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初秋
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【この小説が収録されている参考書籍】
初秋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 61~68 4/4ページ
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年だけ食っても中身は子供なワシだった。でもそのワシの中に潜むガキな部分を優しく包み込んでくれた一冊。読み終わった時、ワシは少しだけ本当の大人に近づいた様な気がした。愛書。 | ||||
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パーカー随一の傑作。傑作過ぎてほとんど冷静でいられない。ハードボイルドといったジャンヌを超えて、「大人になること」を見事に描ききっている。「大人になること」は当然の痛みを伴う。それは、親との別れでもあり現実を見つめることであり、自分というものを確認する作業である。パーカーは、そのことをひとりの少年の物語で語った。誰もが経験するプロセス(そう、誰もが懐かしいものを感じるだろう)を、スペンサーは言語化して僕らの前に提示していく。僕らは気づく、あらためて僕らの辿ったことはこういうことだったのか、と。何度か読み返したが、スペンサーの警句が「おとな」の心に今でも響く。年を取って読み返すと、普遍的なスペンサー(「おとな」)の、少年への哀れみと、ある種の憧れのよう!なものが底辺にあることに気づく。また、それを押さえて踏みとどまるおとなのスタイルに共感を強く覚える。ここにある、乾いたハードボイルドなスタイルは生き方の問題である。あのとき、僕らの季節は初秋だったのだ。冬が近づいていた。 | ||||
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スペンサーシリーズの中で一番好きな本。スペンサーの物の考え方が、ポールという少年との会話に現れているのですが、それがも~、これぞ、男の美学って感じなのです。若い人に読んでもらいたいな。 | ||||
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15年前の青春期に手にした感動の一冊です。 当時のハードボイルドが見失ってしまった男の情愛と哀愁が完璧に描かれています。 本書をいきなり読んでも充分に感動が味わえますが、更に深遠なる感動を得たいという方は、スペンサー・シリーズを最初から読むことをお勧めします。 本書はシリーズの第7作です。すべて例外なく傑作ですが、この一冊を読むために、前の6冊を読んで貰いたい……と思います。 また、本書に感動された方は、『海辺の家』という洋画をご覧になってはいかがでしょうか。 余命3ヶ月と知った父親が、人生を見つめ直し、自分の家を建て直すことで、反抗する息子との絆を取り戻そうとする感動ドラマです。主演のケビン・クラインのウィットに富んだ演技が逸品の作品で、本書『初秋』で表現されている思春期の怒りと戸惑いが見事な演技で視覚的に表現されています。 | ||||
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これは、是非、男性諸君に読んでいただきたい本の一つです。特に、私の場合、長男が生まれて小さい時に読んだので、心から感動しました。男の子の育て方を書いたような本で、それ以来、手放すことができなかった本です。この本は、「家庭の崩壊」というテーマを当時にしては珍しく早く扱った作品ではないでしょうか。パーカーがかっこいいと思う男性像をスペンサーにし、それを仰ぎ見ながら成長する男の子はさぞかっこよくなるのだろうと思わせられます。男なら、一度は読んでいただきたい本です。 | ||||
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スペンサーシリーズの中では「初秋」が一番好きです。なんと言っても随所に出てくるスペンサーの軽口が絶妙で楽しい。ハードボイルド系の主人公なのに、妙におしゃべりで料理が得意で古典文学なんかにも詳しい。「初秋」は後にもシリーズにたびたび出てくるポールのデビュー作。まだ子供なのに自立しなければ生きていけない状況のポールにスペンサーが手を差し伸べるというストーリー。 | ||||
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分類としてはネオ・ハードボイルド探偵小説のスペンサーシリーズ中の一冊であるが、この本だけ読んでも問題はありません。この本は私のお気に入りの一冊で、いままでこの本をいろんな人たちに進めてきましたが、皆に好評です。この小説は探偵小説の分類ではありますが、その様には読めない人も多いはず。子供から青年への成長を大人の視点で綴ったスペンサーシリーズの傑作。 | ||||
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自閉症の少年と主人公の関わりを通じて、自分はどうあるべきなのか、周りの目などの世間体を気にしすぎてはいないか、といった考えが随所に現れてくる。 今の自分に置き換えて考えてみると、良いかもしれない。悩んだときに読み返すと最高です。 一回読んだら、是非原書も読むことを勧めます。 | ||||
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