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夜行観覧車
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夜行観覧車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 41~60 3/4ページ
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日本ハムの絶対エース、ダルビッシュでも調子の悪いときがある。でも、そんなときでも相手打者は、ダルだから打てないという先入観があって、抑えられてしまう。これを業界用語では「顔で投げる」という。 「告白」で、一躍有名になり、もちろん、作品の評価も高かった湊。 この作品は、残念ながら「顔で投げた」作品です。エンターテイメントとしては、平均レベル以下の作品。これを面白いと評価している人は、「告白」の勢いで惑わされてしまっているのでは。 この作品に疑問又は不快を感じた点。(ネタバレありなので、未読者は読まないでください) 出てくる人間どれもこれもネガティブな考えの人間ばかり。こういう人間は確かにいるでしょう。どんな人の心の中にもあるでしょう。でも、その部分ばかり強調しても不快感しか残らないし、途中からうんざりしてくる。作品にスパイスをきかせる程度にしておいてほしいもんです。ややくどすぎ。 メタファの説得力が弱い。ストーリーと観覧車が繋がらない。無理やりな感じ。それと、男性アイドルが出てくるが、これは必要なんだろうか。(これ、単に作者が若いアイドルが好きなだけではないか、露骨な感じにややひいてしまいます) プロットが弱い。中学生の息子は、母親が父親を殺したことに気づかずにコンビニに行く?千円札がなくなるのも設定上都合良すぎ。そして自分が殺していないのに、家に帰らず逃げる?なにより、殺しの理由として説得力が無かった。いまだ殺しの場面は想像すらできないし納得できない。ほかにも、遠藤家の夫が向かいの家の壁の清掃をするに至るのが無理やりな感が否めない。となりのおば様が最後にいい人になるのも安易過ぎ。でも、これらの部分を否定したら、この作品は成り立ちません。結局、プロットがしっかり練られていない。大事な場面で弱点が多い作品。 ディティールが薄い。きっと、作者の引き出しの問題なんだと思いますけど、設定が容易。学校だけはだれでも通った経験があるから細かく書ける。だけど、設定として出てくる大学、病院、住宅メーカー、スーパーなど、ディティールが書き込まれていないのでリアリティが感じられない。作者の行動範囲の中で関わるエリアだから分かる範囲で使っているんでしょうけどね。今後の湊氏の作品の大きな課題。このままじゃ大いなるマンネリに陥るかも。しっかり世の中のいろんな世界を見てリサーチをして書いて欲しいです。 総論 湊氏のせいではなく、ひとつでっかく当たった作者の作品は売れるから、とにかく売りたいという出版社のプッシュで、こういう作品を書かされているなら、作者がかわいそうですね。 | ||||
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内容がなんかうすっぺらい感じだった。 血の繋がりがない医学部の長兄にしがみついて自己中心な主張をする彼女が、いかにもいそうな存在だったからこのひとを題材に掘り下げてほしいもんだ。 全体的には再読する気にならない、あっけない小説だった。 | ||||
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内容がなんかうすっぺらい感じだった。 血の繋がりがない医学部の長兄にしがみついて自己中心な主張をする彼女が、いかにもいそうな存在だったからこのひとを題材に掘り下げてほしいもんだ。 全体的には再読する気にならない、あっけない小説だった。 | ||||
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40代男性です。 世の中、きれいごとだけでは済まない事を理解しています。 良いことばかりが起きるのではないことを理解しています。 どんなに良い人でも、意地の悪い行動をする事があるのも理解しています。 しかし、この作品の登場人物たちはひどい、と思います。 陰湿で、自分勝手で、大人の責任が取れない。 殺人や、殺人未遂が起きますが、それも、理解出来ません。 文学作品としては一定レベル以上だと思います。 しかし、この中に流れている考え方が許せません。 申し訳ありませんが、この作品が、世の中から消える事を望みます。 子供には勧めません。 | ||||
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40代男性です。 世の中、きれいごとだけでは済まない事を理解しています。 良いことばかりが起きるのではないことを理解しています。 どんなに良い人でも、意地の悪い行動をする事があるのも理解しています。 しかし、この作品の登場人物たちはひどい、と思います。 陰湿で、自分勝手で、大人の責任が取れない。 殺人や、殺人未遂が起きますが、それも、理解出来ません。 文学作品としては一定レベル以上だと思います。 しかし、この中に流れている考え方が許せません。 申し訳ありませんが、この作品が、世の中から消える事を望みます。 子供には勧めません。 | ||||
