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八日目の蝉



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【この小説が収録されている参考書籍】
八日目の蝉
八日目の蝉 (中公文庫)

八日目の蝉の評価: 4.06/5点 レビュー 425件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全325件 1~20 1/17ページ
No.325:
(4pt)

物語の展開が面白い

不倫相手の子供を誘拐した女性がその子供を連れて逃げる話で、いつか見つかると思いつつ、次はどうなる、次はどうなると展開を追うのが面白かったです。また、逃避行の途中で出会った人々との交流も味わいがありました。
八日目の蝉Amazon書評・レビュー:八日目の蝉より
4120038165
No.324:
(5pt)

おもしかった(重め)

面白かった。最後もハッピーエンドになりすぎないのがリアル
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4120038165
No.323:
(5pt)

人は世間に育てられる

親子という言葉が、空虚な小説だ。血が繋がってなくても、育てられる。世間の目という、実態の無いものに人は苦しめられ、一方で、そういう中でも人は育ち、育てられていく。我々はどうしてこんなにも他人に口出しして、一方では、世間に気を遣って生きているのだろうか。ある程度は必要かもしれないが、夫婦や親子の関係性をおかしくするほどには必要がないはずなのにと思わせる。
 今日、「交際相手の3歳娘を洗濯機に入れ、回す」というニュースを聞いた。子供の命に別状はないというが、そういう問題なのだろうか。男と子供の関係の前に、そもそも、こういうことをする男と交際するということが疑問だし、それが親子の関係性に影響することくらいわかるだろうと思うが、どうもそうではないらしい。それが、人間だというのだろうか。そうだとすると、我々はかなり愚かだ。悔しいけれど、どうやら、それは正しそうだということなのだ。
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4120038165
No.322:
(4pt)

母子とは何かについて考えさせられる

ふとしたことがきっかけで、1人の女性が他人の子供を誘拐するところから物語が始まります。誘拐という犯罪を犯したため、その女性は逃げ惑う日々を送りますが、そのなかでもその女性と誘拐された子を通しで血のつながりがなくとも、愛情というものが日々培っていくのを感じました。
物語としては、逮捕から逃げ回るまでは緊迫感がありストーリーにのめり込めましたが、その後は少し落ち着いた展開で盛り上がりに少し欠ける感じがしました。
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4120038165
No.321:
(5pt)

生きるために必要な事とは

文章の美しさや読みやすさは流石だが、何より二人の主人公の希和子、薫の、その鬼気迫る感情の奔流が押し寄せてきて、一気読みしてしまった。
確かに彼ら二人は、道徳的にあるいは法的に、間違っていると言わざるを得ない。しかし、そのような許されざる選択肢を選ぶことで、二人は何とか生きる術を得たのだろう、生き延びることができたのだろうと思う。読後、生きてくれてありがとう、という、二人への感謝の気持ちが自身の中に芽生えた。

「登場人物全員が悪人で、感情移入できない」というレビューがあるが、逆に私にはそのような人こそ、読んで欲しいと思う。おそらく、そのような人は、社会の「道徳観」「倫理観」に従うことが第一優先して、雁字搦めになっていて、だからこそ人としての動物的な感情について行けず、理解できないのではないか。でもそれは、相当に生きづらいと思う。

どうにもならない人間の感情、愚かな我々にも、一筋の救いがあるという小説で、私は読後すがすがしく救われたような気持になった。
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4120038165
No.320:
(4pt)

よき

文章最高です。
情景がうかびます。
感動しました、。
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4120038165
No.319:
(5pt)

母親のことを思い出しました

一文、
『その子は、朝ごはんを、まだ、食べていないの、と』
日常的な言葉に、恐ろしい位の母性を感じたのは初めてでした。
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No.318:
(5pt)

思ったとおり

満足
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No.317:
(5pt)

おもしろかった

悲しいけどおもしろかったです
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4120038165
No.316:
(5pt)

今まで読んだ小説の中で、最も美しく、あまりにも切ないラスト …

以前見た批判的なレビューで、第2章が退屈すぎる、余計だ(本書は1章と2章の2部構成。私は退屈だとは感じなかったが)、というのがありましたが、第2章は感動的なラストを迎える上での大事な布石なのです。第2章があるからこそあんなにも美しいラストになったのです。あまりに切ない幕切れに胸が締めつけられ苦しくなってきますが、美しさが切なさを上回っているからこそ、救いがあるのです。なんかうまく言えないんですけど、過去につらい別れを経験したことがある方でしたらきっとこの小説の良さをわかっていただけると思います。
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4120038165
No.315:
(5pt)

心と風景を見事に描いた名作

不倫相手の娘を連れ去って生活した女と、大人になった娘の心を描く。展開と風景描写が巧みで一気に読める。タイトルから人生は美しく楽しむこととのメッセージを受ける。
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4120038165
No.314:
(4pt)

