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オーディンの鴉
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オーディンの鴉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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愚直なオッサン刑事が、ネットの脅威と戦う話。迷彩アカウントを取るのに、なぜ捨てアドをつかわない?写真をアップするならツイッターの方が早いんじゃ…主人公がオッサン設定だからか、現代のネット事情にマッチしない部分もあります。 犯人にも意外性はないのですが、会話文が多いのでスイスイ読めて、2時間ドラマのような面白さがあります。ラストの作戦も良かったです。私もいざという時マネしようと思いました。 私の周りでは、だいたい50歳以上の人が、知らない世界の話だからドキドキしたと言っています。作者と同世代の人に最適な本かも。 | ||||
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この作者は子供いないんだろうなぁと思った。主人公の子供が小児白血病に罹患するんだけど なんと、小学校入学を控えた5歳のときとか、書いてある。 5歳で、小学校入学を半年後に控えるかぁ~ ヽ(`Д')ノ 小学校入学は6歳で、1年生のときに、7歳を迎え、12歳で卒業するんじゃ!と つい、突っ込みをいれたくなった。 チェックする編集もボケだし、作者もそれ位、調べて書けばいいのに。 ついでにいえば、女心を描き方が変だし、警察と検察の関わりも、ど素人だわさ。 なんで、軽い読み物ならば、コンピュータの知識云々も誤魔化して読めるけど 所詮、一回読んだら終わりの読み捨て本になってて、なんか、勿体ない。 | ||||
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IT関係の内容が詳しくてとてもリアリティがある。 オンラインゲームに関しても、あー、はいはい、あるあるといった感じですね。 オンラインゲームといえば欧米の3Dのガンシューティングなどを思い浮かべがちですが、 日本にはカードコレクション関係で3Dではないこの手のマニアックなゲームがあります。 いわゆる萌えオタ向けといいましょうか。よく調べているなあと思ってしましました。 それらIT業界の内輪ネタ、オンラインゲームの中でもニッチな内容に 苦笑いをしながらみていました。 そうした細部設定を見ているだけでも楽しませてくれる作品でした。 | ||||
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購入したは良いけれど読む暇がなくて先延ばしとなっていましたが、せっかく買ったのだからと時間を作るつもりです。 | ||||
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とにかくこの方の作品は、スピード感、読みやすさ、 分かりやすさ、いずれをとっても良いのですが、この 作品も同様です。 とある国会議員の自殺に端を発するストーリー。 インターネットの闇。闇から訪れる鴉とはいかに。 匿名の世界に匿名の実力者。闘う検事と鴉の戦いの 行方は? とにかく3時間足らず。熱狂的に文字を追い、気が 狂ったようにページをめくる。 というのは大げさですが、面白かったです。 確かに、無理なんです。その情報収集は。 怪物でもそうでしたが、ゴミ処理機。有得ないんです。 それ自体。 しかしながら、それを知らない私達を引き込んだその 世界。背筋が寒くなるようなその世界を現実に投影する この時間。 重ねて、面白かったです。 120点。 確かに、アメリカの最近話題になった情報収集の話でも 触れられていた様に、スーパーコンピューターでもここまでは 無理でしょう。防犯カメラも、実際に時間を短縮すると粗も 出ますので。実際使うのは人間なので。 ただ狙った獲物は捕獲可能である。それは事実でしょう。 とにかく面白かった。最近読んだ中ではピカイチ。 お勧めします。 | ||||
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途中までのサスペンスの盛り上げ方はなかなかで、謎の協力者などは結構いい味出しているし、クライマックスの対決も盛り上がっている・・・が、その後は残念。 敵の正体を特定の意志や命令系統を持たないアメーバ状の不気味なもの、悪意の集合体みたいな、最終的に「ネットそのもの」みたいなものへ敷衍していこうという狙いは判らないでもない。が、実際に部外秘データを集めまくったり謀殺や脅迫を行なっているわけで、いきなりそんな、あなたも私もその一員みたいなところに話を飛ばされても納得がいかない。少なくとも、オーディンの鴉はいったんは壊滅して、その後に不気味な埋もれ火を暗示させる、というのがエンタテイメントの王道ではなかっただろうか。 | ||||
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インターネットでの個人情報漏洩、プライバシーに対する危機をテーマにしたサスペンス小説。さすがにこのテーマも、現代においてはありふれたように思うけど、さすが、元SEという経歴を持つ作者だけに、かなり掘り下げているのがいい。 ストーリーは、検察が追う汚職事件の容疑者である政治家の自殺から始まる。調べていくうちに、インターネットで彼の個人情報、プライバシーが暴露されていることに行き着く。それを調査していくうちに、主人公である検事は、同僚を殺害され、さらには彼の家族にも魔の手が迫るというもの。 ストーリーとしてはあまりヒネリはないが、インターネットが発展した現代における個人情報、プライバシー情報の漏洩、流出の恐ろしさが身に染みる内容だ。しかも、それが、この手の本でよくあるようなスーパーハッカーによるクラッキングによるのではなく、謎の組織による盗聴ってところが、面白い。電子情報が溢れている現代こそ、むしろ盗聴の危険性は増大している。 このあたりの描き方や結末のつけ方はひと味違う。面白かった。 | ||||
