宅街で起こった家庭内殺人事件 その家族や近隣住民たちの物語。 湊かなえさんらしさがところどころに散りばめられていて、 まあまあ面白かった。 | ||||
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中学受験に失敗した家庭の荒れ方や他人を見下すことで自分を保ち続けるような登場人物。なるほど、これがイヤミスというものなのかと妙な感心をした。ミステリー要素しては最初に考えていたものがそのまま答えだった。 他人の不幸を見なければ実感できない幸せなど、本当の幸せだと言えるのだろうか… 本当にその通り。湊かなえはこういう感情を文章にするのがとてもうまい。 2017.9.16 読了49冊目 | ||||
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多角的な視点で描かれることで清濁が露わになる登場人物たち、 一筋縄ではいかない人間模様が面白くスラスラ読めるが、 肝心の真相がぼんやりとしており、スッキリしない結末が惜しい。 | ||||
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目に見えないそれぞれの家庭の裏側が見える内容です。 隣の芝生は美しいということを思い知らされます。 あっという間に読み終えました。とても考えさせられます。 | ||||
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大変おもしろい作品でした。犯人が思ってた人と違い。最後ゎ驚きの連続でした | ||||
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真相やトリックを楽しむ作品では無い事が最初の一幕で分かりました。とにかく、いやしいとしか表現できない人間が色々大量にやらかしてくれますが、自分の嫌な一面をひたすらネチネチとつつかれる感覚があって、もうやめてくれ、と身悶えする思いで最後まで読みました(笑) こういう楽しみ方は何なんだろう? それこそ野次馬的じゃないのか? しかもそれを提供している筆者こそ、度の過ぎたとんでもない野次馬なのではないか? と、そんな事ばかりを考えていましたが、描写は人間の真に迫っていて、自分的には非常に好みでした。遠藤家の破壊力が…。 | ||||
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美品でした ありがとうございます。 が しおりの紐とかが 少しよじれてたり 若干 中古感があったので ★一つ減らしました 又の機会が有りましたら よろしくお願いします。 | ||||
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に惹かれて買いました。中身にも満足。 あらすじに「事件の真相が明らかになる」とありますが、 この作品の特長は「謎解き」ではないので、そういうミステリーを期待させる 文言を入れるのは、何か違うとかんじました。 殺人の動機や事件の真相は、特に突飛でもないしスリリングでもありません。 この作品のキモは、家族とご近所という狭い社会の中で、人の気持ちがすれ違っていく様を 鮮やかに描写しているところでしょう。 物理的に近ければ近いほど、心は遠くなるとでも言うように。 作品内には絶対的な真実というものが存在せず、それゆえ絶対的な正義も悪も 見つけられません。湊氏お得意の、「複数の登場人物の視点から事象を描き出す手法」 により、重層的に物語が紡がれて行くなか、 すべての事象を登場人物がそれぞれ勝手に解釈し、 勝手に傷ついては周囲を傷つける悪循環にはまってしまいます。 その様は、神の視点を与えられている読者には 苛立たしいほど愚かに見えます。 でも、読んでいて苦笑しつつも、もしかしたら自分自身、このように振舞っているのかもしれないと チクリと胸を刺されるのです。自分を客観視すること、とくに家と近所という とても近しく、狭い世界のなかで思い込みを脱することの難しさを痛感させられます。 でも どんなに愚かでも、うんざりしながらでも、 明日は来るから、人は、多分、生きていかねばならないのだろう。 自分と家族と世界の愚かさに心底倦み疲れても、また朝はやってくるし 誰もがそうして生きているのだろうという、一種の腹のくくり方を見た気がします。 ポシェットのお節介オバサンのように、時に愚かさゆえに救われる命も あるでしょう。100のうち1つでもマルを付けられるなら、あとは×でも仕方ないか だって神の視点を持たぬ人間だもの。 それでももう少しスマートに生きれるものなら、生きてみたいと思うものです。 でも、そう願ってしまうことが既に錯誤への第一歩? 『母性』と共通する部分の多い話だと思いました。 | ||||
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色々湊かなえ作品は読んできたけれど、本書はちょっと異彩でした。 (解説が『時かけ』脚本の奥寺さんで意外だったというのもあり。笑) サスペンスなのかと思って読んでいたら(特に高橋家の殺人には裏があるとずっと思っていたけれど…)、“人間臭さ”を描いた小説でした。 後味はちょっと悪かった、結局そうするのかよ…って感じでした。 湊かなえ作品には、ほぼ必ず世代の違う人たちが5.6人出てくる。 そして、彼ら彼女らは「相手はこう思っているだろう」「だからこうしよう」という画策をするんだけれど、それが見事なまでに合っていない。 特に、本書では親子間の思い入れや主張の違いが際立っていた。 (もし子供が彩花みたいになったら嫌だ…と思いながら読んでいた) 本書では特に「家」。これだけでも、皆色んな思い入れがある。 “ATフィールド”とか“バカの壁”じゃないけれど、人と人って本当に分かりあうことは不可能なんだなぁ、と改めて思いました。 あと、良幸の「もちろん、今のまま順調に何年も交際が続いて結婚に至るのなら、何の問題もない。しかし、就職活動もせず、学生のうちから依存心を丸出しにされてしまうのはかなり重い。」(中略)…という部分。湊かなえって、本書で言う「明里」みたいなThe“しんどい”人間の描写が本当に巧い。「明里」は自分の一番嫌いなタイプかも。苦笑 著者:湊かなえ(1973年、広島生まれ) 発行:2013.1.9 ― 2013.3.13 第11刷 読了:2015年/083冊(07月/09冊)★3.6 | ||||
