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あるキング
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あるキングの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全187件 61~80 4/10ページ
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多くの読書好きは、お気に入りの作家がいるだろう。 そして、伊坂さんにも多くのファンがいて、その人たちは 「自分の中での伊坂作品'bP」というのを持っていると思う。 どの作品も、私は好きだ。 が、この「あるキング」を'bPに持ってくる人は少数ではないだろうか? 今までの作風とは全く違い、加えて救いのない寓話となっている。 アヒルもファザーもチルドレンも、何度も読み返しているが このキングだけは、おそらく読み返すことがないような気がしている。 以上、全く個人的な感想です。 | ||||
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きちが*両親に苦労しながらも、野球をがんばる若者の話です。 小学生の時点で、天下をとります。 その先は成長がないので、つまりません。 「能力がすごいのが王ってわけじゃないだろ」 っておもいました。 ぼくは泣きましたけどね・・・・。 恨みを終わらせる物語 | ||||
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伊坂幸太郎はすべて読んできましたが、今回はじめていまいちだと感じました。 野球好きな人にはおもしろいと思いますが、野球に疎い私は序盤から退屈…。登場人物にも魅力を感じる人がいなくて、読み進めるのが困難でした。 少し村上春樹っぽいけど…これがブンガク的ということなんだろうか、私にはまだ難しい…(-.-;) | ||||
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伊坂幸太郎16作目の作品は、簡単に言えば「野球の天才の生涯」を描いたものだ。 地元の超弱小球団『仙醍キングス』の熱狂的ファンである両親の下に、王求は誕生する。彼の天性の圧倒的野球センスは、大小様々な影響を与えながら、確実に王の道を進ませる。 スポーツを題材とする本と言えば、爽快感、青春といったイメージが強いものだ。しかし、この「あるキング」は違う。 野球をテーマにした本をそれ程多く読んだ経験があるわけでもないが、この本はスポーツを題材にしながら、独特な視点から物語が展開されていると感じた。 例えば、話の流れを思い返しても、上で示したような爽やかさはない。光る汗も熱い友情もこの物語には存在しない。人も死ぬ。それは、この物語の題材は主人公の成長物語ではなく、主人公を取り巻く環境を観察するものだからだろう。彼らの行動や外見についての細かい描写が、脳内での再現を容易にし、心理状態を想像することができる。作家の世界と自分の想像世界を融合させる、小説ならではの楽しみ方を思う存分に堪能できるのである。これだけ暗い物語でありながら、読者を鬱々とさせず、爽やかな余韻まで残す。さすがとしか言いようがない。 ちなみに、伊坂さんの本は、とにかく伏線が多い。それがラスト、ごく自然な形で物語の中心へと集結していく流れはどの作品を読んでも見事である。私はいつもその伏線に気付けずに、怒涛のネタバレに圧倒されてしまうのだが、今回も同様に多くの伏線が張り巡らされている。しかし、この物語は、全てを知る第三者の語りなので、「ここ、伏線ですよ」と言うガイドが織り込まれている。 今後、伊坂作品を読む上で、伏線を見つける良い参考書にもなるかもしれない。 | ||||
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地方の弱小プロ野球球団の熱狂的なファンである両親から生まれた「あるキング」の0歳から23歳までのある人生を描いた作品。 あまりにも実験的すぎる小説でなんと言って良いのか悩む。 熱狂的というよりは偏狭的な両親から生まれて、弱小プロ野球球団の「王」であることを運命づけられた男。天才というのとも違っていて、とにかく異質な一人の男の人生。 ……これは正直きつい。巧く物語を感じ取ることができなかった。 | ||||
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マクベスに野球を加え現代風にアレンジした独特な作品です。 終始暗めで終盤も盛り上がりに欠けますが、 構成と文章力はさすがでした。 人に勧める作品では無いですが、伊坂ファンなら読んで損することはないと思います。 | ||||
