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八日目の蝉
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八日目の蝉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 1~20 1/3ページ
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これのどこに感動しろというのか 親子の愛情を描いた作品を読みたいなら他の作品にした方がいい | ||||
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ノンストップ・サスペンス。第2回中央公論文芸賞受賞作。 期待してよんだら、他人の子を奪って、変な宗教団体もどきに入所。 そこでのの共同生活の話が、だらだら続く。 いい加減、半分近く読んだが読んでも読んでも進展がまったくなし。 読む気なくなり、ゴミ箱へ。 なんじゃこりゃ。読む価値まったくなし。ってか、どこがノンストップ?どこがサスペンス? | ||||
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主人公は全く悪くないのに、闇を背負って何十年も生きている。 悪くないのに何故? 正義とは?悪とは?本妻が偉いの?不倫相手は悪なの? 良く分からなくなりました。 | ||||
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明日が見えない逃亡生活で、今日だけを生きる── 誘拐した子供を育てながら。 と、まあそういう刹那的なお話です。勿論、許されざる大犯罪ではありますが、誘拐犯の心情に沿って話が展開するため、それなりに感情移入してしまいます。 ただ子供がいる身としては、誘拐された側の心情、心の中心部をえぐり取られ空洞のような生活を苦しみながら過ごしている方を慮ってしまう事もしばしば。 誘拐された被害者の親にも非があると言えるように読み取れる部分もあります。 確かに父親は誘拐犯と不倫していて堕胎させていたりと道徳的には許されない事をしていますが、やはり犯罪行為とは比べるべくもなく。 また誘拐した子にはたっぷりの愛情を注いだかも知れませんが、その子から実母と過ごす時間を奪う行為であり、大変許しがたく。 さて親元に戻されたあと。 幼児期の空白の三年半は厚い壁となり、親子関係の構築を阻害します。子供からすれば「母親から引き離され知らないおじさんとおばさんのとこに連れてこられた」と思うわけで、誘拐犯は非常に罪深い事をしたものです。 と、言うことで。 大体なにもかもこの女が悪いじゃねーかと思いながら読んでしまっている自分がどこからか形成され、小豆島のシーンも、このまま恙無く末永く暮らしてくれとは全く思えず、読み進めた先に幸せな結末はありそうになく、そういう意味では読むのがやや苦痛になるところもあるんですが。 二部はまた読むのがしんどい。まあ、多少救いのある話にはなってますかね。 まあ何一つこの誘拐犯を肯定できるところはなく、不倫も成人男女の合意によるものであり、全く同情できるところはありません。 浅薄で、身勝手な女が、愛憎のもつれからその子供まで巻き込んで人様から多くのものを取り上げてしまうという後味の悪い話で、しっくりしない読後感が残るものでございましたとさ。 | ||||
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状態が非常に良いとあった為中古ですがこちらの店を選びましたが、届いた本はとても良いではないが、非常に良いと言う状態ではありませんでした、文庫で読み大好きな本なので買ったのですが…新品で買い直します(涙) | ||||
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全く有り得ないと思う そもそも 誘拐は犯罪で捕まるし なんの証明もなく 逃げ出す主人公 浅はかで 全くわからない 全部バカみたいと しか 思えない なぜこの作品が映画化されたか 全くわからない | ||||
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良くわからなかった作品です。 読むには読みましたが・・ 自分には、まったく、ささりませんでした。 どこかに、感動要素があるのかな・・? まったく、好みの問題でしょうが・・ お勧めですとは、正直、自分からはいいずらい作品です。 | ||||
