太陽の坐る場所

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評判

太陽の坐る場所の評価:

3.53/5点 レビュー 59件。 B ランク

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平均点3.53pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全91件 1〜20 1/5ページ
No.91
(5pt)

ミステリーの枠を越えた小粒な佳作

上下分冊になる大作も良いが、小品ならではの良さが詰まった作品。松任谷由実以上に女子が垣間見える、男子からは溜め息の良い意味での佳作。
太陽の坐る場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所 (文春文庫)より
4167817012
No.90
(5pt)

人を突き動かすものは嫉妬とコンプレックスなのか

この著者さんを読むのは「ふちなしのかがみ」に続いてまだ2冊目です。イヤミスならぬ・・なんだろう、ミステリではないからイヤ青春小説とでもいうか・・。昔、同級生だった者たちがその時の思いや関係を引きずり卒業後も吹っ切ることができない、角田光代「三月の招待状」とかドラマ「天体観測」、映画「セント・エルモズ・ファイア」など同種のものがずっと作られているところをみると結構普遍的なテーマなんでしょう。
関東近郊の地方都市で高校の同級生だった彼ら。有名ブランドのデザイナーや映画関係者、女優になって華やかな世界に住んでいる者、専業主婦、銀行員もいる。そして東京在住とそのまま地方に残った者、微妙な勝ち組、負け組の意識。そんな彼らは年に2回、同窓会やクラス会と称して集まっています。
5章に分かれていて、5名の目から見た当時そして現在の状況や気持ちが描かれています。

コンプレックスというのはなんと人間を突き動かす動機になっているものかと思いますが、たとえば自分はどうやってもあの人には追いつけない、圧倒的にあの子の方が美しい、賢い、異性にもてる、劣っていると認めて惨めになる代わりに、その子に気に入ってもらい同じグループに入れてもらって自分も高価値に見えるように振る舞う。恵まれている子は優越感に満ちて女王となりますが、そんな立場もある日突然何をきっかけにして転落の一途をたどるかわからない、いじめる方、いじめられる方の立場の危うさ。仲間外れになる恐怖・・。
これらは女子のパターンですが、男子も今の職場で自信が持てず、みんなが自分を評価し好いてくれていたあの時期に固執していたり。自分が一番輝いていた時期を忘れられなくて必死で同窓会を開催し続けようとする者・・。
みんながかつての惨めな自分を忘れてプライドを保ち、コンプレックスをねじふせようと格闘する様が凄まじく、人間性のどす黒い裏面をこれでもかと描いているので、読んでいてだんだん気持ちが鬱々としてきます。それらの格闘は時に独りよがりで客観性のかけらもないのですが。

映画化されているのを知ってびっくりしましたが、本当なら不可能だと思うのですが・・どんなふうに作ったのだろう。キョウコと響子の意味など、後半の中頃になって人間関係の認識が間違っていたことに気がつき混乱しますが、このあたりはトリッキーでミステリ的ともいえます。
最後に希望の光が見えるのが救いでした。自分自身も10代の時には似たような経験もありましたが、ここまで凄まじく暗黒ではなかったです。いろいろと思い出して感慨深いものがありました。若い頃の思いや苦さからなかなか逃れられない人におすすめです。
太陽の坐る場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所 (文春文庫)より
4167817012
No.89
(5pt)

人を突き動かすものは嫉妬とコンプレックスなのか

この著者さんを読むのは「ふちなしのかがみ」に続いてまだ2冊目です。イヤミスならぬ・・なんだろう、ミステリではないからイヤ青春小説とでもいうか・・。昔、同級生だった者たちがその時の思いや関係を引きずり卒業後も吹っ切ることができない、角田光代「三月の招待状」とかドラマ「天体観測」、映画「セント・エルモズ・ファイア」など同種のものがずっと作られているところをみると結構普遍的なテーマなんでしょう。
関東近郊の地方都市で高校の同級生だった彼ら。有名ブランドのデザイナーや映画関係者、女優になって華やかな世界に住んでいる者、専業主婦、銀行員もいる。そして東京在住とそのまま地方に残った者、微妙な勝ち組、負け組の意識。そんな彼らは年に2回、同窓会やクラス会と称して集まっています。
5章に分かれていて、5名の目から見た当時そして現在の状況や気持ちが描かれています。

