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初秋
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【この小説が収録されている参考書籍】
初秋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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愛情のないクズ親同士のいざこざに巻き込まれ、無気力になっている子供を赤の他人が鍛えて、自立心のある一人前の人間にしていく。 こんなあらすじに興味を覚え、読んでみました。 スペンサーが、ポールに大工や筋トレ、ボクシングを指導し、大切なことを語るところは心をうたれるところがありました。 しかし、後半はポールの実父の犯罪を危険に晒されながら暴いていくというサスペンスものになり、その過程で僕個人が期待していた「少年の成長」が置いてきぼりになってる印象がありました。 そもそも、作品自体が推理モノですしね。 食事のシーンが美味しそうでした。 | ||||
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色褪せない名作と帯にはあったが、むしろ古めかしさを感じてしまった。 ふらし天、ポプリンといった訳語は子供の頃読んだ外国の古典名作集みたいだし、 登場人物はやたらと髭を生やしている。 ファッションのの描写もなんとも時代を感じさせる。 アフロ風の強いパーマに黒いタートル、ハイヒールのブーツって… 私立探偵がネグレクトを受けている男の子を引き取る、というのはいい話だが、そう珍しくもない。 作中には1981年当時、カッコよかったと思われるファッションや料理などの描写がふんだんに 散りばめられている。 もともとはこうした小道具を楽しみつつハードボイルドを味わうエンタメ小説として書かれたんだろう。 名作、名作ってそんなに持ち上げなくても、という印象。 | ||||
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自立する力をつけるための様々なアドバイスがスペンサーからポール少年に与えられる。ポール少年は成長する。この作品は傑作として認知されているが、あえて星三つにしたのは、作者パーカーさんの作為が感じられるためである。スペンサーはこういう男なのだ、あるいは、作者パーカーはスペンサーにこのように考えさせているのだ、という作為である。ポール少年の存在は言語化させるための単なる手段になってしまっている、という感じがいつもつきまとっている。ポール少年はひょっとするとスペンサーの頭の中の弱さとしてのシンボルであって、実在していないのではと、森博嗣さんの小説をよんだあとだったので、なんとなくドキドキしてしまいました。 | ||||
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