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奪取
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奪取の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 41~57 3/3ページ
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とにかく息つく暇もありません。ぐいぐい引き込まれます。ほのかな主人公とユキオとの恋。そしてムショ帰りの友との友情。なぜ割に合わない偽札作りの為にここまで執念を燃やせるのか?それは本を読んでみてください!難を言えば、ヤクザどもとのやりとりでちょっと分かりにくかった所。そしてエピローグのずっこけそうなオチ でしょうか・・・とにかくピカレスクユーモア小説として最高峰です。 | ||||
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第10回山本周五郎賞&第50回日本推理作家協会賞W受賞作品。 「宝島社 このミステリーがすごい!」 97年版 2位 「週間文春 傑作ミステリーベスト10」 96年 4位 友達がヤクザから多額の借金をし、その返済のために主人公は偽札作りを始める。主人公は「本物と寸分違わぬ紙幣を作ることができれば、偽札作りは犯罪を超越する」これを信念に、仲間と共に自分を陥れた者達に闘いを挑む。 印刷に関しては専門用語も多々出てくるため、多少難しい感は否めないが、ユーモアたっぷりの文章なので、読んでいて苦は全くない。 前に出てきた部分とつながり、「なるほどそういうことだったか」と感心するところ多数あり。 ラストは全く予想だににしなかったものだったが、物凄く気持ち良いものであった。まさに、「超気持ちいい!」であった。 上下巻合わせて約1000頁に及ぶ超長編だが、一気に読破できる。 また、この本を読んだ誰しもが普段あまり意識せずに取り扱っている紙幣を手にとってじっくり眺めることになるだろう。 ソレデハ… | ||||
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ストーリー展開もさることながら,登場人物の立居振る舞い&セリフ回しがイイ!チンピラの鼻の穴に包丁の切っ先を突っ込み,「サブちゃん,好きかい?」とか,日焼けサロンと金縁メガネ,イタリア製スーツで外国人を装って,「それが,基本となる大事なルール,ネ」,「特に,領海を離れてしまえば,監視の目はぐっと減ります。実にグットな環境なのです」とか。これってダジャレです。念のため。一夢庵風流記の前田慶次みたいな正統派ヒーローも好きだけど,中悪党(ちょっとショボ目)の活躍もスカッとするなーと思った一冊。セリフにひとつだけ注文をつけるとしたら,サチオの「ゲーっ」。登場して間もなく,よく使ってたのが印象に残ったので,再会してからもゲーゲー言って欲しかった。とはいえこれは枝葉の問題。文句なし★★★★★です。オモロイぞう。 | ||||
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97年度版 このミス 2位96文春ベスト 10位第50回 日本推理作家協会賞 長編部門平成9年度 山本周五郎賞本作品は「偽札づくり」をテーマとしたミステリー。軽快なテンポで進むクライムノベルである。作者の他の「取引」「震源」などの作品と同様、本作品も綿密な取材に基づいて作られており、本作品を読むと、自分も偽札を作れそうな気になってくるから不思議である。また、ボリュームたっぷりでありながら、一気によませるあたり、さすがである。一方、あえて難をあげるとすれば、「エピローグ」である。さまざまな妨害に遭いながら「偽札づくり」を成し遂げようとする主人公達にどんどん感情移入し、上下巻で900ページ以上を読むことになるのだが、このたった5ページの「エピローグ」によって、作品による充足感が損なわれたと思うのは私だけだろうか?面白いミステリーである。しかしこの「落語の落ち」のような「エピローグ」をあえてつけた意味が理解できない。 | ||||
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偽札を作る話です。3部構成になっていて、だんだん偽札の完成度が上がっていく。話の大きな流れは、2つから成っていて、偽札作りと復讐劇がその2つです。どちらの流れも面白い。偽札作りと復讐劇と書くと、暗い感じがしますが、そんなことも全くありません。むしろかなり軽いタッチに描かれています。ゆえにどんどん読み進んでいってしまいます。残念なことに、人物描写はあまり深くなく、登場人物の人間味が軽い感じはあります。でも、上の2つの流れが強力であるため、娯楽小説としては(作者もこの話を純文学とは思ってないでしょう)、そんな欠点など関係なく面白い。軽い娯楽小説を読みたい人にお勧めです。 | ||||
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この人の他の作品は読んだことがないし、どの様な人なのかも知らず、面白そうだったので買いました。なんともはや・・映画の様なお話しでした。偽札作りに執念を燃やす人達の話で、犯罪をしているのに(中には犯罪者として刑務所での生活経験者もいるのに)ものすごい信念を貫く生き方をしているので、どの世界でも一流っていうのは大事だな~、それから何でも長い目で見なくちゃとか、みみっちい生き方じゃ、駄目だな~なんて想いながら読みました。昔見たハリウッド映画などの金庫破りや強盗などの映画を見ている様で、悪いことをしているのに、なんだか痛快な感じ、爽快感がありました。星が4つなのは、途中、あまりに偽札の作り方などを細かく書いてあって、印刷などの分野には全くの素人の為、わかりにくくなってしまいました。かなり詳しく偽札作りについて書かれてあるところも作者の意図だと思いますけどね。楽しかったです。 | ||||