コンプレックスというのはなんと人間を突き動かす動機になっているものかと思いますが、たとえば自分はどうやってもあの人には追いつけない、圧倒的にあの子の方が美しい、賢い、異性にもてる、劣っていると認めて惨めになる代わりに、その子に気に入ってもらい同じグループに入れてもらって自分も高価値に見えるように振る舞う。恵まれている子は優越感に満ちて女王となりますが、そんな立場もある日突然何をきっかけにして転落の一途をたどるかわからない、いじめる方、いじめられる方の立場の危うさ。仲間外れになる恐怖・・。
これらは女子のパターンですが、男子も今の職場で自信が持てず、みんなが自分を評価し好いてくれていたあの時期に固執していたり。自分が一番輝いていた時期を忘れられなくて必死で同窓会を開催し続けようとする者・・。
みんながかつての惨めな自分を忘れてプライドを保ち、コンプレックスをねじふせようと格闘する様が凄まじく、人間性のどす黒い裏面をこれでもかと描いているので、読んでいてだんだん気持ちが鬱々としてきます。それらの格闘は時に独りよがりで客観性のかけらもないのですが。

映画化されているのを知ってびっくりしましたが、本当なら不可能だと思うのですが・・どんなふうに作ったのだろう。キョウコと響子の意味など、後半の中頃になって人間関係の認識が間違っていたことに気がつき混乱しますが、このあたりはトリッキーでミステリ的ともいえます。
最後に希望の光が見えるのが救いでした。自分自身も10代の時には似たような経験もありましたが、ここまで凄まじく暗黒ではなかったです。いろいろと思い出して感慨深いものがありました。若い頃の思いや苦さからなかなか逃れられない人におすすめです。
太陽の坐る場所 Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所より
416327720X
No.88
(4pt)

囚われからの脱出

デフォルメはあるにせよ、確かにこのような捻れて歪んだ感情は存在していたと思いました。
傷つけ傷つけられ、残酷な人間模様です。

登場人物それぞれ、囚われから脱出してくれたらと思いながら読みました。
太陽のような圧倒的な強い光じゃなくても、それぞれ光を持っていることを忘れたくないです。そう思えるストーリーです。
太陽の坐る場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所 (文春文庫)より
4167817012
No.87
(4pt)

囚われからの脱出

デフォルメはあるにせよ、確かにこのような捻れて歪んだ感情は存在していたと思いました。
傷つけ傷つけられ、残酷な人間模様です。

登場人物それぞれ、囚われから脱出してくれたらと思いながら読みました。
太陽のような圧倒的な強い光じゃなくても、それぞれ光を持っていることを忘れたくないです。そう思えるストーリーです。
太陽の坐る場所 Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所より
416327720X
No.86
(3pt)

腐っても辻村深月

傲慢と善良を読んで辻村ワールドに引き込まれ、本屋でスマホ片手に数冊の文庫本を購入したものの一冊。

結論から言うと2008年の作品からか、読むものに現実の刃を突きつける、普段遠ざけているものを気づかせ、心を抉る濃密な心理描写の端緒は見えますが、クイーンを頂点とするカーストの話が男性読者としては傲慢ほど没入できなかった。

それでも第二章の紗江子の話は電車の中で少し人目を憚りながら泣いてしまうほど濃密で、他には無い体験をさせてくれる作家であることは間違いないです。
太陽の坐る場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所 (文春文庫)より
4167817012
No.85
(3pt)

腐っても辻村深月

傲慢と善良を読んで辻村ワールドに引き込まれ、本屋でスマホ片手に数冊の文庫本を購入したものの一冊。

結論から言うと2008年の作品からか、読むものに現実の刃を突きつける、普段遠ざけているものを気づかせ、心を抉る濃密な心理描写の端緒は見えますが、クイーンを頂点とするカーストの話が男性読者としては傲慢ほど没入できなかった。

それでも第二章の紗江子の話は電車の中で少し人目を憚りながら泣いてしまうほど濃密で、他には無い体験をさせてくれる作家であることは間違いないです。
太陽の坐る場所 Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所より
416327720X
No.84
(5pt)

