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あるキング
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あるキングの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全187件 81~100 5/10ページ
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読み進むうちに、非現実が現実に感じられる不思議な世界観は、伊坂ワールドだと思います。 作者自身も、多くの読者も、この作品は他の作品とは、ちょっと違うと評していますが、わたしは「いかにも伊坂さんだ」と感じました。 | ||||
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仙醍キングス監督南雲慎平太は、彼にとって最後の試合となる日に突然逝った。同じ日、ひとりの男の子が産声を上げる。「王求(おうく)」と名づけられた彼は野球の天才だったが・・・。ひとりの男の、波乱に満ちた人生とは? この作品を読み終えたとき、さまざまな思いが渦巻いて、王求に語りかけずにはいられなかった。「王求よ、君の人生は穏やかとは言えないものだったが、それでも幸せだったかい?」「王求よ、数々の困難が君を襲ったけれども、そのときに君の胸に去来したのはいったい何だったのか?」「王求よ、野球を続けることにためらいはなかったのかい?」もっともっと王求に聞きたいことがある。でも、彼は、きっとどんな問いにも笑顔を返すだけなのだろう。そんな気がする。彼の人生を見つめるとき、そこには悲哀しか感じられない。「悲劇の天才」彼にはその名がふさわしい。独特の雰囲気を持った、好き嫌いがはっきり分かれるような作品だが、私は好感を持って読んだ。 | ||||
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仙醍キングス監督南雲慎平太は、彼にとって最後の試合となる日に突然逝った。同じ日、ひとりの 男の子が産声を上げる。「王求(おうく)」と名づけられた彼は野球の天才だったが・・・。 ひとりの男の、波乱に満ちた人生とは? この作品を読み終えたとき、さまざまな思いが渦巻いて、王求に語りかけずにはいられなかった。 「王求よ、君の人生は穏やかとは言えないものだったが、それでも幸せだったかい?」 「王求よ、数々の困難が君を襲ったけれども、そのときに君の胸に去来したのはいったい何だった のか?」 「王求よ、野球を続けることにためらいはなかったのかい?」 もっともっと王求に聞きたいことがある。でも、彼は、きっとどんな問いにも笑顔を返すだけなのだろう。 そんな気がする。彼の人生を見つめるとき、そこには悲哀しか感じられない。「悲劇の天才」彼には その名がふさわしい。独特の雰囲気を持った、好き嫌いがはっきり分かれるような作品だが、私は 好感を持って読んだ。 | ||||
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野球にまつわる話だったので、野球に全く興味のない私にとっては読みにくい物語でした。 それを差し引いても、ファンとして期待していた伊坂さんのエンターテイメント性はそれほどでもなく残念でした。 ただ伊坂さん自身が「自分が読みたい物語を自由に書きたい」との思いで書かれた物語と知れば、ファンとしては別の意味で興味深い作品としてとらえることができました。 飄々とした登場人物たち、有り得ない出来事、物語を繋いでいる伏線…軽く、幾何学模様のように絡み合う様子は確かに伊坂エンターテイメントの世界です。 が、伊坂さん自身も自由に描き切れなかった感が伝わってきます。連載時よりかなり加筆・訂正をされたのもそのせいでしょう。 もしも伊坂作品ランキングがあれば、上位に入ることはない一冊だと思いますが、ファンとしては熟しきれていない自由に書きたい作家の思いを共有できた気がして、それもまた良し。なのです。 | ||||
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野球にまつわる話だったので、野球に全く興味のない私にとっては読みにくい物語でした。 それを差し引いても、ファンとして期待していた伊坂さんのエンターテイメント性はそれほどでもなく残念でした。 ただ伊坂さん自身が「自分が読みたい物語を自由に書きたい」との思いで書かれた物語と知れば、ファンとしては別の意味で興味深い作品としてとらえることができました。 飄々とした登場人物たち、有り得ない出来事、物語を繋いでいる伏線…軽く、幾何学模様のように絡み合う様子は確かに伊坂エンターテイメントの世界です。 が、伊坂さん自身も自由に描き切れなかった感が伝わってきます。連載時よりかなり加筆・訂正をされたのもそのせいでしょう。 もしも伊坂作品ランキングがあれば、上位に入ることはない一冊だと思いますが、ファンとしては熟しきれていない自由に書きたい作家の思いを共有できた気がして、それもまた良し。なのです。 | ||||
