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対岸の彼女



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【この小説が収録されている参考書籍】
対岸の彼女
対岸の彼女 (文春文庫)

対岸の彼女の評価: 4.24/5点 レビュー 355件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全290件 41~60 3/15ページ
No.250:
(5pt)

前向きな小説だった

お互いに支え合うことが生き生きと描かれていた。なんとなくいきてた日常を前向きにとらえ直すきっかけをもらいました。
対岸の彼女Amazon書評・レビュー:対岸の彼女より
4163235108
No.249:
(5pt)

自分への架け橋

最後のページに、この話の意味が凝縮されていると感じました。
自己矛盾を抱えて生きてきた二人の女性が、それぞれの時間を経て現在に出会う。
過去の自分は今の自分を制限しない。これからの自分、対岸の彼女に出会うために、今自分はここにいるんだと、一歩踏み出す為の架け橋はそこにあるんだと、そういう事が伝えたかったんじゃないかと、今のところ自分はこの本の意味をそう解釈しています。すごくいい話だったので、いずれ再読します。
対岸の彼女Amazon書評・レビュー:対岸の彼女より
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No.248:
(5pt)

青春と友情と女の生き方の難しさ

私は男ですが、女性の方がやはり出産や青春時代の人間関係等、難局が多いだけに分かり合えないことも多いのかと推察します。対岸の女性同士、相手に対する考え方は相容れないものの、共存に収まる感じがとっても良かったです。
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No.247:
(5pt)

友情というもの

友達とか友情とかいうものはどういうものなのかということを考えさせられました。
自分に都合の良いつながりを求めているものなのでしょうか。女同士の真の友情とは思いこみが必要なのかも知れません。
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No.246:
(4pt)

かげがえないもの

今の自分としては魚子がどうなったか気になりますが、
読んで光と闇はつねに一体としてあるものだと実感しました☆
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No.245:
(5pt)

人とまた出会うために

読む前までは、自分が若干小夜子みたいな心情になっていたので、時間も忘れて一気に読みました。
葵の過去と現在が何となくシンクロしていってる場面は、もっと劇的にという意見もありますが、このくらい淡々としていたほうが自然で私は好きです。
人を信じすぎて失敗したり、でも信じなきゃいけない場面もあったり。
30代後半になってからようやく自分がしてほしいように他人はしてくれない、だから求めなくてよいんだと理解できました。

40代50代はどう考えるのでしょうかね。
めんどくさいとか、そんなこと考えてられないわよ、なんて濁すのでしょうかね。
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No.244:
(4pt)

対岸の者どうし、だ

amazonより内容以下、

いじめで群馬に転校してきた女子高生のアオちんは、ナナコと親友になった。
専業主婦の小夜子はベンチャー企業の女社長・葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始める。
立場が違ってもわかりあえる、どこかにいける、と思っていたのに……結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、たったそれだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。
女性の友情と亀裂、そしてその先を、切なくリアルに描く傑作長編。

第132回直木賞受賞作。

 *

直木賞という事で手にとる。

働く女、家族をもつ女、
家族が崩壊している子ども、大事に育てられた子ども。
対岸の者どうし、だ。
共感できる部分が多くて難なく読み切った。
暗さを含んで笑える話とかではないけど面白かったです。
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No.243:
(4pt)

『私、大切じゃ無いものって本当にどうでもいいの…』

この本に共感できるのは、理不尽にも誰かに徹底的に嫌われて、
でもその状況と自分をしっかりと見つめた人かもしれない。
何度も文中で繰り返されるナナコのセリフ、『私、大切じゃ無いものって本当にどうでもいいの…』は、そんな経験をした人たちの言葉でもあると思います。

リアル過ぎて苦しかったです。Audibleで無ければ読了出来なかったと思います。でも深く入り込めて感動しました。
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No.242:
(4pt)