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月並みな言い方ですが、まさにエンターテイメントの最高峰です。ここまで一気に読めた作品は久しぶりです。最初のスタンガンを使った軽犯罪から一気に引き込み、徐々に犯罪をエスカレートさせていく主人公達にがっちりハートを掴まれます。後ろ暗いはずの「犯罪」なのに、なぜかスポーティーであり、一種の犯罪スポ根小説といった風情です。それは彼らが人を傷つけず、理想を追い求めるロマンチストであり、ルパン三世に通じるかっこ良さがあるからです。あえて難を言えば、主人公の偽札作りの情熱への動機というか、必然性が弱い点や、勝手に保証人にされている不可解さがありましたが、作者ご本人のコメントにもあるように、とにかく面白さ重視でエンターテイメントに徹しているので、細かい点を気にするのは、この小説の正しい読み方ではありません。前編通して、非常に映画的・映像的であり、情景はもちろん音楽まで聞こえてきそうなシーンもあります。この本を読みながら財布から札を取り出した人は、決して私一人ではないはず。この絶妙なリアリティーとアンリアリティのバランス。傑作です。 | ||||
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とにかく、スピーディで、痛快で偽札の人間ドラマなんだけど、全然嫌味がない。イメージが簡単に湧いてくるような、描写。圧巻です。ホワイトアウトも、よかったですが、痛快さではこちらのほうが気持ちよく読めた気がします。 | ||||
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取りあえず上巻を読み終えた。スピーディーさは相変わらずである。そのスピードで読者を最後までひきつけてくれそうだ。それと、主人公がユニークである。と言うかユーモアかな。そういう風にハードボイルドを一転して書いている。違った真保裕一もこの書では味わえると思う。 ストーリーは主人公の手塚道郎が、友人の西嶋雅人の借金を返す為に偽札を作るという。期間は一週間。返せなければヤクの運び屋に。絶望感の中コンピュータを騙し金を手に入れるという無謀な計画がスタートした。その部分自体は上巻の前半部分で終わるが、肝心なのは寧ろそこではないと今分かった。あくまでもその先につながる前舞台と言ったところ。犯罪者ではあるが今までになく感情移入できた。それはただ友人を思ってあげれる道郎のその思いに。 そしてその後は面白い風に続いていく。新たな登場人物、水田鉱一。道郎らに歩み寄った水田の目的とは。結局上巻のテーマはそこにあったようにも思う。上巻の感想で全てを書ききるのは惜しいのでやめておくが。終盤その目的で再び偽札を作り始めるのだが、やや分かりにくかった。真保裕一の完璧主義というか、徹底というか。相変わらずよく調べている。そう言う部分は映像化されればなんとかなるか。よりリアリティがでてくるはずだ。分かりにくい部分は、出来るだけ3人の立場になればある程度は分かってもくる。互いが生徒と先生役を演じてくれるのがありがたかった。そして何よりも長さを感じさせない。文庫にして上巻だけで500ページ近くあるというのに。 変わったエンターティンメントだが面白い。それでかつ主人公他の登場人物にも何かと感情移入できるのだ。犯罪者であるにもかかわらず。そういうところは巧い。人を描くのはほんと上手である。読み終わったらすぐ下巻にも手が伸びるはずだ。 | ||||
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痛快活劇を地で行く作品。誰でも小説を書く人はこのような作品を書いてみたくなるものでしょう。金儲けを第一目標に突っ走る主人公で、普通なら感情移入しにくい状況で、ここまで読者を引き込む筆致には頭が下がります。どこか、ルパン三世のように洒落っ気があって、スピーディなストーリー転回で、まったく飽きさせません。配役をオダユ○ジさんにしないで、ぜひ映画化してほしいですね。エンターテインメントとしては「極上」と言えます。 | ||||
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彼の作品の特徴は徹底した取材に基づく詳細な表現と、にもかかわらず読者をあきさせないスピード感だと思います。本作品はその代表作では。読むほどにどんどん引き込まれる感じで、最後は自分でも偽札が作れるんじゃないかと思ったほどでした。 | ||||
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ちょっと業界用語が出て、たまにわからなくなるので、星4つにしました。偽札についてこんなにかいてあるから、これ読んでホントに作った奴もいるんじゃないかなって思うくらい詳しいです。っていうか、話の書き方がうまいんだなぁこの人。「絶対ありえない」って思うときもあるけど「えっちょっと待てよ・・・」っておもう場面もあるんですごいです。まぁくれぐれも偽札を作らないように・・・ | ||||
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真保さんの本の中では一番面白い!!ホワイトアウトの時のスピード感はまったく衰えていませんし、主人公の他にも、偽札造りに生涯を費やす老人やその孫とキャラクターも豊富、彼らと主人公との友情も熱い。随分厚い本ですが、まったく厚さを感じさせません。あっという間に読み終わってしまいましたね。ラストはご愛敬だとしても、それまでの話の流れは最高でした。 | ||||
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前半と違うのは、主人公達が少し大人になり、ちょっとだけハードボイルドっぽくなったこと。それでもユーモアのある場面が出てきて、すらすら読めます。ニセ札作りのことをあんなに細かく説明して大丈夫なんだろうか? | ||||
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私がこの本を読んだのはかなり遅い時機なのですが、本当に面白かったです。上巻での意表をついた偽札の作り方も凄いのですが、下巻の本物のお札を作ろうとするところも凄かったです。ラストも私の意表をついてくれて本当に面白かったです。この本は旧一万円札を片手に読めば尚一層楽しめるかと思います。 | ||||
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パソコンとプリンターだけで偽札を作り出す主人公。 機械のスキをついて、うまく本物のお金を手に入れたが、それだけでは満足できなかった。機械をだますことはできたが、人間をだます完璧な偽札を作りたい。その思いは執念ともいえるべきものであった… 上下巻とも一気に読めるほど、偽札づくりに自分ものめりこんでしまう。真保裕一氏の作品の中でも一番のおすすめ。 | ||||
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