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タイトルに魅かれ、天才野球選手の伝記というあらすじにも魅かれて読んだ。 私の好みの問題だが、スポーツを扱う小説には、スタープレイヤーへの嫉妬などは避けられないものとして、それでも何かしらの爽快感があってしかるべきだと思う。この小説にもそうしたものを期待していたが、残念ながらそうした読後感は持てなかった。 主人公が成長していく世界が、仙醍市という小さなおとぎの国で、どことなく重い閉塞感があるためかも知れない。超天才野球選手の存在とともに、いくつかの不思議キャラクターを登場させたのは、読者に違和感を与えるのには効果があると思ったが、あまり意味があるとも思えず、途中からは頭をかしげてしまった。 前半の少年野球時代は楽しく読んでいたが、中盤以降の展開には個人的に嫌悪感を持った。また、話の展開が途中から読めてしまったのが残念。文章が平易で時間をかけずに読破できた点は良かった。 期待していた作品だったので、残念であった。 | ||||
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タイトルに魅かれ、天才野球選手の伝記というあらすじにも魅かれて読んだ。 私の好みの問題だが、スポーツを扱う小説には、スタープレイヤーへの嫉妬などは避けられないものとして、それでも何かしらの爽快感があってしかるべきだと思う。この小説にもそうしたものを期待していたが、残念ながらそうした読後感は持てなかった。 主人公が成長していく世界が、仙醍市という小さなおとぎの国で、どことなく重い閉塞感があるためかも知れない。超天才野球選手の存在とともに、いくつかの不思議キャラクターを登場させたのは、読者に違和感を与えるのには効果があると思ったが、あまり意味があるとも思えず、途中からは頭をかしげてしまった。 前半の少年野球時代は楽しく読んでいたが、中盤以降の展開には個人的に嫌悪感を持った。また、話の展開が途中から読めてしまったのが残念。文章が平易で時間をかけずに読破できた点は良かった。 期待していた作品だったので、残念であった。 | ||||
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土曜の夜に一気読み、二時間弱というところ。 野球の天才の伝記的物語。 正直野球好き以外の方は?と思うかも知れない。 結末もいまいち尻切れトンボだし。 読みながらイチローを思い浮かべた。 小説のように7割、8割では無かったが、連続首位打者は作中の主人公のようなものなのかもしれない。 圧倒的な力の差という意味で。 だとするとメジャーで連続首位打者にはなっていない(なれない)イチローはそれはそれで幸せなのかも? | ||||
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土曜の夜に一気読み、二時間弱というところ。 野球の天才の伝記的物語。 正直野球好き以外の方は?と思うかも知れない。 結末もいまいち尻切れトンボだし。 読みながらイチローを思い浮かべた。 小説のように7割、8割では無かったが、連続首位打者は作中の主人公のようなものなのかもしれない。 圧倒的な力の差という意味で。 だとするとメジャーで連続首位打者にはなっていない(なれない)イチローはそれはそれで幸せなのかも? | ||||
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もっと楽しみたかった。前半は確かにバカバカしいほど面白い。王求という絶対的な存在をどう切り取るかが肝なのに。王求の大いなる活躍を馬鹿みたいに書くか、王求に救われる周辺の人物を描写するかなど。青年期の活躍が少なすぎ。どうした伊坂! | ||||
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もっと楽しみたかった。前半は確かにバカバカしいほど面白い。王求という絶対的な存在をどう切り取るかが肝なのに。王求の大いなる活躍を馬鹿みたいに書くか、王求に救われる周辺の人物を描写するかなど。青年期の活躍が少なすぎ。どうした伊坂! | ||||
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ゴールデンスランバー以降の、いわば第二期として 新たなチャレンジを試みた作品といえる。 寓話的ではあるが既存のルールを超越した存在に 周囲の人々がどう反応するかをシミュレートしたともいえ、 テーマとしては面白い。 ただ従来のファンが期待しているものがミステリー要素や ポップな文体であるとすれば、確かに物足りない。 | ||||
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ゴールデンスランバー以降の、いわば第二期として 新たなチャレンジを試みた作品といえる。 寓話的ではあるが既存のルールを超越した存在に 周囲の人々がどう反応するかをシミュレートしたともいえ、 テーマとしては面白い。 ただ従来のファンが期待しているものがミステリー要素や ポップな文体であるとすれば、確かに物足りない。 | ||||
