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(短編集)
ふちなしのかがみ
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ふちなしのかがみの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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内容がシュール 辻村深月さんの小説を刊行された順に読んでますが、いままで一番内容が難しい本でした | ||||
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子供のころに学校で流行った都市伝説、オカルトをモチーフにした短編集です。 怖いと不気味が入り混じっている感じです。 先にが気になって読み進めますが、ファンタジーでは割り切れないモヤモヤが 残る作品もあります。 最後の「八月の天変地異」は心温まる作品です。 | ||||
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5作品が収録されたホラー系短編集。怪異譚のショートショート「きのうの影踏み」と比較するとざわめき度は高かく、ミステリとしてのオチがついている。 学校の怪談が暴露する犯罪「踊り場の花子」、こっくりさんもどきにのめり込む少女たちと事故死の関係は「ブランコをこぐ足」、祖父母の家に隠された大量の死体「おとうさん、したいがあるよ」、深夜のかがみ占いで見たものは「ふちなしのかがみ」、夢想した理想の親友が現実に現れて「八月の天変地異」。 オチが効いているのはタイトル作。「おとうさん、したいがあるよ」は幻想譚の味わいがあるもののお年寄りへの配慮が足りていないような。「踊り場の花子」はありがちな話しを捻ったプロットが良い。 | ||||
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初読の作家さんでした。辻村深月というかわいくてソフトな名前と本の表紙の印象から、勝手にラノベ作家だろうと思って敬遠していたところがありました。けれど読んでみたら期待以上でびっくり。かなり好みの作風です。 5編のうちの3編が子供がからみ、あとの2編はそれぞれ高校生と大学生が主役と、10代以下の視点から描かれた物語がほとんどです。 「踊り場の花子」「ブランコをこぐ足」「八月の天変地異」はいじめがテーマです。子供たちの間の微妙なバランスや、誰がクラスで「上の方」とか「下の方」になってしまったとかちょっとしたことで変わってしまう危うい人間関係、笑いを取ったり知識を披露して尊敬されようとしたり、さりげなく振舞いながらも実は仲間はずれにされないよう必死な子供たち、その痛さがひりひりと伝わってきます。 読後、一番寒々とした思いを抱いたのは「ブランコをこぐ足」でした。死んでしまった少女は自殺だったのかそれとも?クラスメートの証言からみえてくるクラスの様子と追い詰められてゆく少女の気持ちが鬼気迫ります。 「八月の天変地異」、セミが鳴く神社で遊んだ子供の頃の夏休みが思い出され、そのノスタルジックな雰囲気がとてもいいです。けれどこれもいじめテーマ。どうしていじめはなくならないのだろう・・。ラストがさわやかなのが救いです。 「踊り場の花子」が後輩女性と花子さんがかぶるのがちょっと不自然な感じがしたり、「ふちなしのかがみ」も同様に、高校生と中年の主婦は年齢も違うし、まわりから見たら明らかに別人のはずですが・・ネタばれするのであまり書けませんが、気になる部分もありました。 「おとうさん、したいがあるよ」はスプラッタで気持ちが悪いお話。結局何が起きていたのかよくわからないのですが、シュールな迫力はすごかったです。 どれも一見よく聞く怪談のように見えますが、人間の怖さを描いてなかなか深いお話でした。レビューを拝見していると青春ものが多い作家さんだそうで、他のものもぜひ読んでみたいです。 | ||||
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辻村作品にハマって買ってみたが、辻村さんは青春もの?が1番好きだなあ | ||||
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冒頭の「踊り場の花子」は、世にも奇妙な物語・2013年春の特別編で映像化されている。「トイレの花子さん」をモチーフにした作品だ。当時TVを先に観ていたが、原作のイメージが忠実に表現されていて感心した。徳井さんの演技も光る。無限階段は「冷たい校舎の時は止まる」も想起される。ホラー要素のある秀逸ミステリー。 「ブランコをこぐ足」は小学生時代に感じた、不可思議なものに対する漠然とした憧憬と恐れが思い出された。ラストは読み手に幅を持たすやり方で、少しモヤモヤ。 表題の「ふちなしのかがみ」は、辻村さんの良く使うミステリーの手法が施され、ラストでの種明かし、後味はスッキリとした作品だ。 それに対し、「おとうさん、したいがあるよ」はラストが少し残念。読み始めると、いつもの辻村テイストとはかなり異なった印象で、日常に隠れた異世界に引きずり込まれる様は恒川光太郎作品を感じたし、次から次へとあり得ないことが相乗的に発生していくのは、筒井康隆のスラップスティックを彷彿させた。辻村さんとしてはかなりの意欲作、ただミステリーとしては最後に整合性を求めたくなる。それか筒井流にドタバタで終わるか、いずれにしても次回作に期待。 ホラー作品としての執筆と聞いたが、やはりミステリー要素が強いし、それをこちらも期待してしまう。ただ、十分に楽しめる作品であった。 | ||||
