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オッド・トーマスの霊感
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オッド・トーマスの霊感の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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オッド青年はちょっと複雑な家庭環境に育ったけど普通の青年。 コックとして働いています。 そんな彼は、普通の人と違うことがあります。 それは「死者が見える能力」でした。 それは彼が一人の男につく悪霊を見たことから始まった事件。 その怪しげな男を追いかけていったが運の尽き。 そこからとんでもない事件へとオッド青年は巻き込まれていきます。 著者は文章力がすごく、 後々に一連の事件の関係人物が浮かび上がりますが 読者に印象づくようなヒントを序盤に提供しています。 しかも印象に残りやすく。 なのである単語が出た時点で「まじかよ!!」と思えるはずです。 でもそれはうれしいことばかりではないです。 もうすでにヒントはレビュー中に出てきます。 終盤、よく読んでみてくださいね。 そう、オッドはどういう人かをきちんと覚えて置いたうえで。 基本的に読みやすいですが 結構ショックはでかい作品です。 | ||||
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映画がそこそこおもしろかったので読んでみた。映画は雰囲気を割と忠実に再現してるなあ、という感想。あの独特の語り口(超高速のボケを繰り返す的な。私にはイマイチ?のことが多い)は、クーンツならではのものなのか、オッド・トーマスに特有のものなのか…クーンツ初心者の私にはワカリマセン。本作は、映画見てたから飽きずに読めた気もしなくもない、が主人公には好感が持てるので、あまり評判のよくない二作目にもこれからチャレンジします〜 | ||||
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クーンツを久しぶりに読み、3作目にしてようやく読むのに値する作品に当たりました。やっぱり超常現象を出さないとダメなようです。 ウォッチャーズを読んだときにはキングを超えると思ったんだけどなあ。 このシリーズはとりあえず全部買いますが、解説が面白さを半減させますね。 | ||||
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話にひきつけられない 訳がわたしとあわないせいかもしれない クーンツとかいう人を知らないからさ、わたし。 クーンツとかいう人のファンならいいんじゃないすか? | ||||
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文章の書き方が非常に個性的なので一般的な読み手の小生は慣れるまで大変でした。 慣れてしまえば独特の世界にはまり込むことが出来ます。 映画は原作に忠実ですので、他のシリーズ作品を楽しみにしています。 | ||||
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久しぶりにクーンツを読みましたが。うーんどうなんでしょう。こんなんだったっけ?読み手のほうもだんだん歳とってきてるし、いろいろ読んでるし、評価が厳しくなるのは否めません。上下巻でないので一気に読めますし、それなりにハラハラドキドキします。文章も展開もスカっとしていますので「初めてのクーンツ」にはお勧め。 | ||||
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まず魅力的なタイトルに惹かれ、ぱらぱらめくったところ文中に『アクロイド殺し』のキーワードが見えたので、これはおもしろいに違いないと勘が働き、読んでみました。結果は大成功で、文中飽きさせる部分がなく、最後までページを繰るのももどかしいほど。主人公や周囲の登場人物は実在するかのよう、甘さ苦さと苦闘しながら生きる人たちで、タイトルから想像されるようなファンタジー感、甘さは一切ないのもよかった。けれどディーンやそれを支える人々の香気には、清々しさと希望がみえます。 | ||||
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瑣末なディティールやストーリーの一部とはいえ、シリーズの他作品に対する言及がちょっと...。 完結巻なら許されるかもしれないが、 最初の巻にはそぐわない内容がある。 そんな訳で解説は読まない方がいいというか、解説部分に関しては☆ゼロ評価で。 先を行く読者として、少しでも後の読者の楽しみを奪う行為は許されるものではなく、瀬名氏と早川書房の姿勢に疑問を感じた。 作品自体はやっぱり実にクーンツらしいなぁ、という感じ。今の所普通。 | ||||
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レビューなどで話題になっていたので買って読みましたが、 シックスセンスのバリエーションみたいだし、アメリカの TVシリーズのゴーストと変わらないし、なぜこれだけの 評価があるのか良く分かりません。 こういったキャラクターの特性がこれが初の本であれば、 確かに評価されると思いますけど・・・・ 良く分かりません。 霊的な能力がなかったとしたらプロットは何も目新しいと ころもない本ではないでしょうか? | ||||
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クーンツは何度読んでもいま一つ好きになれなかったので、読まなくなってずいぶんになりますが これは良かったです。 何より今 までに読んだ本と芸風が違っていてびっくり。ニール・ゲイマンみたいになったというとファンからは怒られるかもしれないけど・・・ 作品としてはキングと同じく高い文章技術(職人芸かな)のお陰でまさに「巻置くあたわざる」の一気読み本です。 他のレビューにもありましたが「一人称」に必然のある作品だと思います。 結末には意見が分かれると思いますが、こうでなくてはいけなかったのかも。 どう終わるべきかは作者の決めることですからね。 読後 目、ちょっと潤みました。 次作も読みます、未訳の分はKindleで読みます、っていうかすっかりはまってるし(笑) | ||||