大好きな作家です。

やはり辻村さん!という感じです!ただ登場人物のエピソードだけでは終わらせない!ラストであれ???と思わされやられたと思いました。
太陽の坐る場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所 (文春文庫)より
4167817012
No.83
(5pt)

大好きな作家です。

やはり辻村さん!という感じです!ただ登場人物のエピソードだけでは終わらせない!ラストであれ???と思わされやられたと思いました。
太陽の坐る場所 Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所より
416327720X
No.82
(1pt)

品がない

辻村深月を読む必要があったので初めて読んでみた。確かに、文章力があり表現が豊かで、特に文体のリズム感が良いので(文体の面では)ほぼ一度もつっかえることなくスラスラと読めるし、1日で読破できた。簡単にサクッと楽しめる軽い読み物と言った感じで万人に人気があるのもわかる。まぁしかしそれが難でもあると思う。
これが「芸術」かと言われれば…。あまりにも品がないよね…。
題材のせいなのかもしれないが、女性週刊誌的というか、不倫もののレディースコミックや林真理子の「不機嫌な果実」を想起させた。それが悪いとは言わない、不倫もののレディコミにだって胸をえぐられ泣いてしまうような表現もある。連載媒体の方針などで、ある程度下世話なものを求められるということもあるかもしれない。恐らくこの人は職業作家として凄く腕がいい。編集から「女性の共感性羞恥をギリギリの所で刺激するような物語を、神話のアマテラスなどを絡めて」みたいな注文を受け、自身の同窓会での経験を盛り込み、名前を使った変型叙述トリックと時系列トリックでミステリ仕立てにして、一丁上がり。みたいなことが特に苦もなく出来るのだと思う。観察眼も鋭く、他人への妬みとか陰湿な心理描写も異常に上手い。
それで出来上がるのがこういう、実写映画化やドラマ化を当て込んだもので、そりゃ売れなきゃ作家だって食べていけないから仕方ないだろうけど、これだけ才能に恵まれているなら全力で純文学を書いてみたらいいのに勿体ないと思う。それこそこの話の中の高間響子みたい。
時系列トリックは週刊誌連載によく使われるクリフハンガーなのだと思うが、作品全体として見た時に質を落とす手法だと思う。回想を時系列順に語れば充分純文学然とすると思うので、それも勿体ない。
あと女性同士の確執の話も、たまにはいいかと思ったが醜悪すぎて1冊でウンザリ。日本の女性が容姿やスペックを、自分と他の女性と比較して、常に醜く争わなきゃならない背景には何があるのか?という大局を見て欲しいし、これからはもっと女性同士が連帯し、助け合って生きていく話の方が読みたいとどうしても思ってしまう。だから最初の話は凄く良かったし泣けた、若干、所謂「百合」的だったし。この手の話にセクマイが一人も登場しないのも実際ウンザリ。

短めの感想としては、女子高だったので思春期に男の目に晒される共学の女子は大変だなぁと思う。
太陽の坐る場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所 (文春文庫)より
4167817012
No.81
(1pt)

品がない

辻村深月を読む必要があったので初めて読んでみた。確かに、文章力があり表現が豊かで、特に文体のリズム感が良いので(文体の面では)ほぼ一度もつっかえることなくスラスラと読めるし、1日で読破できた。簡単にサクッと楽しめる軽い読み物と言った感じで万人に人気があるのもわかる。まぁしかしそれが難でもあると思う。
これが「芸術」かと言われれば…。あまりにも品がないよね…。
題材のせいなのかもしれないが、女性週刊誌的というか、不倫もののレディースコミックや林真理子の「不機嫌な果実」を想起させた。それが悪いとは言わない、不倫もののレディコミにだって胸をえぐられ泣いてしまうような表現もある。連載媒体の方針などで、ある程度下世話なものを求められるということもあるかもしれない。恐らくこの人は職業作家として凄く腕がいい。編集から「女性の共感性羞恥をギリギリの所で刺激するような物語を、神話のアマテラスなどを絡めて」みたいな注文を受け、自身の同窓会での経験を盛り込み、名前を使った変型叙述トリックと時系列トリックでミステリ仕立てにして、一丁上がり。みたいなことが特に苦もなく出来るのだと思う。観察眼も鋭く、他人への妬みとか陰湿な心理描写も異常に上手い。
それで出来上がるのがこういう、実写映画化やドラマ化を当て込んだもので、そりゃ売れなきゃ作家だって食べていけないから仕方ないだろうけど、これだけ才能に恵まれているなら全力で純文学を書いてみたらいいのに勿体ないと思う。それこそこの話の中の高間響子みたい。
時系列トリックは週刊誌連載によく使われるクリフハンガーなのだと思うが、作品全体として見た時に質を落とす手法だと思う。回想を時系列順に語れば充分純文学然とすると思うので、それも勿体ない。
あと女性同士の確執の話も、たまにはいいかと思ったが醜悪すぎて1冊でウンザリ。日本の女性が容姿やスペックを、自分と他の女性と比較して、常に醜く争わなきゃならない背景には何があるのか?という大局を見て欲しいし、これからはもっと女性同士が連帯し、助け合って生きていく話の方が読みたいとどうしても思ってしまう。だから最初の話は凄く良かったし泣けた、若干、所謂「百合」的だったし。この手の話にセクマイが一人も登場しないのも実際ウンザリ。