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人の好みは本当にさまざまなのだなあ、と感心させられた一冊です。 レビューの評価がかなりいいので、期待したのですが、おもしろいと感じられませんでした。 30ページくらいで挫折。途中で本を投げ出したのは、久しぶりです。 出だしで、娘のわがままぶりを、これでもかという程、書き込んであるのですが、「ね?読んでいて、この娘に腹が立つでしょう?」という、作者の声が聞こえてきそう。 お母さん視点で書かれている割に、そのお母さんの心理状態もよくわからない。 まるで、物語に入り込めませんでした。 湊かなえさんの本を読むのは初めてですが、最初に中古本を買って、作風を確かめるべきだったと、思っています。 | ||||
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確かに、告白と同じく、引き付けるものがありました。感情の描写も面白く、ぐいぐい読めます。でも、終盤に差し掛かった時、残りのページがあまりにも少なくて、え?これだけ?と思いました。そこからは、思った通り、期待外れの結末が・・・。期待した分、あまりにもあっけない結末で、告白のような衝撃的な結末を期待した訳じゃないけれど、前半面白かっただけに、取り残された感じで、物足りない。そこがとても残念です。 | ||||
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確かに、告白と同じく、引き付けるものがありました。感情の描写も面白く、ぐいぐい読めます。でも、終盤に差し掛かった時、残りのページがあまりにも少なくて、え?これだけ?と思いました。そこからは、思った通り、期待外れの結末が・・・。期待した分、あまりにもあっけない結末で、告白のような衝撃的な結末を期待した訳じゃないけれど、前半面白かっただけに、取り残された感じで、物足りない。そこがとても残念です。 | ||||
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−以下、不快にさせたらごめんなさい。湊かなえさんの評価が高いことは知っていますが、こんなので高評価って、と思いました。ひたすら暗いし、救いもあるんだかないんだか。なんか、いろいろなコトやモノをけなし、コピペでスクラップして作品を書いているような感じがして好感が持てません。むしろ、不快です。読み返したいとも思わない。よく言われている、作者ならではのリアリティも微妙です。たしかに、「実際ありそうだな、こういう嫌がらせ」っていう箇所だけはなんだかリアルでしたが。文章自体は下手とは思いません。でかい文字で作った拙すぎるケータイ小説の一部作品よりはずっと読みがいがあると思います。けど、行間も含め、なんだか嫌なんです。正直、作者は家庭内の状況も、ご近所さん同士でも穏やかで心地良い環境で育ったから、こういう風に悩み多き家庭環境やご近所付き合いを書けるではないか、とも思ってしまいました。実際そうではないかもしれませんが、多少いびつな家庭環境や近所の面々に囲まれて育った人間ならば、こういう描写はまずしないと思うし、たやすく題材にしたりもしないと思います。それと、作者に対して、デリカシーねぇな、こいつ、だとか、ググるの大好きで、名ばかりニュース番組やワイドショーも大好きそう、、、って途中から読みながら何度も思いました。きっと、今だけの小説家で終わっちゃいそう、、、そんな気もしてなりません。それと、これが好きな作品と言えるひとはきっと、いろいろな意味で幸せものなんだろうな、とも思いました。そんなわけで、持っている事自体が苦痛で、古本屋に買い取ってもらおうかと検討中です。ー以上です、ご清聴ありがとうございました。 | ||||
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湊かなえの『告白』は、読み終えてあまりの結末に呆然としてしまった。あの後味の悪さ、うかうかと全部読んでしまった自分が許せないような気さえする。 それでも『告白』はいやでも読ませてしまうという、話の上手さがあった。けれども、『夜行観覧車』にはそれもない。特に結末が中途半端である。あるのは「これで終わらせるの?」という怒りにも似た思いだけ。 二つの家族が交互に描かれ、その間に第三者の小島さと子の語り(電話の会話であるけれど、ほとんど独り言である)が挟まるというこの構成は面白い。だが、はっきり言って作者自身がこの構成に寄りかかっているというか、この構成を思いついたことで満足してしまっているかのようである。 事件が起こった家の前に住む遠藤家のほうは、まだ家族が描かれている。また、その隣家の金持ちの暇人小島さと子の描き方もうまいと思った。 問題は、当の高橋家の家族が描かれていないことである。真実が明らかになったところで、さてどうするのか?この先を描くのが小説ではないのかと思う。こんな結末では、この家族はまた何か別の問題を引き起こしてしまうのではないだろうか。もちろん、小説の中で解決しろというのではないが、家族の再生に向けての手がかりを示してほしい。それとも、「こんな家族だから問題が起こったのですよ。これからも何があるかわかりませんよ」と言いたいのだろうか? 湊かなえは、何のために小説を書いているのか?ますますわからなくなってしまった。 | ||||