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湊かなえ作品にはまり、大量に発注。この夜行観覧車はこれから読み始めるのですが、ドラマにもなっていたので今から楽しみです。原作を読んだらドラマを見てみようかな?湊かなえさん 最高です! | ||||
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告白と同じようにそれぞれの「視点」から書かれ、そこから全体像を見ていく構成ですが、告白と同じ感激(または衝撃?)を求めないで 全く別の小説として読まないと、あれ?っていう肩すかしをくらうような気持になるかもしれません。これはこれで小ぶりにきちんと まとまっていて「湊かなえ」という作者のスタイルを完成させている気もします。「告白」とこの「夜行観覧車」の両方に共通するのは 「親子の関係」が軸になりつつ、とどのつまりは「母と子」であって、どちらの小説も子育てにおける父親の存在は情けないほど「希薄」です。 これが湊さんの「親子観」なのかどうかわかりませんが、どちらも父親はほとんど空気のような存在ですね。今度、親子の関係を軸にして 書く際は、ここのところを変えないと、最終的にいつも同じということになりかねないかなと思いました。 夜行観覧車の話そのものは衝撃的ではないものの、日本の「よその家庭の事情に首をつっこまない」という姿勢が、実は家庭内暴力や 児童虐待を助長しているという点もまた、現代日本の憂慮すべき事実であり、そういう意味では、これと同じ話が自分の住む街で起きても おかしくないくらい十分あり得る話だと思いつつ一気に読んでしまいました。 | ||||
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ドラマの話とはまた違った面白さで、一気に読んでしまいました。 | ||||
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初めて読んだこの人の作品は有名監督による映画化で話題になった「告白」でした。しかし、原作も映画も私にはイマイチで、少しも心動かされませんでした。もうこの人の本を読むことはないかな、と思っていましたが、図書館でたまたま見つけそのオビを読んで、その内容にちょっと惹かれ、借りてしまい読み始めたら・・・。読みやすい文章やわかりやすい章分けのおかげもあり、ページをめくる手が止まりせんでした。一癖ふた癖ある作中人物の中でも突出した嫌な女、彩花のオレ様ぶり、身勝手ぶりには、読んでいて何度もイライラさせられましたが、他の人物たちはなんだかんだ言っても、どこか憎めない人たちでなんとなく救いがありほっとしました。 疾走感に溢れたストーリー展開に気持ちよく翻弄されつつ、わくわくしながらラストをむかえましたが、彩花がチョコレートケーキを「みんなで食べよう」とつぶやいたのは、ちょっといただけませんでした。ついさっき、母親に殺されそうになって荒れ狂っていた彼女の豹変ぶりがあまりにもとってつけたようで、正直ちょっと鼻白んでしまいました。規定ページ数とかの関係で不本意ながら、そのような終わり方にしたのかもなんて思ったりもしました。 しかし、そんなのは些細なことで、全体としては星をもうひとつプラスしたくなるような素晴らしい作品でした。かなりの数の著作がありそうな湊氏。これからも次々ハマってしまうのだろうなと、怖くもあり楽しみでもあります。 | ||||
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高級住宅地に住み、主人はエリート医師で、子供たちはみな優秀な高橋家。 主人は普通のサラリーマンなのに分不相応な高級住宅地に住み、近隣住民に蔑視され、1人娘の問題行動にも悩まされる遠藤家。 TVドラマでは高橋夫人と遠藤夫人が友達になるが、小説では高橋夫人は遠藤夫人と遠藤家を見下している。 そんな、遠藤家との対比で一層引き立つ、人も羨む高橋家で起ったまさかの惨事。 小説では犯人がすぐ明らかになるので、サスペンス小説だと思って読んだらまったく面白くない。 けれど、エリート一家にも大きな悩みがあったという、ドロドロした家族関係を描いた小説として読めば、結構面白い。 | ||||
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一気に読みたくて、やっと時間が取れて一気に読んで、面白かった。時間軸が読み取れない部分があり、読み返しましたが…そこが星が一つ減った理由です。カバーのデザインも良いですね。 | ||||
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本屋さんまで行かなくても、いち早く人気の本が購入でき満足です。 | ||||
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この展開で最後はハッピーエンドなのか…。 いや、好きですよ、こういうの。 ま、要するに、少し視点を変えるだけでうまく物事が回るのに、 自分の目の前の事象しか見えていないから、すべてのことが悪い方向に 向いてしまう…ということなのでしょうか。 まぁまぁおとぎ話的なラストですが、張り紙を剥がすシーンでは思わず 鼻をぐずぐずさせてしまいました(電車の中で…かっこわる!)。 ※ラストの方の週刊誌記事ですが、週刊誌的にはあの内容でいいので しょうが、警察的にはやはり真相が究明されるのでしょうね。 でも十分面白い作品だと思います。 | ||||
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