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デクスター 闇に笑う月



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【この小説が収録されている参考書籍】
デクスター 闇に笑う月 (ヴィレッジブックス)

デクスター 闇に笑う月の評価: 3.40/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

時間つぶしに適当な文庫本

人気TVシリーズがベースだけに、
設定は面白いです。

とは言えプロットは深みに欠け、
本格的なサイコサスペンスを期待すると肩すかしです。
主人公の描写をもっと丁寧に、
サイコパスとしての側面を強調する等があれば、
設定の面白さがストーリーに繋がったと思います。

時間つぶしにはよいと思います。
デクスター 闇に笑う月 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:デクスター 闇に笑う月 (ヴィレッジブックス)より
4863322445
No.2:
(3pt)

「ちょっとだけダーク」 これが人気の秘密

人気TVシリーズがベースの文庫本だけに、
設定は面白いです。

とは言えプロットは深みに欠け、
本格的なサイコサスペンスを期待すると肩すかしです。
主人公の描写をもっと丁寧に、
サイコパスとしての側面を強調する等があれば、
設定の面白さがストーリーに繋がったと思います。
主人公はダークヒーローでもなく、
妹やその恋人を救うために自分の命をかけていきます。
単に「普通の」刑事ものとしてそこそこ読ませます。
プロローグとエピローグだけが、
ちょっとだけダーク。
これが人気の秘密かもしれません。

時間つぶしにはよいと思います。
デクスター 闇に笑う月 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:デクスター 闇に笑う月 (ヴィレッジブックス)より
4863322445
No.1:
(3pt)

抱腹絶倒のお笑いサイコ・サスペンスですが、ミステリーの出来としては・・・・。

アメリカでTVドラマ化され2010年度ゴールデングローブ賞を受賞した大人気の異色シリアル・キラー・サスペンス「デクスター」の原作小説第2弾です。本書の主人公デクスター・モーガンは公的にはマイアミ・デイド郡警察の鑑識技官ですが、実は夜になると血が騒ぎ冷酷な殺人者をターゲットにした連続殺人鬼に変貌するという未だ嘗て無いショッキングなヒーローです。残酷で血なまぐさい場面も当然多く、さぞや恐怖満点のぞっとする物語だろうなと思いきや、読み進めると意外にも冗談やギャグが軒並みに出て来る抱腹絶倒のお笑いサイコ・サスペンスだと気づかされます。
デクスターは小児連続殺人犯を首尾良く突き止め成敗した物の共犯者の特定に苦労していた。しかも警察署内の天敵ドークス巡査部長から24時間体制で監視され完全に動きを封じられてしまう。彼は偽装でバツイチの女友達リタとその子供の姉弟達と日々を送りすっかり骨抜き状態となるが、やがて恐るべき‘生き殺し切断魔’の登場で状況が一変するのだった。
デクスターは四肢や瞼や舌を切断し殺さずに生かしておく残虐極まりない犯人が相手でも「片足を切り落とすにはうってつけの気持ちいい夜ですな」などと悪趣味なジョークを吐く性質で、愛を持たない非人間と自称しますが非情に徹する訳でなくお人好しな面もあって憎むに憎めない不思議な魅力を持つヒーローです。著者の手柄はブラック・ジョークの連発で一頁に一度は笑わせてくれるサービス精神にあるでしょう。唯、本書をミステリーの意外性を期待して読み進むと、次第に謎解きの興味が皆無な事に気づいてガッカリします。警戒するプロの捜査官二人をどうやって手玉に取ったか全く書かれていないのも気になりますし、何より著者が複雑なパズルの構築を最初から捨てているのが残念です。ヒーローの魅力は文句なしに満点なのですから、今後もう少し知的な面白さも磨いてくれればなと期待します。
デクスター 闇に笑う月 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:デクスター 闇に笑う月 (ヴィレッジブックス)より
4863322445

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