小さな希望をもらいました

深く繋がれる友達を求めて、裏切られる度、自分に失望して、もう表面的な付き合いでいい、一人でいい…と思ってる自分に小夜子が重なりました。
「なぜ私たちは年齢を重ねるのか 。また出会うためだ 。出会うことを選ぶためだ 」という小夜子の言葉が心に響きました。
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No.241:
(5pt)

景色、匂い、人間関係

文字を追うごとにいろんななつかしい景色、匂い、人間関係などが思い出されてきて
甘酸っぱいような気分になったり、ふと読み進めるのをやめて感慨にふけったり、
自分がいまいる立ち位置を確認する作業になりました。
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No.240:
(5pt)

心がヒリヒリと。

女同士の友情があまりにもリアルに描かれていて、心がヒリヒリとしました。
登場人物が本当に、みんな生きているようです。
自分も女として、いや女だからこそ、女は怖いなあと改めて思いました。
でも、この主人公のように、前に進まないといけないな。
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No.239:
(4pt)

大人が友情を育む難しさ

家庭の煩わしさから距離を置こうと職を求めた主婦。彼女の雇い主である同い年の独身女性社長。境遇の違う二人は出会い、互いに認め合って近しくなる。だが、近づくほどに一見ベストな関係は綻びをみせて...という展開。

様々な制約のある大人になってから真の友情を育むという難しさがあらわされている。主婦の今と、社長の過去が交互に語られるという物語の進め方は、その先の興味を掻き立ててくれる。

社長の少女時代のエピソードは、ずずんと響く濃いい内容だね。ラストは分かってはいるのでだが清々しい気分になる。【直木賞】
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No.238:
(5pt)

30代女性の生活の中の息づかいが感じられる本。

登場人物全てに重なる人が周りにいて、その立場を『ありえるだろうな。』
自分に関しては『そうだな。』と思う一冊でした。少し前の本なのに目の前にあるように息づかいまでを感じ、共感しました。

いろんな意味で結婚前に見ておけばよかったかもしれません。

この一冊を読み終わった後に、福祉国家で、男女平等。専業主婦が二%のスウェーデンの旅番組を見てて、この本が翻訳されてスウェーデン本屋の本棚にあったらなって、くすりと笑ってしまいました。
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No.237:
(5pt)

リアリティを感じる登場人物の描き方

角田光代さんの小説を読むのは「八日目の蝉」に次いで二冊目ですが、この作品も面白かったです。

この作品の中で描かれる登場人物ですが、けっして安易に良い人には描きません。
高校時代のクラスメートもママ友も職場の仲間も、ついこの間まで親しく接していた友人や知り合いがほんの些細なきっかけで、ある日突然手のひらを返して牙をむいてくる様子など、リアリティがあり過ぎなくらいリアリティがあると感じました。

小夜子と葵、葵と魚子(なおこ)の二組の女性の友情を、時間を前後しながら描いていますが、高校生の時の葵と会社を経営する今の葵がなかなか同じ女性に感じられなかったです。
どちらかというと、昔の葵は今の小夜子のような女の子だったのではないかと思いながらこの作品を読んでいました。
葵が今に至るまでに何があって、どう成長して今のような考え方や生き方をする女性になったのか、そこが気になりながら読みました。

小夜子が専業主婦から仕事をするようになる動機が、生活費を稼ぐためではなく、娘の社会性の欠如を心配して保育園に入れたいがためである点とか、小夜子の夫がマザコンでどう考えても尊敬も愛情も感じることもできなさそうなのに、どうして唯の一度も離婚を考えないのかとか、多少不自然さを感じて引っかかる部分もなくはなかったです。
ただ非常に内向的で人付き合いのヘタな小夜子の性格を考えれば、あり得ないことではないかもしれないですが。
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No.236:
(5pt)