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自分は文学的な事は一切分かっていない事を承知で書きますが、一言で言えば「昼ドラを高尚な雰囲気にした」ような小説だなという感想。 まず、登場人物がみんな異常すぎてまったく感情移入出来なかった。 希和子はどうしようもないクズ男との不倫にハマり、ずるずる続けた挙句その男の子供を誘拐するという奇行に出る。 まずそこで、「普通誘拐しないでしょ!?」という突っ込みが入る所だと思うのですが。 作中では「そんなつもり無かったけど出来心でやった」というようなサラッとした書き方をしているけれど、どう考えても不倫相手の家に不法侵入して赤ちゃんを誘拐はしません、普通・・・。 その後の希和子が赤ん坊を可愛がる描写によって、”母性って素晴らしいよね”という展開に持って行ってるようですが、本当に母性があったら、赤ん坊を病院にも連れて行けない、自分の犯した罪のせいで一緒に逃亡生活を送らせることに耐えきれなくなると思うのですが。 その辺の葛藤がほとんどなく、自分が捕まるかも!?という時だけ慌てふためく希和子のどこに母性を感じたらいいのか理解できない。 その子供が大きくなり、自分も不倫して妊娠したら誘拐犯の女の気持ちが分かった、すべてを許す事ができた・・・って、「おいおい!」と。 自分の父親の悪質な不倫のせいで幼いころに誘拐され、苦しい人生を送って来た娘が自分も不倫するかな、普通、と。 しかもその子供を、これまた人間性のおかしい両親と育てるという・・。 どこがハッピーエンドなのかも分からないし、不幸の連鎖という言葉しか浮かばないラストだった。 娘が自分の境遇を振り切る、という表現をするために自分も不倫して妊娠するという展開にした所が本当に陳腐。 読後の感想は、おかしな人間が子供を産むと不幸な人間が増えるだけ、ということかな。 | ||||
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角田光代の小説は、女性に対して肯定的な描写が多いが、男性に対しては否定的な描写が多いと感じる(「対岸の彼女」など)。この作品はまさにそうだった。 どうしてだらしがなく、無責任な男ばかりを描くのか。確かにそのような男性は現実にもいるが、それを考慮しても描写が偏りすぎている。作者は男性全般に対して嫌悪感を抱いているとしか思えない。 加えて、女性の男性に対する文句や愚痴は赤裸々に語られるが、女性の女性に対する愚痴はほとんどないか、あってもあまり否定的ではない。不平等である。自分は男性なので、これらの部分が非常に不愉快だった。 また、作中ではなんとなく誘拐犯の女性が肯定的に描かれている。しかし主人公が行ったのは、子供の一生を狂わせる重大な犯罪であり、それを肯定するなど(たとえ肯定的な雰囲気だけでも)あり得ない。「母性」豊かであれば、誘拐をしても許されるとでも言いたいのか。作者は母性というものをはき違えている。主人公の抱いた「母性」は本当の母性ではなく、ただの自己中心的な所有欲でしかない。もし主人公が本当に母性を理解していたならば、たとえ不倫相手の妻を憎らしく思っていたとしても、生まれたての一番かわいい時期の子供を引き離されれば母親はどのように感じるのか、容易に想像できたはずである。 男性である私には、女性についてつくづくわからないことが多い。おそらく作者は男性が女性や母性といった事柄を完全には理解できないことを逆手に取っているのだろう。「男性には不思議だろうけど、女性ってこうなのよ。母性ってこんな感情なのよ」と。しかしそれは自らが女性であることに甘え、女性であることに胡坐をかいているのに他ならない。 | ||||
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自分は堕胎をしたのに(不倫相手との将来のためにと説き伏せられ) 不倫相手は妻との子供は産ませます。その赤ちゃんを主人公が盗んで5歳になるまで逃亡しながら育てる話で、後半は子供が大人になった視点で書かれます。 母親の心理として、中途半端な気がします。 予防接種もしないで主人公が不安になるシーンがありますが、子供の健康に対する不安は、頭から離れられないくらいだと思いますが、そこは目の前の子供が笑っていれば済んでしまいます。 