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野球英雄伝 あらすじ 弱小球団仙醍キングスの監督、南雲慎平太が死んだその日、 新たなる王が確かに生まれた。これは彼を巡る運命の物語。 感想 伊坂さんが描くキャラクター達はそれぞれに独自の美学があり それがまた魅力的なわけですが、その魅力はある種 常世離れしていることが多いと思います。 どこか、ファンタジーめいたと言うか・・・ そのファンタジーの方向に針(あるいはバット)を振りぬいたのが 今作の「あるキング」だと思います。 登場人物に三人の魔女らしき存在が登場したりしますし。 伊坂さんの新境地が楽しめる作品だなと思い読み終えると あとがきで『いつもとは違った作風になった』と 作者自身が書いていて少しビックリしました。 読んでからの一言 そっか作者の出身地って・・・ | ||||
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野球英雄伝 あらすじ 弱小球団仙醍キングスの監督、南雲慎平太が死んだその日、 新たなる王が確かに生まれた。これは彼を巡る運命の物語。 感想 伊坂さんが描くキャラクター達はそれぞれに独自の美学があり それがまた魅力的なわけですが、その魅力はある種 常世離れしていることが多いと思います。 どこか、ファンタジーめいたと言うか・・・ そのファンタジーの方向に針(あるいはバット)を振りぬいたのが 今作の「あるキング」だと思います。 登場人物に三人の魔女らしき存在が登場したりしますし。 伊坂さんの新境地が楽しめる作品だなと思い読み終えると あとがきで『いつもとは違った作風になった』と 作者自身が書いていて少しビックリしました。 読んでからの一言 そっか作者の出身地って・・・ | ||||
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モダンタイムズで登場する小説家のセリフ: 「コツは、少し前衛的な小説にしておくことだ、前衛的なやつというのは、褒めやすくて、貶しにくいから、操作は楽なんだよ」 ただ、やり過ぎた。 もしあなたが、伊坂幸太郎作品の中でこれを最初に読んだのだったら、さっさと忘れて次の本にとりかかりましょう。他は段違いに面白いよ。 | ||||
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モダンタイムズで登場する小説家のセリフ: 「コツは、少し前衛的な小説にしておくことだ、前衛的なやつというのは、褒めやすくて、貶しにくいから、操作は楽なんだよ」 ただ、やり過ぎた。 もしあなたが、伊坂幸太郎作品の中でこれを最初に読んだのだったら、さっさと忘れて次の本にとりかかりましょう。他は段違いに面白いよ。 | ||||
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伊坂幸太郎さんの作品は大好きで、ほぼすべて読みました。 『オーデュボンの祈り』も『ラッシュライフ』も『砂漠』も大好きです。 でもこの作品はとても伊坂さんが書いたとは思えません。 読んでいても、続きが全く気にならないんです。これは小説としては致命傷だと思います。 あとは初期の伊坂さんになかった、状況説明や無駄なレトリックが多く、読みにくかったです。 そして一応近作もちょっとしたトリックがありますが、かなりどうでも良かったです。 私の個人的な趣味かもしれませんが、どうも伊坂さんの作品は段々と劣化している気がします。 『モダンタイムス』も『ゴールデンスランバー』も私には合いませんでした。 | ||||
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伊坂幸太郎さんの作品は大好きで、ほぼすべて読みました。 『オーデュボンの祈り』も『ラッシュライフ』も『砂漠』も大好きです。 でもこの作品はとても伊坂さんが書いたとは思えません。 読んでいても、続きが全く気にならないんです。これは小説としては致命傷だと思います。 あとは初期の伊坂さんになかった、状況説明や無駄なレトリックが多く、読みにくかったです。 そして一応近作もちょっとしたトリックがありますが、かなりどうでも良かったです。 私の個人的な趣味かもしれませんが、どうも伊坂さんの作品は段々と劣化している気がします。 『モダンタイムス』も『ゴールデンスランバー』も私には合いませんでした。 | ||||
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今までとは全く違う作品。良い意味でファンを裏切る事は出来なかったけど良かったと思う。ほとんど伏線が無いし、もはやミステリ作家では無くなったけどあるキングは設定のぶっ飛び様や独特の会話など、やっぱり伊坂ワールド。野球の為に産まれた、王求がグラウンドに立つラストはなかなか好き。 | ||||
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