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「なるべくしてなる者」にはこのタイトルの質問は愚問、ということです。 野球界の王、というより異能者がいる時、回りは混乱するしかありません。筆者の他の著作には色々な法を超えた異能者が描かれていますが、今回は犯罪的な要素はほとんどいなく、ちょっとした実験小説のような感じがします。筆者得意の伏線を張り巡らせて、一気に最後になだれ込んでいくというパターンではないです。 シェークスピア、特にマクベスが多用されています。マクベスは評者も好きな作品なので、三人の魔女が出てきた時には少し嬉しかったです | ||||
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現代の仙台をモチーフにした、ファンタジア。ライトノベルにシェークスピアを盛り込んだような、虚構の世界。 ここまで大嘘に大嘘を重ね、さらに大嘘で包み込んでいくと、逆に清々しさを感じる。かつ、快楽的である。 主人公が野球の天才ということで、あさのあつこ『バッテリー』を連想させる。 あちらは現実的な設定で「それらしく」描こうとしたにもかかわらず、透明感だけで心が宿らない つまらない物語になっている。それに対し、伊坂は逆に「おかしな」ストーリーの中で人間性を巧みに捉えている。さすがに男の子の男親、「よく観ている」のだろうと感じさせる。 著者自身が物語中で何度も、「これはあり得ないフィクションなんだ」と念を押してくるかのような、まさに「千三つ」の物語。997:3の、「3」の方に何を読ませたかったか? 意識して読むと、とても興味深く、面白いと思いますよ。 著者は「息子と口げんかばかりしている」そうだが、それはつまり、子どもの目の高さに視点を合わせられる、懐の深さでもある。 子どもに対して親はつい、滑稽なほど盲目的になりがちだが、彼は冷静な目も併せ持っているのではないかと想像する。 『魔王』でフッと見せた(ような気がした)思想性に惹かれ、著者の作品をついつい手にとってしまう。『重力ピエロ』はともかくとして、『ラッシュライフ』や『死神の精度』などでは、軽妙な会話とストーリーの入れ子回収だけの、流行作家かと思った。しかし本作で、「やっぱり、こういう面も持っていたのね」と感じられたのが嬉しかった。 一般受けしないかもしれないが、こういう作品も5作に1作、いや、10作に1作くらいは書き続けて欲しいと願う。 著者は、やはり天才であると思う。直木賞とは縁を切ってしまったようだが、いずれは純文学寄りの作品もと、期待している。 | ||||
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伊坂幸太郎は大好き。 単行本になったものは全て読んでる。 悲しい位、何で書いたのか、本となってしまったのか解らない・・・ ひっかかりのある台詞のひとつもなかった。 天才って実在する(した)からこそ、説得力とか想像力が働くのかな・・・? 小説では難しいのかな? いやいやぁやっぱりそうではないよな。 どうしたのかなぁ? | ||||
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伊坂幸太郎の他の作品と比べてではなく、単純に小説として面白くない。 シェイクスピアは読んだことが無いので、比較も出来ないが、野球を舞台に したことの意味や意図が見えてこない。と言うより、野球を舞台にする必要 ってあったのだろうか? 主人公・王求の苦悩というべきものが伝わってくるのなら読後感も変わって いたように思うが、結局は最後までよく分からずじまいで消化不良であった。 | ||||
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野球少年の生涯を絵外た作品です。 野球も伊坂幸太郎も大好きですが、本作の評価は微妙です。 魔女の登場にイマイチ理解が苦しいところ、どうにも暗い部分があり、すっきりしないまま終わります。 | ||||
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特別で異質なものだと感じているのに、気がついていないかのような鈍感さで ごく普通の友人として近づき、鈍感さゆえに近くに行けてしまった。 いいなあ・と思う。 あれが乃木でなかったのは、本当に残念だった。 | ||||
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結構厳しいご意見が多いですが、私は割りと好きですよ。 伊坂作品って伏線がキモってところがあるんですが、やはり「繋がり」を大事にされている作家だと思います。 「伏線=繋がり」だけではなく、輪廻転生だったり、因果応報だったり。 そのあたりは初期作品からこの作品を含め首尾一貫されているのではないでしょうか。 私はそこに惹かれてるゆえ、この評価です。 | ||||