主人公が実際に産んだ子供ではないから、何かしら未熟だから、という視点で書いているならすばらしく掘り下げていると思いますが、 最後まで読んでみても ただ 一緒にいたい、血はつながってなくても愛しているんだ、自分勝手だけど親子なんだ、というメッセージしか受けません。 そして主人公が不自然な生活を自覚してて心の中で謝罪してるのが読めますが、究極 自分はどうなっても自分の子だけがよければいいという血なまぐさい、本当の母親になっていく感じがないです。 主人公はあくまで自分と子供の関係(いつまでも共にいる)にこだわります。 ねらって書いてるならたいしたものですが。 母親の思考はもっと偏っていて これだけ子供に依存しているならもっと支配的になりますし、予防接種をみすごせるなら生活全体がネグレクトのようになる方が自然だと思います。 健康にも、環境にも無責任でありながら 自然を見せてやりたいとか、暖かい食事を用意するとか、愛しているとかいうのはある意味とても器用な生き方で、これができる母親というものがしっくりきません。 それを、逃亡生活だからだよ、と片付けちゃってる感じです。 | ||||
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つまり、掴みは良いけどその後がね・・・。という(苦笑) 何なんですかね− この小説って誰に照準をあわせているのかよく分からない。まぁ一応薫がメインなんでしょうけど、不倫相手の子を生む決意をしたところ以外はあまり内面が良く分からない。希和子は希和子で薫への愛情(但し自分勝手な愛情)に殉じたところ以外に特に見るべき所は無い。一番色々な葛藤がありそうな薫の実の母親は、描写が殆ど無い上、実は自分も浮気しちゃう粘着質で痛い人物で、全く共感できない・・・。 テーマの目の付け所は良いと思うんですけど、なんかイマイチ掘り下げられて無い気がするんですよねぇ。これは賞を取る程の作品なのか??というのが正直な感想でした。 結局、良かったのは着想まで、でしたね。(あとはタイトル、この作品で秀逸なのはココだけ!) 作者の力量を見た思いです。 | ||||
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一体いつになったら面白くなるんだろう?何月何日、何々があった。何月何日、こうなった。延々とこのスタイルで続くこの本の、どこが面白いんだろう? 高評価のレビューを見て買ったはずなのにと思ってここをもう一度見てみましたが、星一つの方々の感想を見て納得しました。時間がもったいないので、もう読むのをやめておきます。 | ||||
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爆笑問題太田氏が絶賛していたため、ずっと読みたいと思っていた作品。期待が大きすぎたのかもしれない。面白くなかったといえば嘘になるけど、腑に落ちない部分が多かった。 逃避行部分はハラハラさせる展開で、次々読み進めたくなる面白さだった。が、扱っている内容が内容だけに、希和子の自問自答、葛藤、挫折、想像だけでもかなりの感情の揺れがあるはずなのに、かなりさらっと描かれているように感じた。それがまた強さ、覚悟を表しているのか?精神的に追いつめられた淡白さなのか。。。私には読みとれませんでした。結果、あまりラストが胸に残らず。。。やじうまのように事件をちょっと楽しんだような読後感を迎えてしまった。 ただ、「新緑を見せたい」という出産決意理由はあると思う。そこは共感した。 あと、もっといいタイトルがつけられたんじゃないかと思う。逆に、このタイトルならもっと別の物語になるんじゃないだろうかとも思う。 | ||||
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映画化もされたので、それなりにおもしろいのかと思って購入したが、あまりにも進行がおそく、ミステリーとしての魅力が皆無だった。 1/5あたりで読むのを止めた。 | ||||
