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あるキング
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あるキングの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全187件 21~40 2/10ページ
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伊坂作品でも、「魔王」「モダンタイムス」「マリアビートル」あたりが好きな僕は、楽しく読めました。 「死神の精度」「チルドレン」「陽気なギャング…」あたりが好きな方は、そんなに楽しめないかもしれません。 僕はそんな風に思いました。 | ||||
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レビュー多い!僕自身の考えですが、話自体はそんなにつまらなくないです。 で、伊坂幸太郎氏自体いままでと違うと意識している以上、ああ、こういう話なんだな、って思わざるを得ない作品とみてみました。僕は野球好きなんで、この話自体はだと思いますが、野球に興味なければ、ファンタジーにもならないかもしれません。 それを前提にみると楽しめるかも。 評価低いようなので……敢えて書きますが、またこう言った「野球ミステリー」みたいなのを書いてほしいと単純に思いました。 | ||||
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物語の結末はマクベスの引用によって大筋を「予告」されています。 主人公の成功も失敗もあらかじめ定まっていたといえばそうであり、周りの人々の主人公に寄せる期待や献身の気持ちは保留され、作中の人物は人間の悪意や運命に抗うことは出来ないまま、作品のラストに向かいます。 そして読み終えて、私はとても清々しい気分になりました。 運命とか不幸とか全て吹っ飛ばされた気分です。 | ||||
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すごく示唆に富む内容でした。いろいろな背景を考えさせられました。 | ||||
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伊坂幸太郎らしくない作品だったような気がする。伊坂作品を期待してこの本を買ったならば満足できないかもしれない。 | ||||
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ふしぎなお話、キングに上り詰めるものの行程を逆回転で追ったりしている。 ところどころ、ダークファンタジー要素たっぷりのキャラクターが出てきたりして、ふしぎさ倍増。 語り手もちょくちょく代わるが、主人公に語りかけるいわゆる神の視点的な部分が、とっても新鮮でよかった。 結構実験的な作品のようではあるが、意外にまとまっていて楽しく読めた。 自分の中では、途中で投げ出せない、次の展開が気になる小説であった。 ただ、あれはなんだったんだろうの説明をあえて排しているためか、あとから考えると必要なかったんじゃないの? と思う部分もちょぼちょぼあった。あまり数は読んでないが、伊坂作品の中では一番面白かったかもしれない。 | ||||
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きれいは汚い、汚いはきれい。 マクベスの引用句、深い。 正統派が取締まる世の中は、大多数の不純には息苦しく、正統派を取締まる。 野球に魅せられたら夫婦が、変質な野球教育を行う中、息子は清純に成長していくが、変質な世の中に翻弄される。 常逸した才能は、世間から魅了されるが、時に、畏怖の念から反感を買う。 フェアはファウル、ファウルはフェア。何が正しいのか、わからなくなる錯覚。 紙一重。信じるのは自分の正しい心。 我を張れ、頑張れ。間違っていないぞ。 迷ったときは、フェアだと信じて走るんだ。伊坂幸太郎の新境地に魅了された。 | ||||
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彼の本は大体好きなんですが、これはまあまあ。アイデアは面白いと思ったのですが,今ひとつな感じは私がそれほど野球が好きでないからか? | ||||
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短編でやれ。 amazonレビューには30文字必要らしいけど、この作品には30pもあれば十分だったのではないかと思わざるをえない。 | ||||
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プロ野球選手として、活躍する運命を背負って生まれた山田王求。 その成長と悲劇を描く。 幼少の頃から両親に野球の英才教育を受け育つが、 その才能を疎ましく思う周りから、色々な邪魔をされるようになるが・・・ オーソドックスな伊坂作品らしくもあり、伊坂作品らしくないところもある。 かなり好き嫌いが分かれそうな作品となったが、一読する価値はある。 かなり独特の世界観を持った、実に変わっている作品。 | ||||
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もし自分が天才だったら・・・。そんなことばかり考えていた時期があります。 10割バッターの妄想もしてたなあ。それを伊坂氏が本にしてくれたようです。万歳。 | ||||