向かい合う彼女たちが思うこと

今更ながら読みました。角田さんの作品の中では一番好きです。

見せ方が上手で、一気に引き込まれます。
時系列がバラバラであるにもかかわらず、そのときそのときの空気感をしっかりと感じさせてくれます。
コントラストを描いて交錯する彼女たちの運命に、共感することもあり、
ささいな発言にハッとさせられることもあり。
作中ではしばしばつらい出来事が起こるのですが、読後感はしっとりとした良いものになりました。
彼女たちの成長や変化がそうさせてくれたのでしょうか。

とにかく、非常に面白い作品です。
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No.235:
(5pt)

2つの話が最後にクロスする

子供の頃の話
現在の話
2つのストーリーが交互に進んでいくが、どちらもおもしろく久々に読書が進んだ本だった。
角田さんの本はいくつか読んだことがあるが、今のところベストです。
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No.234:
(5pt)

飛躍的に本を読むようになった起爆剤的良書

俗世間のいざこざを拡大して繊細に書き上げた小説。よくある人間関係のいざこざが小説内でも展開されているから共感しやすいし、入り込みやすい。ギスギスしたところだけではなく、人間の綺麗な部分にも触れていて、素直に感動を誘った。2つの物語が同時に展開していて、どのように繋がっていくのかとてもワクワクしてページをめくった。そんな調子で読んでいたら、あっという間に最後のページだった。ごく自然に繋がって最後には一つのまとまった小説として完成していて、この技巧を凝らした作品に脱帽した。
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No.233:
(5pt)

上手い。

話にどんどん引き込まれていって面白い。

立場の違う女性同士の関係の話にありがちな単なるドロドロ劇とは違う
互いに絡み影響し合う女性の生き方について考えさせる作品
女性作家でなければ書けないでしょう

主婦の小夜子は自分で選んだ男性と結婚したのなら
夫に不満があるのなら溜め込み続けず
その場で伝えられるようになろうよ!と思った
働くことに生きがいを感じる前にね!
そんな関係も築けず、主婦だから子供がいるから、夫にこう言われたから
とか主婦の立場の不平を嘆いててもしょうがない

葵と熱海に出掛けたにも関わらず(泊まり前提)、気が変わって
今日は帰ると言い出す気の使えなさ、
結局家庭持ちだからと独り身にはその大変さはわからないと
夫の存在を盾にする嫌らしさを感じ
自分で自分を縛りつけてるのは小夜子自身じゃんって思いました。

そして仕事の方針や職場の人への不満で短期間ですぐ仕事を辞めてしまうのなら
夫に「所詮主婦の仕事だ」と軽んじられることを言われても仕方ないよなと思いました。

って女性として小夜子へ意気地なさにちょっとイラッとして
☆は4つにしようと思ったけど
最後の最後で本当に自分の意志で一歩足を踏み出した
(最初の仕事探しのように現状の居場所のなさからの逃避でなく)
その決意と行動に胸がスーッとなり、ちょっとホロッとし、明るい未来を感じ
よい読後感になったので☆5つ!
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No.232:
(4pt)

感動するという話ではないけれど

女性同士の友情と確執を描いた作品。個人的には、昔は友達だと思っていた人がいたけれど、今はいなくて、社会に出てから、「友達がいたことないんじゃないの?」って思うような女性陣っていうのはけっこういた。そういった意味では、いくつかの視点から書かれたこの作品は、現代女性の現実の問題や現実そのものをうまく描いた作品だな。って思った。感動する!いい話!っていうんじゃないけれど、価値もあるし意味もある作品だと思う。
対岸の彼女Amazon書評・レビュー:対岸の彼女より
4163235108
No.231:
(5pt)

遠くまで来たのかな

主人公と私はたぶん同世代のようです。
高校生の頃の 狭い世界で悩んだり 笑ったりしていた頃がザラザラした感覚で思い出されます。大人になったけど、そんなに変わっていないのかも知れないなぁ。
対岸の彼女Amazon書評・レビュー:対岸の彼女より
4163235108

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