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罪もない赤ん坊を誘拐した女性が、その子と一緒に5歳頃まで逃亡生活をおくる前半と、 大人になった誘拐された子ども目線での後半からなっている。 この小説で、何が言いたかったのかさっぱり分からないが、 誘拐した女性の方が、実の母親より愛情いっぱいだったと言うことで、 誘拐したことが感動的で、かつ逃亡生活の方がまるで良かったかのような話になっている。 この小説の都合の良いところ 犯人(あえて前半の主人公をそう呼びましょう)が、子どものためにじっと様々なことに耐え、感情的にならずいかにも冷静で、人にすかれる性格のように書かれている。 子どもの将来のことを考えれば(こどもの人権ともいえるでしょう)、学校など実際にこまる年齢になる前に逃亡生活が終わっている。 幼少期を過ごした小豆島での生活が、美しく印象的に書かれている。 実母がどうしようもない人物に描かれていて、逃亡生活より実生活の方が精神的に辛いことになっている。 誘拐された子どもも、犯人と同じような不倫での妊娠をすることで、犯人の気持ちがわかる という設定になっている。 こんな都合のよい、小説の何処に感動したらいいのか さっぱり分からない。 | ||||
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好評価だったので買ってみました。 一気に読みましたが、感動はしなかったです。 特にラストシーンが微妙な気がします・・・。 | ||||
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すみません、主人公や話の展開に魅力を感じず入り込めませんでした。自分が独身だからということが大きな原因ですが。 全体的に凄く読みやすかったんですが、無計画、自己中心的な考えの主人公にひたすら苛々していました。誘拐も突発的だから仕方ないかもしれませんが、その後も計画せず、都合悪いことからはとりあえず目を背け、周囲に助けられても感謝してるのかしていないのか…。 展開もご都合主義…。主人公は中盤から(何かに救われてる気がするから大丈夫)などと考えるようになるし。希和子は周囲に助けられて当然☆だって悪意からくる誘拐じゃないし希和子はこんなに子供愛してるから☆みたいな作者の甘えが伝わってきたみたいでした。 | ||||
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ストーリー仕立てはとてもいいと思うのです。 ただ作者に力量がないのか、時間不足だったのかはわかりませんが、ただただ書いたなぁって感じ。極めて平面的な文章仕立て。人物像がいまいち見えてこないし、内容に凹凸がない。簡単にいうとヘタ。どうしてこの作品が評価されるのか。 映画の出演者達は、役作りに相当苦労したと思うよ。 | ||||
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まず、この本の誘拐犯に同情と応援する感情、泣けると書いているレビューが多いことに驚愕しました。 配偶者がいるにも関わらず不倫願望があるか?というアンケートをとったニュース番組が だいぶ前に放送されていたが、5人に1人は不倫願望があるそうです。 だからかな?不倫・誘拐という重罪を犯した人間に共感できる人がいるというのは。 なんだかそういう人間がたくさん日本にいるということが残念でなりません。 なんていうか、自己中心的な考え方の登場人物が多すぎて驚きました。 犯人は中絶したのは、レイプされたり病気が原因で泣く泣くしたのではなく 不倫相手のなすがままに、自己中心的な理由で「大切な命を殺した」という自業自得なので 共感できません。 実母に謝罪の言葉を全く述べないのも本当に腹が立ちます。 イライラするだけで本当にこの作品を知らなければよかった、と後悔しています。 DQNにとっては感動する話でしょうから、「恋空」などの恋愛小説となんら変わりないと思います。 この著者の作品はもう手に取ることはないでしょう。 悪は悪ときちんと描けなければ、本もただの紙切れに過ぎません。 | ||||
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評価、高いですね。驚きました。 DVDを先に観て、余りの薄っぺらい内容に、視覚に頼らない小説は違うんじゃないかと期待したのですが、こちらも同様の薄い内容でした。 この物語のどこに感動だとか、涙するところがあるのかわかりませんでした。 薄っぺらく、安易な「母性愛」とご都合主義の逃亡劇…。 登場人物の葛藤や懊悩や業みたいなものが、全くこちらの胸に迫ってこない… もっと情け容赦なく、彼らの内面に切りこんで描かれたなら、違った感想になったかも… 通りいっぺん、上辺をなぞっただけのような表現の仕方では、心に響きません。 これだけの高評価、私の読み込みが足らないのかも知れませんが、再読したいとは思いません。 | ||||
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