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デクスター 闇に笑う月
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デクスター 闇に笑う月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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人気TVシリーズがベースだけに、 設定は面白いです。 とは言えプロットは深みに欠け、 本格的なサイコサスペンスを期待すると肩すかしです。 主人公の描写をもっと丁寧に、 サイコパスとしての側面を強調する等があれば、 設定の面白さがストーリーに繋がったと思います。 時間つぶしにはよいと思います。 | ||||
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人気TVシリーズがベースの文庫本だけに、 設定は面白いです。 とは言えプロットは深みに欠け、 本格的なサイコサスペンスを期待すると肩すかしです。 主人公の描写をもっと丁寧に、 サイコパスとしての側面を強調する等があれば、 設定の面白さがストーリーに繋がったと思います。 主人公はダークヒーローでもなく、 妹やその恋人を救うために自分の命をかけていきます。 単に「普通の」刑事ものとしてそこそこ読ませます。 プロローグとエピローグだけが、 ちょっとだけダーク。 これが人気の秘密かもしれません。 時間つぶしにはよいと思います。 | ||||
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南米での特殊作戦部隊、それに端を発する因縁の殺人鬼との確執、 一人又一人と姿を消す元隊員、そこに 礼儀正しい正義のシリアル・キラーが傍観者たる事を許されず、 巻き込まれてゆく...(デクスターは他のシリアル・キラーが気になっており、こっちの事件にはあまり気乗りしていない。) 前作でデクスターという魅力的なキャラはすでに確立されており、そこにこれだけの道具立てをぶち込めば、 面白くないはずは無い、のだが如何せん作者が南米での話しとか、各隊員との友情の果ての裏切り、確執とか、 面白くなりそうなそっち側に話を膨らませる気がなく、義理の妹の恋愛とか、第二作目にして気の早い事に、 後継者の話を膨らませてページを割いて来ており、やっぱり映像化してレンタルする場合は、家族の話を絡ました方が、 受けが良いので、そっちへ舵を切ったのか?と勝手に穿った見方をしてしまい、<あ〜っ、残念。そっちに行くのは、 もっと後でもいいじゃないか?>というのが正直な気持ち。 勿論出来としては標準点以上で、翻訳も名手 白石朗、電車の中でしばし時間を忘れて読み込むには好適。 昨今は出版不況、とりわけ翻訳物の出版が細ってきており、(文春も講談社も文庫月一ミステリー出版を 見合わせてきている。)当方の様な翻訳物好きにとっては、厳しい状況で、一冊読んだら次に読みたい本に 困るような状況だが、本シリーズは是非翻訳出版続いて欲しい、と願っています。 ** ところでデクスターって、「死神を葬れ」の主人公に似ていないか?あっちも続編が出版されて欲しいのですが... | ||||
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アメリカでTVドラマ化され2010年度ゴールデングローブ賞を受賞した大人気の異色シリアル・キラー・サスペンス「デクスター」の原作小説第2弾です。本書の主人公デクスター・モーガンは公的にはマイアミ・デイド郡警察の鑑識技官ですが、実は夜になると血が騒ぎ冷酷な殺人者をターゲットにした連続殺人鬼に変貌するという未だ嘗て無いショッキングなヒーローです。残酷で血なまぐさい場面も当然多く、さぞや恐怖満点のぞっとする物語だろうなと思いきや、読み進めると意外にも冗談やギャグが軒並みに出て来る抱腹絶倒のお笑いサイコ・サスペンスだと気づかされます。 デクスターは小児連続殺人犯を首尾良く突き止め成敗した物の共犯者の特定に苦労していた。しかも警察署内の天敵ドークス巡査部長から24時間体制で監視され完全に動きを封じられてしまう。彼は偽装でバツイチの女友達リタとその子供の姉弟達と日々を送りすっかり骨抜き状態となるが、やがて恐るべき‘生き殺し切断魔’の登場で状況が一変するのだった。 デクスターは四肢や瞼や舌を切断し殺さずに生かしておく残虐極まりない犯人が相手でも「片足を切り落とすにはうってつけの気持ちいい夜ですな」などと悪趣味なジョークを吐く性質で、愛を持たない非人間と自称しますが非情に徹する訳でなくお人好しな面もあって憎むに憎めない不思議な魅力を持つヒーローです。著者の手柄はブラック・ジョークの連発で一頁に一度は笑わせてくれるサービス精神にあるでしょう。唯、本書をミステリーの意外性を期待して読み進むと、次第に謎解きの興味が皆無な事に気づいてガッカリします。警戒するプロの捜査官二人をどうやって手玉に取ったか全く書かれていないのも気になりますし、何より著者が複雑なパズルの構築を最初から捨てているのが残念です。ヒーローの魅力は文句なしに満点なのですから、今後もう少し知的な面白さも磨いてくれればなと期待します。 | ||||
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TVシリーズをシーズン4まで見ています。 前作、デクスター 幼き者への挽歌 (ヴィレッジブックス)は、TVシリーズの第1シーズンをおおよそなぞった感じ(というかTVシリーズがなぞったんですね)だったのですが、今作から全く別の展開となってきます。 とは言っても、デボラが中央からやってきた捜査官と恋に落ちたり、サージェント・ドークスがデクスターにつきまとったりなどといった所々のポイントは一緒だったりしますので、読んでいてその場面ごとの映像が目にうかぶようでした。 内容の方は、はっきり言ってTVシリーズよりかなりショッキングです。また、デクスターの独白により彼の内面がしっかりと描写されている分、ああやっぱりこの人はシリアルキラーで「怪物」なんだ、という印象が強烈に焼き付けられます。またデクスターと対峙する連続殺人鬼も個性的に凶悪であり、さらに意外な伏線が潜んでいたりと物語にグイグイと引き込まれました。 作品としての完成度は前作を上回っていると思います。前作に引き続き、ヴィレッジブックスより刊行予定の続編をさらに心待ちにしています。 | ||||
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