色んな感情が渦巻いている。

映画の予告を見たことがあり
映画を見る前に・・・
と思い原作を手に取ってみましたが

ここまで重い話だとは
正直思いませんでした。

誘拐された子が途中で
本来の親の下に戻されて生活をする。

これがいいことなのか
悪いことなのか。
ある種問題提起をしているように
私には感じ取れました。

誘拐をすることはもちろん悪いこと
だとは思いますが。。。

本書を読み終わった今
果たして誰が一番悪かったのか。
果たしてどう行動するのが一番
誘拐された子のためだったのか。

一人で自問自答をしてしまう。
そんな余韻が今でも渦巻いています。

何が正解なのかはわかりませんが
これを考えることも一つ
重要なのではないかと。

読んでいる途中も
読み終わった後も
モヤモヤが収まらない。

そんなある種記憶にも残る
1冊になりました。
覚悟のある方だけお読みください!!
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No.313:
(5pt)

一気に読みました

ドラマを見て文章で読んでみたくなり、手に取りましたら、一気に読んでしまったくらい面白かったです。
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4120038165
No.312:
(5pt)

絶対にありえないものを奇跡ととるか

そうじゃなくて、最悪なものと捉えるかは自分次第だし環境にもよるよなあ、と感じる小説だった。
主人公は紛うことなき犯罪者だし法の下でみれば確実に裁かれるべきだけど、
読み進める事に、同じように「明日も一緒にいれるように」と祈ってしまっていた。心情描写が上手いし、情景の描写が上手い。
個人的には終わり方も好き。
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No.311:
(5pt)

映画観て、小説読んで、埋まりました

映画の方を、prime Videoで何度か観て、
「良い映画だなー」と心に残っていました

久しぶりに映画を観て泣いて、改めて良い映画だと感激した勢いで、文庫も読んでみようと思い、Kindleで購入しました

原作→映画
映画→原作

どちらからも、その人その人で良さを見つけ出せると思いますが、

私は、先に観た映画版の真央ちゃん、永作さん、小池栄子さんらが良すぎて、文庫版を全て映画の登場キャストで脳内再生出来たおかげで、滅多に完読しない文庫を1日で一気に読破できました。
それは、休日を費やした価値がありました。

映画では語られなかった物語や、

小説には無いけど映画で補足してくれていた部分も入り混じって咀嚼出来て、
今、大変感動しております。

ネタバレしたくないので書かないですが、
映画版、文庫版のどちらか片方を観て少しでも心動かされた方は、是非両方を観てご自身の中で物語の補完をして欲しいと願います。

自分も頑張らずにはいられないと、動かされる本当に良い作品でした。
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No.310:
(5pt)

大切に読ませて頂きますね

大変よい状態で届きました。あのお値段では、最高の状態です。
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No.309:
(5pt)

テレビで見た

テレビで最終回を見て主人公の気持ちをもっと知りたくてしっかり原作を読みたくて買いました。
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4120038165
No.308:
(5pt)

子どもを思う親の無償の愛

いろいろと考えさせられました。映画を観てから小説を読んだのですが、どちらも良かったです。ぜひ、一読を!
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No.307:
(4pt)

赤子の長期間にわたる誘拐が関係する人々の人生に与える影響を心情の変化と共に描かれる

事実だけを見ると一人の女性が赤子を誘拐し長期間にわたって育てることにより、赤子とその家族に拭いきれない影響を与えてしまう犯罪の話。その中での各人物の心情を巧みに描くことでストーリーに引き込まれる。男性である私には理解しきれない女性の考えや行動もあるが、それもまた面白いポイント。情景を描きやすく一気に読み切れる。
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4120038165
No.306:
(5pt)

意志を持ち生きることへの問いかけ

不倫相手の妻が主人公に「がらんどう」という言葉を発する場面がある。

ジェンダー社会で多くの女性が感じる「自分とは何者か」という不全感について照射している。

自分の意思で不倫相手の子を産む覚悟、意志を持てなかった主人公。
不誠実な夫との結婚生活に生きる妻。

男の意向ではなく自分の意志に向き合って生きているかを全ての女性に問いかける。

主人公が誘拐して育てた子は、長じて同じように不倫相手の子を身籠る。
デジャブだが、その決意は親の世代を乗り越える。

作者はがらんどうではなく意志を持って生きることを、次の世代に託している。

決められた通り、一週間しか生きられないというセミ(主人公=多くの女性たち)。自分の意志で踏み出した時、もう1日だけ生きることができた。陽のあたる道は歩けない1日だ。それでも世界は色彩に溢れていたのかもしれない。1日目からそうありたいが、何がそれを阻んでいるのか。
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4120038165

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