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暗黒街の女
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暗黒街の女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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「音もなく少女は」にも似て、本書も役名からジーナ・ローランズ好きが滲み出て微笑ましい。 | ||||
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アメリカには女流で暗黒街モノをかく作家が何人かいますが、アボットは貧困家庭の娘が暗黒街でのし上がっていく姿を描いた本作でアメリカ探偵作家賞もとっている実力派で、新しいノワール小説の女王とも言われているそうです。 父親と暮し経理学校に通いながら貧乏な家計をささえている主人公の娘は、ティーヒーというケチな賭博クラブの経理係りのアルバイトをしています。この店には暗黒街の元締めからゴージャスな雰囲気をただよわせた女が売り上げを徴収に高級車に乗って定期的に乗り付けてくるのですが、機転のきく主人公はこの女に認められます。この女グロリアは美しさや凄腕さだけでなくその冷酷さでも夜の世界では伝説的となっている女です。主人公はグロリアに引き取られるようにして豪華なマンションに住まわせてもらい、一流のファッションに身をつつみ、暗黒街の男達のなかで生き延びていく術を仕込まれます。持ち前の才覚から主人公はグロリアの片腕としてのしあがっていくのですが、破綻は主人公がヴィクという負けてばかりいるギャンブラーに惚れてしまった日からはじまります。グロリアの眼を盗んで逢瀬を続けるうちにとうとうヴィクの口車にのせられて売り上げに手をつけてしまうのです。 そして主人公はグロリアから暗黒街の非常な掟を知らされるのですが・・・・ ウブな娘がグロリアを知り、グロリアに憧れ、やげて自らがグロリアに変身していく過程を追って行くストーリーで手軽には読めますが、主人公がそれほどハードボイルドではない娘っこなのでイマイチ爽快感がありません。原題はQueenpinでキングピンと同様、組織の中心となる人物という英語ですが、それを「暗黒街の女」とは少し乱暴な訳のような気がします。ハヤカワポケミスの訳題はそんな傾向があるのでしょうか? | ||||
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