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ティーン向けのホラーですが、大人でも短編なので暇つぶしには十分です。面白いですよ。 | ||||
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ホラーとミステリーが融合したような作品 徐々に主人公たちが追い詰められていく様子は鬼気迫るものがあります 個人的には好きな作品です ただオチがうーん…と思う章もありました | ||||
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本書は中々に難解で著者はわざと細部を曖昧にして読者に解釈を委ねているのでしょうけれど私の感じた事を添えて書きます。 『踊り場の花子』さゆりちゃんを虐待し殺した犯人に恐ろしや無限階段の劫罰が!悪人に対する呼び掛けが複数ある事から「彼女」は踊り場の花子さんでしょう。『ブランコをこぐ足』「コックリさん」のお仲間「キューピッド様」をバカにした少女に襲い掛かるブランコの死の天罰!最後に「茜ちゃん」は忌まわしい境内までの階段で「みりちゃん」の悲劇を追体験する。『おとうさん、したいがあるよ』山奥の祖父母の実家を訪ねると死体がゴロゴロ転がっていた。うーん、これは難解で結局は狐狸に化かされたのかも知れません。『ふちなしのかがみ』愛する冬也くんと幸せになろうと鏡の中の少女を殺したのに・・狂気のどんでん返し!加奈子は冬也の店でしか二人と会わず女は化粧で化ける。『八月の天変地異』架空の友達「ゆうちゃん」が現実化する奇跡の友情物語。シンジは「ゆうちゃん」よりもキョウスケに感謝すべきでしょう。 | ||||
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怪談を読みなれている人にはオススメできません。序盤でオチが読めてしまいます。 それでもどんでん返しがあるかも、と期待して読みましたが、幽霊の笑い声や追い詰める台詞があまりにも、ライトノベル以下の稚拙さでガッカリしました。 子供向けと言うには生々しいし、年齢層がよくわかりませんでした。 怪談特有の妖しさが表現できている訳でもないし、ミステリーというには結末がお粗末。ジャンルもよくわかりません。 あと、この作者さん、他も数冊読みましたが、セリフがダラダラと長い…… 孤城のかがみ、気になるのですが買うのを躊躇ってしまいます。 | ||||
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5つの短編です。 そのなかでも私が好きだったのは、表題作でもある「ふちなしのかがみ」です。 冬也が大好きな少女香奈子。この一途な思いから、ふちなしのかがみの占いにのめり込む。でも何かおかしい…。 思わぬ方向に話が進む。なぜ? そして切ない終わりをむかえる。 | ||||
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読解力の無さでこの小説の意図するところが理解できません。 話のオチがどこにあるのか、短編5作からなるそれぞれの作品で????? の連発。 ネットでレビューを(ネタバレ含む)調べても似たような感想のみで 私の納得ができる解説がない・・・。 スカッとできないのはとてもつらい・・・。 だれか助けてーー!! ですが、作者のファンであり、 今までの作者の作品を20冊ほど読んで、実に読みやすかった事を 考えて、星一つ加えて4つにしました。 | ||||
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メフィスト作家、作品に癖はあるだろうとは思っていたが、それなりに高度で面白いものを書くだろうと思っていた 一人称形式ということもあって、文章の参考にできれば、そんなことを考えて購入したのだが…… いや、これは本にするべきではなかった 最初の物語は考えたな、とも思ったのだがね 三つ目が破たんしている。読者に丸投げ。書いていて面白かったのか? いや、そんなはずはない。酔っぱらっていたのだろう、きっと そう思わせるような、この一冊をごみに変えてしまう、黒歴史的短編だ 明らかに情報が足りない、そのうえ、ばらまいた情報をまとめる方法が思い浮かばない 子供の頃に書いたものを書き直した、その程度だ こんな物語では、書いている方も自分をぶん殴りたくなったことだろう ペンネームからはなんとなく、癖のなく、上手な作家のような印象を受けるのにな もう二度とこの人の作品は読まないだろう この本は本棚に並ぶ価値もない。作者も同様だ。作家の顔をする資格がない まさに反則。物語としての破綻。結果として読者にもやもやを残したが、その方法は五流、素人以下ともいえる | ||||
