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太陽の坐る場所



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【この小説が収録されている参考書籍】
太陽の坐る場所
太陽の坐る場所 (文春文庫)

太陽の坐る場所の評価: 3.53/5点 レビュー 59件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.53pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

腐っても辻村深月

傲慢と善良を読んで辻村ワールドに引き込まれ、本屋でスマホ片手に数冊の文庫本を購入したものの一冊。

結論から言うと2008年の作品からか、読むものに現実の刃を突きつける、普段遠ざけているものを気づかせ、心を抉る濃密な心理描写の端緒は見えますが、クイーンを頂点とするカーストの話が男性読者としては傲慢ほど没入できなかった。

それでも第二章の紗江子の話は電車の中で少し人目を憚りながら泣いてしまうほど濃密で、他には無い体験をさせてくれる作家であることは間違いないです。
太陽の坐る場所Amazon書評・レビュー:太陽の坐る場所より
416327720X
No.7:
(3pt)

幼稚

キョウコが響子ではなく、当時陰キャだったリンちゃんだったという仕込みがあるだけで、これを除いたら残るのはラノベでよくあるスクールカーストモノ
時系列がコロコロ変わるのと章の中でも視点がコロコロ変わるので状況がわかりにくい。しかし遡って読み返すほど引き込まれるかというとそうでもない。
最終的に残るのは地元テレビ局の役員の娘が男目当てで程度の低い県立高校に入って取巻きで身の回りを固めようとしたけど、底辺校の質の悪い生徒に身包み剥がされて孤立しちゃうだけの話
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No.6:
(3pt)

息苦しかった

何の予備知識もない状態であらすじ読んで、ミステリー小説かと思って手に取ったら大人たちの青春小説でした。

自分はもっと輝ける人間だ。と夢見て一歩踏み出した先の世界が広大過ぎて、もがく苦しさから昔を懐かしんで「昔はよかった」と生きるこの人たちはきっとどこに身を置いても同じ思いに苦しむんだと思う。
存在意義が欲しくて人の言葉が欲しい。小さなきっかけで深く落ち込む。
酷く後ろ向きだけど、凄く身近でものすごくリアル。
何人かは呪縛から開放された終わりでしたが、現実に近すぎて楽しめなかった。

初めての作家さんで他のタイトルも所持しててまだ未読なんだけど、こんな作品が多いのかな。
この本に関しては読み返しはしないなぁ。
太陽の坐る場所Amazon書評・レビュー:太陽の坐る場所より
416327720X
No.5:
(3pt)

10代と20代の自分をつい振り返ってしまいます。

10代と20代。田舎と都会。女性から見た、仕事と家庭(育児)。

さまざまな対比が出てくる中、28歳という、若いとも言えず、かといって人生の酸いも甘いも知り尽くしたような成熟さはまだない年齢の主人公たちが、その対比のどちら側のスタンスを良しとしているのか、そして自身のスタンスでないものをどのように評価し、折り合いをつけ、人生に向き合っているのかが書かれている。

主人公たちとほぼ同年代の自身としては、物語の外側から彼らを見ていたい気持ちを持ちながらも、ついつい物語の中に入ってしまうような感覚を覚えた。その感覚というのは割と強烈で、自身があたかも彼らの学生時代、同じ教室にいたかのような錯覚を起こし、また、同僚として働いているような感覚に陥り、それは読了後も暫く続いた。

著者の得意とするところの、登場人物同士の人間関係のトリックを含み、全体的に、≪高校生時代という思春期の複雑な出来事や気持ちを追体験する≫物語、というところに集約されると思う。物語に浸りたい人にお勧めしたい一冊である。
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No.4:
(3pt)

驚きは少ない

高校卒業から10年、28歳になった同窓生の話題は女優になったクラスメートの「キョウコ」。卒業後、一度もクラス会に参加することのないキョウコをクラス会に出席させようと企むが、それは高校時代と今をつなぐそれぞれの傷に触れることになるのだった……

 辻村さんの作品は、人がそれぞれに抱えているネガティブな感情を逃げることなく、イタく、それでいて優しく描きます。今作は「傑作ミステリ」なんて帯に振られてしまっていますが、ミステリ色はかなり薄く、5人の同窓生の視点でキョウコへの関わりや感情を軸にそれぞれの生活を描いています。
 ただ、個人的には「スロウハイツの神様」や「凍りのくじら」、「僕のメジャースプーン」のようなカタルシスを感じるどんでん返しが今作ではとても成功しているとは思えないので、ちょっと評価は低め。

 他人にはお薦めしませんが、辻村さんの作品が好きならば……といったところでしょうか。
太陽の坐る場所 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:太陽の坐る場所 (文春文庫)より
4167817012
No.3:
(3pt)

驚きは少ない

 高校卒業から10年、28歳になった同窓生の話題は女優になったクラスメートの「キョウコ」。卒業後、一度もクラス会に参加することのないキョウコをクラス会に出席させようと企むが、それは高校時代と今をつなぐそれぞれの傷に触れることになるのだった……
 辻村さんの作品は、人がそれぞれに抱えているネガティブな感情を逃げることなく、イタく、それでいて優しく描きます。今作は「傑作ミステリ」なんて帯に振られてしまっていますが、ミステリ色はかなり薄く、5人の同窓生の視点でキョウコへの関わりや感情を軸にそれぞれの生活を描いています。
 ただ、個人的には「スロウハイツの神様」や「凍りのくじら」、「僕のメジャースプーン」のようなカタルシスを感じるどんでん返しが今作ではとても成功しているとは思えないので、ちょっと評価は低め。
 他人にはお薦めしませんが、辻村さんの作品が好きならば……といったところでしょうか。
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No.2:
(3pt)

女性の心情を描いた物語

辻村深月の新刊『太陽の坐る場所』。
ミステリーと帯に書かれていましたが、
読み終えてもそんなかんじは受けませんでした。

物語の語り手はほとんどが女性です。
女性が読めば少し違うのかもしれないけれど、男の私としては少し入りにくい感じがありました。

物語の序盤に登場する人物たちは、最終的には脇役という存在でしょうか。
そして終盤ではキョウコを中心とした真相が明らかになります。
読み終えたあとでは主人公は彼女かなと思いました。

そして作者は相変わらず心理描写が巧みでした。
太陽の坐る場所 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:太陽の坐る場所 (文春文庫)より
4167817012
No.1:
(3pt)

女性の心情を描いた物語

辻村深月の新刊『太陽の坐る場所』。
ミステリーと帯に書かれていましたが、
読み終えてもそんなかんじは受けませんでした。
物語の語り手はほとんどが女性です。
女性が読めば少し違うのかもしれないけれど、男の私としては少し入りにくい感じがありました。
物語の序盤に登場する人物たちは、最終的には脇役という存在でしょうか。
そして終盤ではキョウコを中心とした真相が明らかになります。
読み終えたあとでは主人公は彼女かなと思いました。
そして作者は相変わらず心理描写が巧みでした。
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