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フォー・ディア・ライフ
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フォー・ディア・ライフの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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山内錬がどうなっているのか、気になってしまい、購入しました。 主人公ではなくて、サブのサブキャラ的存在且つ物語上重要登場人物ではありませんので、 チラッと出てる、客演でした。 物語としては、一般的な人情推理小説?です。 | ||||
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新宿二丁目で無認可だが最高にあったかい保育園を営む男・花咲慎一郎、通称ハナちゃん。慢性的に資金不足な園のため金になるヤバイ仕事も引き受ける探偵業も兼ねている。ガキを助け、家出娘を探すうちに巻きこまれた事件の真相は、あまりにも切なかった…。稀代のストーリーテラーが描く極上の探偵物語。 | ||||
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登場人物が、彼らなりの考え方を持って生きているなぁと感じました。好きな時に子供を愛でて、嫌いになったらほったらかしにする親に憤慨する小夜子、刑事として裏社会を徹底的に追及することで自分の正義を立てる安岡、社会の表舞台から転落し、子供を育てることが罪への贖罪なのか、それとも偽善で自己満足なのかで葛藤するハナちゃん。保育園に専念すれば経済的にやっていけない、かといって探偵稼業をしていては、子供を疎かにすることになり、万が一の時や、子供の信頼を得ることができない等の難しさが綴られています。 どの登場人物をとっても黒い部分と白い部分が描かれていて面白いです。 登場する人物達は、何かしら欠けている人ではないかと(現実でもそうだと思いますが) 自分の選択肢が常に白でありたいけど、現実はグレーか黒の選択肢で、その中の行動で人に憎まれ蔑まれボコられ、ぼろぼろになるハナちゃんが痛々しいです。 | ||||
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初めて読む柴田さんの作品でしたが、違う作品を読むことはないと思います。 とってつけたような展開が多くて、薄っぺらいなというのが正直なところです。 さらにとってつけたような下ネタの箇所が挟まれるのが最悪でした。 | ||||
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元警官で、訳あり保育園長、副業は危ない探偵稼業、花咲慎一郎シリーズ。 平易な文章で読みやすいですが、やや詰め込みすぎの感あり。全般的に描写が上滑りで、中途半端になってしまっているのは残念。リアリティがあるようでいて、どうしても付きまとう浅薄さが、なんとももどかしい。 私はこの方の作品は初めてでしたが、「他の作品も読んでみたい」とは思いませんでした。それでも厚めの文庫本、外出先に持ち歩くなどしまして、ちょっとした時間つぶしにはなりました。 | ||||
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柴田作品では「聖なる黒夜」が一番好きですが、この花咲シリーズ(現在シリーズ3冊目まで読了)は安心して、かつ楽しく読めるという点では柴田作品ピカイチです。「聖なる黒夜」では心がキリキリと痛む山内錬が、この作品では少々楽しく登場している点も良いです。彼も「聖なる黒夜」や「RIKOシリーズ」のキャラばかりでは、確かに余命いくばくもないかと思いますので、たまにはくのくらいで良いですね^^錬くんは麻生さんより花咲さんの方が幸せなのでは?とついついBLに興味のない私でも思ってしまいます・・・(笑) 柴田先生はとても几帳面な完璧主義な方なのでしょうね。読者につっこまれそうな所は言い訳も説明もきちんと書いていらっしゃる。そのため少々冗長な点はありますが、文句なしに楽しめる作品です! 花咲シリーズ第一弾の当作品では、奈美先生のカッコよさがたまりません。ハードさといい、淫乱ぶりといい、RIKOといい勝負だと思うのですが、RIKOの痛さがない分痛快で、また彼女の悲哀はRIKOのそれとも違うと感じますので、是非是非、彼女主役の作品を書いて下さいませ、柴田先生!!! | ||||
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探偵という職業柄、やくざとのいざこざ、殺人などがあるが、フランス料理店の理沙、女医の奈美、そして漫画家の詩乃子など魅力的な女性が何人も登場すること、そして本業が保育園の園長ということから、サスペンス性を感じさせない作品だったと思う。家出した少女を探しながら、やくざに目をつけられている少年を助けるための情報を集め、保育園の子供たちの世話をする展開の早い話だが、話がこんがらがらないよう、丁寧に描かれていて読みやすかった。 | ||||
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主人公は、元マル暴の刑事で、今は新宿二丁目で無認可保育園を経営しながら経営難の保育園のために探偵もやっている花咲慎一郎。 一見無理がある設定を作者は見事に物にし、ヤクザと渡りながら子供達のはしかの予防接種にも悩むというハードボイルドにしてしまった。 子供達のかかえる事情に、「自分には何もできない。もう疲れた。放り出したい」と思いつつ“フォー・ディア・ライフ(一所懸命)”してしまうハナちゃん。そして、ハナちゃんの周りのわけありな人たちも皆魅力的です。 バラバラに思えたそれぞれの事件が最後に向けて一つに繋がる終盤は、絶対に読むのを止められませんよ。 | ||||
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無認可の保育園、そこに子供を預けに来る人たちにはそれぞれの事情がある。ハナちゃんはそんな彼らのために奔走する。探偵と園長。この両極端ともいえる二つの仕事を無難にこなし、かつ人を思いやるハナちゃん。そんなハナちゃんが巻きこまれた事件。それは人と人との利害関係が複雑に絡み合ったものだった。自分が傷ついた分、人はやさしくなれる。そして人の痛みも分かるのだ。ハナちゃんはまさにそんな男だ。こういう保育園に預けられた子供たちは、きっとやさしい子供になっていくのだろう。人と人とのふれあいが、心にしみる作品だった。 | ||||
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とにかく面白いです。私は柴田よしきの本は、最初に読んだリコシリーズ1作目が重くて挫折してしまったので、これもダメかなーと期待せずに読み始めました。で、その晩のうちに読んでしまった。とにかく出てくる登場人物がみんな魅力的。いい人も悪いヤツもみんな味があって、愛すべき存在になっています。スピーディーな展開なので、分厚い本もあっという間に読めます。かなりハードな内容ですが、ユーモアたっぷりで最後にホロリと...。この後、リコシリーズももう一度読んでみましたが、最初に読んだときは挫折してしまったのに、なぜか今回は一気に読めました。両方のシリーズの舞台と登場人物が微妙に重なっているところが余計興味を持たせたからでしょうか。花ちゃんシリーズ2作&リコシリーズ3作、どれもオススメです。 | ||||
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