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痙攣的 モンド氏の逆説
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痙攣的 モンド氏の逆説の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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作者が生半可を知識を披露しようとして大失敗した作品である。チェスタトンの「ポンド氏の逆説」をもじった題名を付けるなんておこがましい。「逆説」を扱った作品は一つもないのだ。 「廃墟と青空」はロックを扱ったものだが、作者の知識の乏しさは目を覆うばかりである。P.フロイドやクリムゾンの描写は同時代を生きた人間から観ると読んでいる方が恥ずかしくなる。ストーンズに関する知識がない事も情けない。こうした装飾を除くと、単なる倉庫からの脱出もので、そのトリックはお粗末である。道化役の編集者の案出したものとトリック的には大差ない酷いもの。「闇の舞踏会」は現代芸術のパンフレットを読んでいるが如きもの。作中で芸術の「盗用」の話が出てくるが、作中の2進法を用いたディスプレイ表示法こそ、乱歩の「二銭銅貨」をベースにしたものであろう。「神の鞭」は意味不明な作品。雷が地面側から起こるのは常識だろう。「電子美学」はvirtual realityを扱ったもの。実際にVRMLというvirtual realityシステムがあるが、その体験者によると「水中を浮遊しているような感覚」を味わったりするそうである。本作はその聞きかじりであろう。 オリジナリティが皆無で、その辺の雑誌から抜き出してきたような薄っぺらな内容の作品。痙攣しているのは作者の頭であろう。金と時間をムダにした。 | ||||
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