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伊坂作品の中では、やや異色な感じでちょっと微妙です。 天才的な野球センスを持った少年がプロになるまでのストーリーなのですが、 私自身、野球は興味がないので、あまり面白さはわからず。。。 好みが分かれる作品かもしれませんが、 私自身としては、買わなくて良かったかも。 | ||||
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伊坂幸太郎の作品は自分に多大な刺激を与えてくれる。 デビュー作品に「喋るカカシ」を登場させ、「死神の精度」では名の通り死神が颯爽と街を駆け回り、その一角の銀行では今日も銀行強盗が起こる「陽気なギャング」シリーズ・・・。 よく彼の名を語るときに用いられるのは「絶妙な伏線の終盤での総回収」であったり、「洒脱なユーモアで読むものを唸らせる」あるいは「軽妙な会話の裏に計算されつくされたトリックを混ぜ込む」 読者を感嘆させるこれらの技法は様々な著書で利用されてきたが、彼のキャリアからすると後期にあたる16作目は、不振の結果に終わってしまった。 読後の何ともいえない消化不良感は彼らしくないと思ったし、何より話の趣旨が奇妙な怪物等の出現によってつかみにくくなってしまっていた。 次作「SOSの猿」「オー!ファーザー」「バイバイ、ブラックバード」いずれも微妙だった覚えがある。 久々の快作「マリアビートル」を皮切りに、初期〜中期の作風に戻って欲しいと切に願う。 | ||||
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伊坂幸太郎さんの作品はどれも大好きで、ほとんど読んでいますが、この作品だけは好きになれません。伊坂さんが新たな境地を開拓しようとしているのはわかりますが、あまりにも奇をてらいすぎているのではないでしょうか。天才打者の「孤独」と周囲の狂気のようなものを描いていますが、内容は淡々として盛り上がりもなく、なによりどう楽しめばいいのかわかりません。作品の好みは人それぞれですが、この作品に対してはだけは、「何を伝えたいのか、なぜ出版社はOKを出したのか」と首を傾げたくなります。 | ||||
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伊坂幸太郎さんの作品はどれも大好きで、ほとんど読んでいますが、この作品だけは好きになれません。伊坂さんが新たな境地を開拓しようとしているのはわかりますが、あまりにも奇をてらいすぎているのではないでしょうか。天才打者の「孤独」と周囲の狂気のようなものを描いていますが、内容は淡々として盛り上がりもなく、なによりどう楽しめばいいのかわかりません。作品の好みは人それぞれですが、この作品に対してはだけは、「何を伝えたいのか、なぜ出版社はOKを出したのか」と首を傾げたくなります。 | ||||
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ん〜。何と申し上げたらいいのか? まず、捉え方は十人十色。正解はわかりませんが、南雲が死んだ日に産まれた王求。導かれるように活躍する王求。それを見守る南雲。これは命を繋ぐもののストーリー、定め。そして次は王求が導き見守る番。みたいなものでしょうか? お洒落な仕掛けも随所に見られましたが、壮大なテーマをスポーツの一種だけで書き綴った結果、とても小さな話しに感じてなりません。でも、これはこれで挑戦なのでしょう。 コアなファンでなければ見送りで構わないと思います。 | ||||
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ん〜。何と申し上げたらいいのか。 まず、捉え方は十人十色。正解はわかりませんが、南雲が死んだ日に生まれた王求。導かれるように活躍する。それを見守る南雲。 これは命を繋ぐもののストーリー、定め。そして次は王求が導き見守る番。みたいなものでしょうか? お洒落な仕掛けも随所に見られましたが、壮大なテーマをスポーツの一種だけで書き綴った結果、とても小さな話しに感じてなりませんでした。 でも、これはこれで挑戦なのでしょう。 コアなファンでなければ見送りで構わないと思います。 | ||||
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読み進むうちに、非現実が現実に感じられる不思議な世界観は、伊坂ワールドだと思います。 作者自身も、多くの読者も、この作品は他の作品とは、ちょっと違うと評していますが、わたしは「いかにも伊坂さんだ」と感じました。 | ||||
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