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単純に娯楽として面白く、またまた夜なべして最後まで読みきった。選んだ題材も面白い。テクニカルな面での扱い方の矛盾であるとか、もともとの犯罪の動機が不明瞭とか、いろいろと意見もあるみたいだけれど、現実の世界でも、全ての動機や理屈がわかる訳ではない。理解できないまま、とてつもない陰謀に巻き込まれ、全部納得いかないし、解明もできなかったかもしれないけど、平穏に戻っていく検事の体験は、正に、現実の社会そのものではなかろうか・・・ とにかく先を先をと読んでしまう。最後まで気になって一気に読まずにはいられない。そういった小説だった、というだけでも、大感謝である。 | ||||
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エシュロン(ウィキ)もどきのシステムで個人情報が丸裸にされる(この小説では捏造もされる)。防犯カメラの映像が悪用される・・・題材としては面白いが、一度公開された情報が、提供者の意思で消されていき捜査に支障が出る、という設定はいかがなものか?流出したら無限に増殖していく(Youtubeの中国漁船の映像のように・・・)というのがネットの怖いところ。小説としては充分読み応えがあり面白かった。 | ||||
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クライシスノベルを得意とする著者が描く、「ネット社会の闇」です。 ある日気がつくと自分の個人情報がネットに氾濫していたら・・・。 悪意のある何者かに個人情報を入手されていたとしたらどれだけ怖いでしょうか。我々が日々接するネットには、我々の分身とも呼ぶべき情報が溢れています。これらを悪意を持って収集し繋ぎ合わせることができたら、それはもう単なる情報というより、その個人そのものになってしまう可能性があります。メール、ネット閲覧利益、クレジットカードの使用履歴、IC乗車カードの履歴、Twitterでのつぶやき、foursquareのチェックイン、mixiでのおしゃべり、などなど、これらを集合しデータマイニングすることで、情報は「私」になります。 「メール、インターネットの閲覧履歴、クレジット・カードの利用履歴、ネットショッピングの登録内容、ICカード(中略)ひとつひとつ別々に見ると、それほどたいした情報ではないように見えても、全て集まると怖いくらい「矢島議員の全て」になっちゃいますね。」 自殺した国会議員矢島を追っていた主人公の検事が知った驚愕の事実。それは、矢島の個人情報がネットの氾濫していたこと、そしてそれが悪意によって再構成されていたこと。情報を収集しているのは誰か、何のために。謎を追う検事にも悪魔の手が忍び寄る。 ちなみに、オーディンとは、北欧神話の最高神で、肩に二匹の鴉が止まっていて、世界中を飛び回って情報を集めてくるので、オーディンは全ての情報を得ることができると言われています。 テーマとしては実に面白いのですが、ミステリーとしての体裁がもう一つなのが残念です。伏線は余分なものが入っていて、わざと混乱させようという意図が見えますし、結果的に犯人も動機もいまいち釈然としません。サスペンス系の方がこの著者には合うように感じます。 過ぎた好奇心、心の底からじわりとにじみ出す、ささやかな悪意。それが、誰かを「オーディンの鴉」にしてしまう。 ここが到達点であり、ここに結論を持ってくるべきだと思うのですが、残念ながら随分手前で終わってしまいます。もったいないですね。 | ||||
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クライシスノベルを得意とする著者が描く、「ネット社会の闇」です。 ある日気がつくと自分の個人情報がネットに氾濫していたら・・・。 悪意のある何者かに個人情報を入手されていたとしたらどれだけ怖いでしょうか。我々が日々接するネットには、我々の分身とも呼ぶべき情報が溢れています。これらを悪意を持って収集し繋ぎ合わせることができたら、それはもう単なる情報というより、その個人そのものになってしまう可能性があります。メール、ネット閲覧利益、クレジットカードの使用履歴、IC乗車カードの履歴、Twitterでのつぶやき、foursquareのチェックイン、mixiでのおしゃべり、などなど、これらを集合しデータマイニングすることで、情報は「私」になります。 「メール、インターネットの閲覧履歴、クレジット・カードの利用履歴、ネットショッピングの登録内容、ICカード(中略)ひとつひとつ別々に見ると、それほどたいした情報ではないように見えても、全て集まると怖いくらい「矢島議員の全て」になっちゃいますね。」 自殺した国会議員矢島を追っていた主人公の検事が知った驚愕の事実。それは、矢島の個人情報がネットの氾濫していたこと、そしてそれが悪意によって再構成されていたこと。情報を収集しているのは誰か、何のために。謎を追う検事にも悪魔の手が忍び寄る。 ちなみに、オーディンとは、北欧神話の最高神で、肩に二匹の鴉が止まっていて、世界中を飛び回って情報を集めてくるので、オーディンは全ての情報を得ることができると言われています。 テーマとしては実に面白いのですが、ミステリーとしての体裁がもう一つなのが残念です。伏線は余分なものが入っていて、わざと混乱させようという意図が見えますし、結果的に犯人も動機もいまいち釈然としません。サスペンス系の方がこの著者には合うように感じます。 過ぎた好奇心、心の底からじわりとにじみ出す、ささやかな悪意。それが、誰かを「オーディンの鴉」にしてしまう。 ここが到達点であり、ここに結論を持ってくるべきだと思うのですが、残念ながら随分手前で終わってしまいます。もったいないですね。 | ||||