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ミスター・ベストセラーことディーン・クーンツの連作シリーズの第一作。 500ページを軽く超す「長編」です。 しかしそこは老練の語り手、相変わらずのリーダビリティで気がつくとスルスルと読み終わってしまいました。 左様に読みやすい作品になってはおりますが、かと言って決して「薄い」お話にはなっていない辺りは、さすがです。 それにしても不思議なお話である。 死者との交流能力を持つ主人公、オッド・トーマスが察知した災厄の予感。 オッド自身、自分がどこへ向かうのか確信を持てぬままに近づく惨劇を防ぐためピコ・ムンドの街を駆け廻るのだが・・・。 これほどボリュームのある長編ですが舞台は南カリフォルニアの小さな街、ピコ・ムンドから一歩も外へ出ることはなく、 クライマックス以外に派手な見せ場も用意されてはおりません。 にもかかわらずきっちりと「読ませる」のだ。 多彩な登場人物に対してきちんとした色づけがなされていて、オッドとの交流を通じてそれぞれが確かな存在感を発揮しております。 それが結果的に主人公の陰影を際立たせており、これまでの作品になかったほどのリアリティと親近感を生むことに成功していると思います。 エルビス・プレスリーの幽霊と一緒にドライブをする主人公の姿にはユーモアを感じずにはいられませんがトラウマに満ちた生い立ちと 苦難に満ちた彼のこれから先を考えると同情せずにはいられません。 読者の共感を呼ぶキャラクターの創造という、簡単そうでとても難しいハードルを越えた本作のシリーズ化は当然という気もしますね。 心霊能力や幽霊も出てまいりますが「ホラー」と言うよりは不思議な運命(宿命?)を背負ったある若者の青春ストーリーとしても読むことができそうです。 | ||||
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死者の霊が見える特異な能力があるオッド・トーマス。 彼の人間性が凄く好きになりました。 決して天狗になる事もなく世の中のためにその能力を駆使する姿は好感が持てます。 よくあれだけ最悪な両親からこんなナイスガイが生まるなんて奇跡ですね。オッド・トーマス自身が語り手となってるので一人称での展開となってるけど、それ故に最後の最後のトリックが活きてきます。 あまりにも巨大な陰謀に立ち向かうオッドやけど、その代償は想像以上に大きかったです。 読んでいて思わず涙が出てしまうようなラスト・・・。がんばれオッドー・トーマス。 | ||||
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登場人物達や描かれる物語環境がとても魅力的で、生き生きしてます。 思わず引き込まれて一気に読了しました。 で、激しく感動してしまいましたわ。 小説読んで、読後に感動で茫然としたのなんて久しぶりですよ、まったく。 また、訳に恵まれなかったころもあったクーンツ作品ですが、本書の訳は素晴らしい出来だと思います。 シリーズ続編も同じ訳者に担当していただきたいものです。 | ||||
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悲惨すぎます。1人称で書かれていることで、これからもっと恐ろしくなるような気がします。人間は、自分自身をも欺くことがあり、1人称をあえて選んだのは、そういった展開が待っているのではないでしょうか。霊が見えるのではなく、主人公はただただ気が狂っているだけかも知れないような気がします。 | ||||
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霊媒能力を持つ20才の青年オッド・トーマスが自分の体験を語る。序盤は少しくどく、徐々にテンポの上がる語り口。オッドの目を通して語られる事件は、哀しいラストへ突き進む。与えられた力に応えつつ、平凡で善良で在ろうとする青年が愛おしい。人生は公平では無いし善人が幸せになれる訳でも無いが、それでもラスト近くの理不尽さに涙が出た。哀しい話なのに、何故か読了感は悪くない。ODDな物語。 | ||||
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解説の瀬名秀明氏が主人公は、 21世紀のヒーローだと言ってまして、 クーンツファンと言えども、大袈裟ですわね。 と思いましたが、 読んで吃驚! 絶賛度が足りないと思いました。 21世紀文学の頂点が、 世紀末までまだ90年もあるのに出現してしまいました。 2100年に一度の傑作! ホラーと本格ミステリを見事に融合させた奇跡のような作品。 第一章20Pでいきなり大ドンデン返し! もう騙されませんわよと思って読んだが、 終盤にも大ドンデン返しの嵐が吹き荒れる! 心地よく騙され続ける至高のミステリである。 シリーズの一作目なので全ての謎が解明されるわけではありませんが、 スーパーナチュラルの正体の推理が、 ホラーとしても物凄く怖いです。 単純に地獄の悪霊だと思わせて、 究極の絶望推理には戦慄しました。 天然ボケのクーンツですので、 幽霊のレゾンデートルをアウフヘーベンする凄いギャグも爆裂します。 社会的メッセージももちろんありますが、 主人公が20歳の青年なので、 他の作品みたいにヒネタ中年の説教臭さはなく、 清清しく胸に迫って来ます。 喜怒哀楽全ての感情を見事に刺激する至高の文学。 新しい文学は読者を感動させてはいけなくて、 読者を如何に突き放すかの文学的実験が評価されるが、 本書は平易な文体の一人称で嘘を混ぜるという技法ですので、 書かれている文を単純に事実として認識してはいけない、 ある意味究極の実験技法を使っているので、 新しい文学としてもノーベル文学賞クラスだと思います。 | ||||
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