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湊かなえの『告白』は、読み終えてあまりの結末に呆然としてしまった。 あの後味の悪さ、うかうかと全部読んでしまった自分が許せないような気さえする。 それでも『告白』はいやでも読ませてしまうという、話の上手さがあった。 けれども、『夜行観覧車』にはそれもない。特に結末が中途半端である。 あるのは「これで終わらせるの?」という怒りにも似た思いだけ。 二つの家族が交互に描かれ、 その間に第三者の小島さと子の語り(電話の会話であるけれど、ほとんど独り言である)が挟まるというこの構成は面白い。 だが、はっきり言って作者自身がこの構成に寄りかかっているというか、 この構成を思いついたことで満足してしまっているかのようである。 事件が起こった家の前に住む遠藤家のほうは、まだ家族が描かれている。 また、その隣家の金持ちの暇人小島さと子の描き方もうまいと思った。 問題は、当の高橋家の家族が描かれていないことである。 真実が明らかになったところで、さてどうするのか? この先を描くのが小説ではないのかと思う。 こんな結末では、この家族はまた何か別の問題を引き起こしてしまうのではないだろうか。 もちろん、小説の中で解決しろというのではないが、 家族の再生に向けての手がかりを示してほしい。 それとも、「こんな家族だから問題が起こったのですよ。 これからも何があるかわかりませんよ」 と言いたいのだろうか? 湊かなえは、何のために小説を書いているのか? ますますわからなくなってしまった。 | ||||
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この作品と同じ作者の湊かなえさんの「告白」を先に読んだこともあり、過度な期待をして読むと期待はずれだったように感じます。「告白」のような衝撃や緊迫感、疲労感といったものはこの作品においてはほとんどなく、ありふれた日常に現代社会で問題となっている出来事を加え、ストーリーが展開されていくため独創性もなく、登場人物の心理描写も普通といった印象を受けました。楽しくは読めましたが、わざわざハードカバーで買うほどでもないような気がします。文庫が出るまで待ったほうが良いと思いました。 | ||||
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この作品と同じ作者の湊かなえさんの「告白」を先に読んだこともあり、過度な期待をして読むと 期待はずれだったように感じます。 「告白」のような衝撃や緊迫感、疲労感といったものはこの作品においてはほとんどなく、 ありふれた日常に現代社会で問題となっている出来事を加え、ストーリーが展開されていくため 独創性もなく、登場人物の心理描写も普通といった印象を受けました。 楽しくは読めましたが、わざわざハードカバーで買うほどでもないような気がします。 文庫が出るまで待ったほうが良いと思いました。 | ||||
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「告白」のハードカバーを何年か前に読み、とても面白くて凄い人だと思ったので 続けて「少女」や「贖罪」も図書館で借りて読んでみました。 どれも面白かったと記憶しています。 新刊という事で、図書館で予約してから半年以上待って手にしました。 期待が高まりすぎた事もあったかもしれませんが、がっかりでした。 文章は確かに上手だと思いますが(作家さんに対して失礼な言い方ですが) 何て言うのか…雑な印象を持ちました。 終わり方も納得出来ず、はずれの映画を見終わった後の 「この先は自分で考えろ」というの…?と呆然とする感じに似ています。 「告白」の話が、とても丁寧な作りに思えたので、非常に残念です。 ベストセラー作家として、今の時期ひっぱりだこなのかもしれません。 注目されているうちに沢山本を出しましょうという事なのかもしれません。 しかし、つまらない本を沢山読むよりも、面白い本を1冊読みたいのが読者だと思います。 図書館で借りた「告白」は、文庫本になっていたので子供達の為に買いました。 この「夜行観覧車」は面白いと思えなかったし文庫本になっても買うつもりは、ないです。 ついでに「告白」ですが、もう随分前に読んだので私の感想も 変わっているかと思いレビューはしていません。 買った文庫本をもう一度読んだら、レビューをしたいと思います。 | ||||
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「告白」のハードカバーを何年か前に読み、とても面白くて凄い人だと思ったので 続けて「少女」や「贖罪」も図書館で借りて読んでみました。 どれも面白かったと記憶しています。 新刊という事で、図書館で予約してから半年以上待って手にしました。 期待が高まりすぎた事もあったかもしれませんが、がっかりでした。 文章は確かに上手だと思いますが(作家さんに対して失礼な言い方ですが) 何て言うのか…雑な印象を持ちました。 終わり方も納得出来ず、はずれの映画を見終わった後の 「この先は自分で考えろ」というの…?と呆然とする感じに似ています。 「告白」の話が、とても丁寧な作りに思えたので、非常に残念です。 ベストセラー作家として、今の時期ひっぱりだこなのかもしれません。 注目されているうちに沢山本を出しましょうという事なのかもしれません。 しかし、つまらない本を沢山読むよりも、面白い本を1冊読みたいのが読者だと思います。 図書館で借りた「告白」は、文庫本になっていたので子供達の為に買いました。 この「夜行観覧車」は面白いと思えなかったし文庫本になっても買うつもりは、ないです。 ついでに「告白」ですが、もう随分前に読んだので私の感想も 変わっているかと思いレビューはしていません。 買った文庫本をもう一度読んだら、レビューをしたいと思います。 | ||||