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ポチッとすれば本が届くネット社会、便利な反面、レコメンド(おすすめ)サービスに勝手に頭の中を のぞかれているような気味の悪さを感じたことのある人も多いのでは? これはそんな現代人の気分をうまくとらえた社会派ホラー小説として読めた。 都会で生きる者に防犯カメラに写らず生活することは難しい。 だがそこに写った自分の像を勝手に操作され、ネットでの攻撃の道具に使われたら...? 目のつけどころがうまくて、リアリティがあり、怖い。 人々の情報を把握、操作、改ざんして、意のままにできる秘密結社的組織。 メンバーは社会的地位の高い人々。しかしお互いの情報は彼ら自身も把握してないため、殺人犯を捕えても とかげの尻尾きり状態。 その辺りの結末を、初めはすっきりしないと感じたが、全面解決ハッピーエンドだったら逆にウソくさいだろう。 人と接するのが苦手なオタク青年が見せる、控えめな思いやりに救われた。 | ||||
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ポチッとすれば本が届くネット社会、便利な反面、レコメンド(おすすめ)サービスに勝手に頭の中を のぞかれているような気味の悪さを感じたことのある人も多いのでは? これはそんな現代人の気分をうまくとらえた社会派ホラー小説として読めた。 都会で生きる者に防犯カメラに写らず生活することは難しい。 だがそこに写った自分の像を勝手に操作され、ネットでの攻撃の道具に使われたら...? 目のつけどころがうまくて、リアリティがあり、怖い。 人々の情報を把握、操作、改ざんして、意のままにできる秘密結社的組織。 メンバーは社会的地位の高い人々。しかしお互いの情報は彼ら自身も把握してないため、殺人犯を捕えても とかげの尻尾きり状態。 その辺りの結末を、初めはすっきりしないと感じたが、全面解決ハッピーエンドだったら逆にウソくさいだろう。 人と接するのが苦手なオタク青年が見せる、控えめな思いやりに救われた。 | ||||
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面白かった。 ……非常に面白かった。 そして、恐ろしかった。 現代社会に実際に存在するものをフル活用し、 もし「オーディンの鴉」が実在するなら……という、 緻密なシミュレーション。 個人の情報が、悪意をもって漏洩され、それによる バッシングがいっせいに始まったとすれば……。 もう、しばらくインターネットから遠ざかろうか。 そんなことまで考えてしまう。恐ろしい小説。 | ||||
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面白かった。 ……非常に面白かった。 そして、恐ろしかった。 現代社会に実際に存在するものをフル活用し、 もし「オーディンの鴉」が実在するなら……という、 緻密なシミュレーション。 個人の情報が、悪意をもって漏洩され、それによる バッシングがいっせいに始まったとすれば……。 もう、しばらくインターネットから遠ざかろうか。 そんなことまで考えてしまう。恐ろしい小説。 | ||||
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普通に書店で購入したのが唯一の救いw 主人公が「そういうの詳しくない」設定で、それにしたってIT/PC系に対しての説明がダルすぎ&一部変ですらあります。中高年でも読める!を目標にしているんでしょうけれども。 例えば作中のオンラインゲームがFFとドラクエと絡めたモノなんですが、それはいいとしてなんと3Dではないらしいです。単純にROのイメージならまだいいのですが、どうにも作者がドラクエしかしたことなくてWikipediaで適当に書いたとしか読めないんです、残念ながら。 普通にyoutubeやらSNSやらも普通に登場しているのは好感持てます。でもプロの犯行とかそんなレベルじゃない。決してない。素人の犯行でしょう、これは。 「オーディンの鴉」システムの万人に納得いく説明が…期待していたのに肩透かし。全貌は当然のように謎ですがビル一棟分に収まる程度のシステムらしいです。まあ本体はクラウドなんでしょうけどww クラウドなら明確に怪しいDCなんて不要なのが本筋では? データソースも「提供されている」とか一言で済まされました。全銀協接続とか、監視カメラデータの引っこ抜きと画像認識、さらに動画捏造して元に戻す手法等の表面的な説明すら一切省かれてます。まあなんだかよくわからないけど何でもできる謎のシステムだからしかたないな! IT入門者(amazonでポチれないレベル)向き作品だと思えばあり。でも「プロの犯行」に期待すると本当にがっかりします。 | ||||
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ネットワーク上に様々な個人情報が流通する現代の世相を踏まえたストーリー運びは、現代社会への警鐘とも言える内容である。 かつてIT技術者であった著者の専門知識が遺憾なく発揮されており、その道の専門家が読んでも違和感のない内容と思われる。 最後に巨悪を懲らしめるために巨悪側の得意技を逆利用する展開はまことに秀逸で、まるで逆転満塁ホームランを見るよう。 読後感は痛快! | ||||
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