短めの感想としては、女子高だったので思春期に男の目に晒される共学の女子は大変だなぁと思う。
太陽の坐る場所 Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所より
416327720X
No.80
(5pt)

人の心情が交錯する傑作

辻村さんの本は
非常に読みやすく、するする読み進められます。
本作も各登場人物の視点に立って、
それぞれの感情が語られていきます。
この人はこういう考えだったのかと。

2人のキョウコさんの所は暫くのみ込めなかったけど、
そういうことなのかと。
面白かったです。
太陽の坐る場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所 (文春文庫)より
4167817012
No.79
(5pt)

人の心情が交錯する傑作

辻村さんの本は
非常に読みやすく、するする読み進められます。
本作も各登場人物の視点に立って、
それぞれの感情が語られていきます。
この人はこういう考えだったのかと。

2人のキョウコさんの所は暫くのみ込めなかったけど、
そういうことなのかと。
面白かったです。
太陽の坐る場所 Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所より
416327720X
No.78
(5pt)

わかる、わかる

泣きました。心がかきむしられます。
よみおってすぐまた、読み直しました。いい作品です。
太陽の坐る場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所 (文春文庫)より
4167817012
No.77
(5pt)

わかる、わかる

泣きました。心がかきむしられます。
よみおってすぐまた、読み直しました。いい作品です。
太陽の坐る場所 Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所より
416327720X
No.76
(5pt)

良かった

良かった
太陽の坐る場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所 (文春文庫)より
4167817012
No.75
(5pt)

良かった

良かった
太陽の坐る場所 Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所より
416327720X
No.74
(3pt)

幼稚

キョウコが響子ではなく、当時陰キャだったリンちゃんだったという仕込みがあるだけで、これを除いたら残るのはラノベでよくあるスクールカーストモノ
時系列がコロコロ変わるのと章の中でも視点がコロコロ変わるので状況がわかりにくい。しかし遡って読み返すほど引き込まれるかというとそうでもない。
最終的に残るのは地元テレビ局の役員の娘が男目当てで程度の低い県立高校に入って取巻きで身の回りを固めようとしたけど、底辺校の質の悪い生徒に身包み剥がされて孤立しちゃうだけの話
太陽の坐る場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所 (文春文庫)より
4167817012
No.73
(3pt)

幼稚

キョウコが響子ではなく、当時陰キャだったリンちゃんだったという仕込みがあるだけで、これを除いたら残るのはラノベでよくあるスクールカーストモノ
時系列がコロコロ変わるのと章の中でも視点がコロコロ変わるので状況がわかりにくい。しかし遡って読み返すほど引き込まれるかというとそうでもない。
最終的に残るのは地元テレビ局の役員の娘が男目当てで程度の低い県立高校に入って取巻きで身の回りを固めようとしたけど、底辺校の質の悪い生徒に身包み剥がされて孤立しちゃうだけの話
太陽の坐る場所 Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所より
416327720X
No.72
(4pt)

映画より原作の方が深い

映画も観ましたが、解釈がかなり違います。原作の方が深くて好きです。
太陽の坐る場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 太陽の坐る場所 (文春文庫)より
4167817012