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この方の作品を読むのはこれで2作目ですが、この作品は期待が高かっただけに残念でした。 「湊かなえさんが好きな作家の書き口」と「自分の経験上の書き口」とかが入り混ざって進んでいくので、 文の書かれ方に、とても浮き沈みを感じました。 第3章については、綴る必要があったんだろうか・・・ と思うほどの中だるみ感。 そこに何か文学的な心象表現があれば、「間」として考えられましたが 表面的な風景描写でしかなく、それがただだらだらと続いていく・・・ 結末も非常に残念でなりませんでした 主人公や周辺の人たちの切迫した雰囲気もなかったですし 事件に対する登場人物たちの内面表現が、 いまひとつ、まとまりきれていないように感じました 冒頭の書き出しがよかったので、 あのままずっと最後までいっていれば傑作になったかもしれません | ||||
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この方の作品を読むのはこれで2作目ですが、この作品は期待が高かっただけに残念でした。 「湊かなえさんが好きな作家の書き口」と「自分の経験上の書き口」とかが入り混ざって進んでいくので、 文の書かれ方に、とても浮き沈みを感じました。 第3章については、綴る必要があったんだろうか・・・ と思うほどの中だるみ感。 そこに何か文学的な心象表現があれば、「間」として考えられましたが 表面的な風景描写でしかなく、それがただだらだらと続いていく・・・ 結末も非常に残念でなりませんでした 主人公や周辺の人たちの切迫した雰囲気もなかったですし 事件に対する登場人物たちの内面表現が、 いまひとつ、まとまりきれていないように感じました 冒頭の書き出しがよかったので、 あのままずっと最後までいっていれば傑作になったかもしれません | ||||
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たとえ文庫がすぐ出たとしても買ってまで読み直したくない。 だって気持ち悪い。正直な感想です。 続きが気になって読み進めましたが、どこからどこまでも不気味だらけです。 なにかに執着してもしくは確執して不細工な性格になったキャラクタしか存在しない。 その集まりが「家族」という括りになってますが。 家族という繋がりを不気味一貫の形で示して欲しくないですねえ。いえ、なかったです。 「ともに居なくてはいけない家族」の在り方ではないですもん。このお話は。 それでも居なくちゃ生活できないからこの先も居るのだろうな、という具合で。 親に刃向かう娘。親の言いなりになる息子。 怒鳴り声に耐え続けた親。 すべてがストレスとなって事件が起きた。 それが原因でばらけていくのか、もしくは良くなっていくのかと思えば全然そうじゃない。 なんだか、今までの延長戦が始まっていくらしい。 「告白」は不気味でもスカッとした読後感でした。 「夜行観覧車」は不気味一貫でした。このひと言に尽きます。 | ||||
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たとえ文庫がすぐ出たとしても買ってまで読み直したくない。 だって気持ち悪い。正直な感想です。 続きが気になって読み進めましたが、どこからどこまでも不気味だらけです。 なにかに執着してもしくは確執して不細工な性格になったキャラクタしか存在しない。 その集まりが「家族」という括りになってますが。 家族という繋がりを不気味一貫の形で示して欲しくないですねえ。いえ、なかったです。 「ともに居なくてはいけない家族」の在り方ではないですもん。このお話は。 それでも居なくちゃ生活できないからこの先も居るのだろうな、という具合で。 親に刃向かう娘。親の言いなりになる息子。 怒鳴り声に耐え続けた親。 すべてがストレスとなって事件が起きた。 それが原因でばらけていくのか、もしくは良くなっていくのかと思えば全然そうじゃない。 なんだか、今までの延長戦が始まっていくらしい。 「告白」は不気味でもスカッとした読後感でした。 「夜行観覧車」は不気味一貫でした。このひと言に尽きます。 | ||||
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最初に、この本はミステリーではない。高級住宅街に住む醜いプライドに凝り固まった人たちの物語である。 事件を起こした家族も、向かいに住む家族も、隣に住むおばさんも、全てにエリート意識が絡んできて、家族を バラバラにしていく・・・。そして最後にまとまるのだが・・・・。 帯に「家族」小説と書かれているが、家族の何を書きたいのかわからない。結末に驚きがある訳でもない。宮 部みゆきのように登場人物に感情移入ができるほど文章力がある訳でもない。 少なくとも実の娘を殺そうとした母親と娘が、ふたたび同じ家で住めるようになるなんてあるのか?殺人の動 機に嘘をついて(ネタバレで書けない)幸せが保たれるのか?不思議な小説だ。 | ||||
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