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辻村深月はホラーもいいですね。 でも、やっぱ長編の方が好きかな。 | ||||
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辻村氏初のホラー短編集. ホラーと銘打ってあるものの,小説の体裁は事件があって ラストで真相が明かされるというミステリー的なスタイルである. 気味の悪さ,後味の悪さはあるが,それほど恐い小説ではない. 子供なりのトラブルや悩みがとてもリアルで,このあたりは辻村氏の本領発揮といったところ. 子供目線で描かれるストーリーと真相のバランスが絶妙で, 現実離れしたオカルト的部分と子供の世界の親和性が極めて高く, なんだか納得させられてしまう説得力がある. | ||||
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全体的に“どこかで見たことあるな”感が否めない。 特に「八月の天変地異」は、乙一「はじめ」とほぼ同じ設定、 しかもあちらの方がレベルが高いと感じてしまって、楽しめなかった。 子供のころに誰でも一度は聞いた話をモチーフに、 ノスタルジーを感じさせる、というのが狙いだったのかもしれないけど、 ちょっと上手く作用してなかったような…。 他の辻村作品は好きだっただけに、少し残念だったかな。 | ||||
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辻村深月を最初にこの本で読んだとすれば、わたしはこの人の他作品を全て読もうとはきっと思わなかっただろうなと思います。 そこそこ、うまくまとめてあるし、心がざわっとする怖さもあるんだけれど、何かあともう少し書ききれていないかんじ。 一番よかったのは「階段の花子」 これは、怖い。少しづつ日常からはずれていくその見せ方がうまく、最後までいってから張られている伏線をしりたくてまた最初にもどって読み返したくなる。 反対に「おとうさん、したいがあるよ。」 は意味がわからない。何がしたかったのだろう。登場人物の誰にも共感できないし、主人公がこの家が大すきだった理由もわからない。 作者はわりに筆が早いように思うのだけれど、この短編集についてはもう少し時間をかけて練り上げてほしかったなぁと感じました。 | ||||
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辻村深月を最初にこの本で読んだとすれば、わたしはこの人の他作品を全て読もうとはきっと思わなかっただろうなと思います。 そこそこ、うまくまとめてあるし、心がざわっとする怖さもあるんだけれど、何かあともう少し書ききれていないかんじ。 一番よかったのは「階段の花子」 これは、怖い。少しづつ日常からはずれていくその見せ方がうまく、最後までいってから張られている伏線をしりたくてまた最初にもどって読み返したくなる。 反対に「おとうさん、したいがあるよ。」 は意味がわからない。何がしたかったのだろう。登場人物の誰にも共感できないし、主人公がこの家が大すきだった理由もわからない。 作者はわりに筆が早いように思うのだけれど、この短編集についてはもう少し時間をかけて練り上げてほしかったなぁと感じました。 | ||||
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子供の頃、面白半分、怖い半分、学校で 見聞きしていたような、こっくりさん・おまじない・トイレの花子さん 等にまつわる現代風怪談話です。 いつになってもこの手の話は興味、というかある種の郷愁をそそりますが この本でいちばん怖く描かれているのは、こっくりさんでも霊感でもなく 普通に現代に生きている人の心です。 人は、恋愛の強い思いや、認められたいという欲望、その他色んな念力で あるときには怪談話よりもずっと恐ろしくなれるのだなと思いました。 そんな様子がおどろおどろしく、悲しく描かれていて、 背筋がゾッとする物語でしたが、最後の話は、たとえば「世にも奇妙な物語」の 最終話に出てくるような、ちょっと不思議でさわやかに感動できる話でした。 | ||||
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子供の頃、面白半分、怖い半分、学校で 見聞きしていたような、こっくりさん・おまじない・トイレの花子さん 等にまつわる現代風怪談話です。 いつになってもこの手の話は興味、というかある種の郷愁をそそりますが この本でいちばん怖く描かれているのは、こっくりさんでも霊感でもなく 普通に現代に生きている人の心です。 人は、恋愛の強い思いや、認められたいという欲望、その他色んな念力で あるときには怪談話よりもずっと恐ろしくなれるのだなと思いました。 そんな様子がおどろおどろしく、悲しく描かれていて、 背筋がゾッとする物語でしたが、最後の話は、たとえば「世にも奇妙な物語」の 最終話に出てくるような、ちょっと不思議でさわやかに感動できる話でした。 | ||||
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