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垂里冴子のお見合いと推理



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垂里冴子のお見合いと推理の評価: 3.40/5点 レビュー 15件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(4pt)

ゆるゆるな設定とはギャップのある本格もの

主人公である妙齢の女子がお見合いをする(関わる)度に事件の巻き込まれる連作短編ミステリー。奇妙な死体発見、人体消失、不可解な突然死、死を誘う男、の四話=4つのお見合いである。

お節介な親戚のおばさんがお見合いを持ちかけるところから始まり、事件が発生、そして意外な真相が明らかとなり解決というパターンでストーリは展開する。

一見地味な主人公(弟の観察眼からは実は美人という設定)垂里冴子(すいりさえこって!)が、実におしとやかに事件のからくりを解明するのだが、ゆるゆるな設定とはギャップのある本格ものが愉しめる。

テレビドラマにするなら「お見合いデカ」かな。
垂里冴子のお見合いと推理 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:垂里冴子のお見合いと推理 (講談社ノベルス)より
4061821210
No.5:
(4pt)

鬼才山口氏の捻りなしオーソドックスなユーモアミステリー

変則的な斬新な作品が多い山口氏がたまには普通のお気楽に読める推理ものを書きたいということから誕生した垂里冴子シリーズの1作目。
今までに3作出ているが、基本どれも同じ調子。
ミステリーとしてはトリックやプロットに特に見るべきものはないが、キャラが立っており、ユーモアミステリーとして力の入った他の山口作品とは切り離して、あまり期待せずに読めばなかなか楽しめる作品になっている。
垂里冴子のお見合いと推理 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:垂里冴子のお見合いと推理 (講談社ノベルス)より
4061821210
No.4:
(4pt)

異色?

「ミステリ」の可能性の枠を広げる事に邁進するような、山口さんの諸作の中では、今の所ほぼ唯一(続編含む)と言っていいオーソドックスなミステリ短編集。珍しく(?)肩の力を抜いて楽しめる作品だと思います。お見合いをする度に妙な事件に巻き込まれ、事件は見事に解決するものの、お見合いの方は成功したためしが無いという、「史上最も縁遠い名探偵」とその家族が活躍してくれます。その不遇な主人公垂里冴子は、「好きな女探偵ベスト10」の第2位に選ばれたという魅力的なキャラクターですよ。
垂里冴子のお見合いと推理 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:垂里冴子のお見合いと推理 (講談社ノベルス)より
4061821210
No.3:
(4pt)

異色?

「ミステリ」の可能性の枠を広げる事に邁進するような、山口さんの諸作の中では、今の所ほぼ唯一(続編含む)と言っていいオーソドックスなミステリ短編集。
珍しく(?)肩の力を抜いて楽しめる作品だと思います。
お見合いをする度に妙な事件に巻き込まれ、事件は見事に解決するものの、お見合いの方は成功したためしが無いという、「史上最も縁遠い名探偵」とその家族が活躍してくれます。その不遇な主人公垂里冴子は、「好きな女探偵ベスト10」の第2位に選ばれたという魅力的なキャラクターですよ。
垂里冴子のお見合いと推理 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:垂里冴子のお見合いと推理 (講談社ノベルス)より
4061821210
No.2:
(4pt)

長女を慕う愛すべき家族たち

最初は、主人公である冴子が、あまり存在感がなく、他の家族たちの印象が強かった。姉思いの京一。天真爛漫な次女・空美。娘を心配する両親。そして、冴子に見合い話を持ってくる叔母。推理自体も、ヒントやきっかけをくれるのは家族たちである。冴子は答えを与えてくれる役割だ。しかし、読み進んでいくうちに、この愛すべき一家全員が主人公であるように感じてきた。皆が生き生きとしていて、読んでいて清々しい。推理小説的には、あまりにもまっすぐすぎて物足りないかもしれないが、一風変わった家族たちは推理にも勝る。
垂里冴子のお見合いと推理 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:垂里冴子のお見合いと推理 (講談社ノベルス)より
4061821210
No.1:
(4pt)

長女を慕う愛すべき家族たち

最初は、主人公である冴子が、あまり存在感がなく、他の
家族たちの印象が強かった。
姉思いの京一。天真爛漫な次女・空美。娘を心配する両親。
そして、冴子に見合い話を持ってくる叔母。
推理自体も、ヒントやきっかけをくれるのは家族たちである。
冴子は答えを与えてくれる役割だ。
しかし、読み進んでいくうちに、この愛すべき一家全員が
主人公であるように感じてきた。
皆が生き生きとしていて、読んでいて清々しい。
推理小説的には、あまりにもまっすぐすぎて物足りないかも
しれないが、一風変わった家族たちは推理にも勝る。
垂里冴子のお見合いと推理 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:垂里冴子のお見合いと推理 (講談社ノベルス)より
4061821210

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