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他の方がレビューで書いていますが、あるキングは野球界という閉ざされた空間を舞台にしたマクベスのオマージュ作品です。 主人公はあえて人間性を感じさせない描かれ方をしていますが、他の伊坂作品に登場する死神のような超越した存在ではありません。 主人公は死神のように独特な観察眼を持っているわけではなく、物語は神の視点のまま、淡々と進んでいきます。 そこに新しさを感じるか、肩透かしをくらうかは読者次第ですが、私は後者でした。 | ||||
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伊坂さんが野球を書けばこうなるのか、とある意味納得するとともに、その予想のはるか上を行っているという、非常に得がたい一冊です。 リアルとファンタジーが渾然一体となった名作です。 リアルという点ではなにより、主人公の両親の捻じ曲がった野球愛。 私も某弱小球団のファンなので、やけに共感してしまいます。 そしてそれが「狂気」の一歩手前なのだなぁと、自分で自分が怖くなったりもします。 特に主人公の母親が「ライバル球団の帽子を買わせる」エピソードには正直、震えがきました。自分はやらないようにしなくちゃなぁ(笑)。 その一方でストーリー自体は、伊坂さんならではの現実と虚構が混ぜこぜになったような不思議な雰囲気で進んでいきます。 特に、なによりファンタジーなのが、主人公の野球の成績。 でも、もしこんな選手がいたらこうなってもおかしくないな、というある意味非常にリアルな結末を迎えます。 やはり現実と虚構の境目がよくわからなくなるような、不思議な余韻を残すラストでした。 野球についてまったく知識がない人にはあまりお勧めできませんが、そうでないならばぜひ、読むべき一冊だと思います。 | ||||
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他の伊坂作品とは違うものです。 いつも通りに期待していると、若干残念な気がしなくもないような・・・ | ||||
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伊坂さんは、改稿するので(笑) 文庫になるまで待っていました。 思った通りの 孤高のキングの偉人伝。 ラストでは、「ポテチ」のラストのような爽快感があります めちゃくちゃなフォームでのホームラン それを見守る人々 祈りはあるよね 「我を張って、走れ」「フェアはファールでファールはフェアで」 今回もたくさんの言葉をもらいました。 | ||||
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弱小プロ野球球団の地元に産まれた天才野球少年の奇妙な人生. マクベスを引用したセリフ回しや魔女の登場など リアリティを放棄したようなストーリーでどことなく初期の伊坂作品を思い出す. 桁外れの野球の才能を持って生まれながら,運命に翻弄され, それでも揺るぎなく野球に打ち込んでプロ野球に進み あり得ないような記録を次々と打ち立てていく. 通常なら,天才としての苦悩や事件によって人生をねじ曲げられたことへの心境を描くべき作品と思われるが, 本作品ではまったく描かれることはない. その無頓着さはほとんどアスペルガー的とも言えるレベルである. この迷いのなさも,地元球団への入団が運命付けられていることの表現の一部なのかもしれない. この作品は,プロ野球のスーパースターの系譜や伝統を比喩的に描いているように思える. 新興球団の地元で活動する伊坂氏が老舗球団に対して抱く, 歴史や伝統へのあこがれが垣間見える気がする. | ||||
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レビューで散々書かれているので覚悟して読んだのですが・・・ 私は楽しめました。 確かに色々???な部分はあるのですが(^^;) 三人の魔女を活かし切れていない気もしますし、終わり方も ややすっきりしない感じです。 しかし伊坂さんお得意の軽快な文章や個性的なキャラクターたちは 健在ですし、物語に引き込まれていく感じもなくはないです。 はっきりしない雰囲気が「魔王」と似ているかもしれませんね。 「魔王」が好きなら楽しめると思います。 | ||||
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私はこれ嫌いじゃない。 今までの作品と比べるとちょっと異質な感じはするけど これは悲劇か?それとも喜劇か? マクベスになぞられて、何か深いものをもらった気がするのだが・・ | ||||
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文庫と単行本どっちも読んで 単行本のときはものたりないな〜ておもったけど 文庫では修正がいい感じになってる気がした 単行本でおもしろくないと思った人は文庫読んでみたらいいと思う | ||||
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野球の成績優秀選手に 打率「王」、打点「王」、ホームラン「王」などの 「王」がよく使われることから、 天才野球選手とが主人公のこの小説の題名は ある「キング」のようです。 主人公の名前は、王が求めると書いて 王求(おうぐ)です。 王求は野球のボールである「球」の字の分解です。 伊坂氏らしい洒落が効いています。 野球が身近なスポーツだけに 小説の中身に入り込みやすいですが、 3人の黒服の女や得体のしれない獣などの非現実的なものがあらわれる度に 現実に引き戻されてしまい、 小説にどっぷりつかれないのが残念でした。 | ||||
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