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(短編集)
ふちなしのかがみ
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ふちなしのかがみの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
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怖いけど…怪談が好きなので読んでみました。 文章は、うまく話の世界に引き込んでくれて読みやすかったです。 でも、話の中であやふやにされていたり辻褄が合わない部分が多く、どの話も読み終わった時に『結局、あの人はどうなったの??』『あれはなんだったの??』と、思う部分がかなりありました。 多分そこは作者が意図的にそうしたんでしょうね。 それもミステリーっぽくて良いかもしれませんが、読者としては消化不良なので☆-1です。 でも新しい世界を見せてもらったように感じました。 不思議な世界に触れたい方は是非読んでみて下さい。 | ||||
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怖いけど…怪談が好きなので読んでみました。 文章は、うまく話の世界に引き込んでくれて読みやすかったです。 でも、話の中であやふやにされていたり辻褄が合わない部分が多く、どの話も読み終わった時に『結局、あの人はどうなったの??』『あれはなんだったの??』と、思う部分がかなりありました。 多分そこは作者が意図的にそうしたんでしょうね。それもミステリーっぽくて良いかもしれませんが、読者としては消化不良なので☆-1です。でも新しい世界を見せてもらったように感じました。不思議な世界に触れたい方は是非読んでみて下さい。 | ||||
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誰もが知っている怪談やおまじない、占いなどを元にしたお話。 現実と空想を織り交ぜて、というよりごっちゃ混ぜにしてミステリーサスペンス風にしている。 ひとつひとつよくできているが、あまり印象には残らなかった。 本格ホラーとしても、ミステリーとしてもやや弱い。 キーワードはいつもと同じ。幼きヒエラルキー。自殺。 文章にも少し歪みを感じた。 また、辻褄合わせや細かいところは完全に放棄して、ぼかされて描いている。 怪談というのはそういうものだとは思うが、少し物足りなかった。 せっかくミステリーの要素が入っているのだから、きちんと細部まで説明して欲しかった。 | ||||
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最高です! 夏にピッタリです! ホラーですが、どすぐろいホラーではないので楽しめました。 昔はやったコックリさんやら、花子さんやらの話。 いいねーいいねー。 辻村深月はこれで4冊目です。 短編集なのですが、どれも良かった。 並び順も良かった。 好きなのは「踊り場の花子」「八月の天変地異」かな。 特に「八月の天変地異」はものすごく切なかった。 小学生とか子供だと大人と違って、 素直だから霊と関わることが多いんだろうなと感じた。 あとがきを読んで、 辻村深月の小学校時代が容易に想像できました。 | ||||
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辻村さんの書くはじめてのホラーですが、でもぞわぞわっとするほどの心の底をゆさぶられるものはありませんでした。 冒頭の「花子」さんは、ちょっと怖くてミステリー的なサスペンスがあって、辻村さんらしい感じ。これが一番読ませた。二番目のこっくりさんにはまる女の子たちの話は、悪くないんだけど、こういうホラーならもっといやぁーな感じの、ふだん見えない心の奥底がじわじわっとあぶりだされてくるようなものがあっても良さそう。四番目の「ふちなしのかがみ」も同様。三番目の「したいがあるよ」は、スラップスティック・コメディタッチのホラーだが、いまいち笑いも怖さも足りない。五番目は「ロードムービー」と似た雰囲気の爽やかなお話だが、やはりありがちな感じが否めなかった。 | ||||
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辻村さんの書くはじめてのホラーですが、でもぞわぞわっとするほどの心の底をゆさぶられるものはありませんでした。 冒頭の「花子」さんは、ちょっと怖くてミステリー的なサスペンスがあって、辻村さんらしい感じ。これが一番読ませた。二番目のこっくりさんにはまる女の子たちの話は、悪くないんだけど、こういうホラーならもっといやぁーな感じの、ふだん見えない心の奥底がじわじわっとあぶりだされてくるようなものがあっても良さそう。四番目の「ふちなしのかがみ」も同様。三番目の「したいがあるよ」は、スラップスティック・コメディタッチのホラーだが、いまいち笑いも怖さも足りない。五番目は「ロードムービー」と似た雰囲気の爽やかなお話だが、やはりありがちな感じが否めなかった。 | ||||
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「トイレの花子さん」「学校の七不思議」「コックリさん」など、 子供のころ、怖いなと思いつつも興味があって仕方のなかった怖い話をモチーフとした短編集です。 そのせいか、すんなりと作品に入っていけました。 不条理感たっぷりの怖さ。スッキリしないところに気味悪さを感じます。 いちばん好きだったのは表題作の「ふちなしのかがみ」。ラストの衝撃にやられたー。 「八月の天変地異」は怖さだけでなく、最後にあたたかい思いがわいてくる感動系。 新鮮味はないけど、こういうホラーも好きだなぁ。 「おとうさん、したいがあるよ」は心理的な怖さはあるけれど説明がつかず、いまいち消化不良な読後感が残りました。 | ||||
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「トイレの花子さん」「学校の七不思議」「コックリさん」など、 子供のころ、怖いなと思いつつも興味があって仕方のなかった怖い話をモチーフとした短編集です。 そのせいか、すんなりと作品に入っていけました。 不条理感たっぷりの怖さ。スッキリしないところに気味悪さを感じます。 いちばん好きだったのは表題作の「ふちなしのかがみ」。ラストの衝撃にやられたー。 「八月の天変地異」は怖さだけでなく、最後にあたたかい思いがわいてくる感動系。 新鮮味はないけど、こういうホラーも好きだなぁ。 「おとうさん、したいがあるよ」は心理的な怖さはあるけれど説明がつかず、いまいち消化不良な読後感が残りました。 | ||||
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夏向けの怪談五編を含む短編集です。 「踊り場の花子」はいわゆる学校の怪談 「ブランコをこぐ足」は、校庭で起きたブランコ事故をめぐる怪談。 「おとうさん、したいがあるよ」は、大学生のつつじが母親の実家で遭遇するホラー。 「ふちなしのかがみ」は深夜の鏡に願いを掛けるホラー。 「八月の天変地異」は、シンジとキョウスケが夏休みに経験した天変地異の物語。 物語は、どれも怪談ですがファンタジーとミステリーを巧みな心理描写で融合させるのが得意な辻村深月らしいトリックも楽しめます。 ですので、ここではあまり細かい内容には踏み込みませんが、僕が特に気に入ったのは「八月の天変地異」だと言うことだけは言っておきたいです。 秘密基地を作って友達と遊んだ、僕の夏休みを思い出しました。 この一遍を読むまでは 「子供の頃は悩みなんて無くて良かったなぁ。」 という漠然とした記憶でしかなかったのですが、 実際はそれなりに悩みがある中で、友達とかけずり回って遊んでいたことを思い出しました。 他の四編が、ホントに怖いホラー、というか怪談なのに対して、 最後のこの一遍が少年の成長を助ける力強さになっているのが心強かったです。 | ||||
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夏向けの怪談五編を含む短編集です。 「踊り場の花子」はいわゆる学校の怪談 「ブランコをこぐ足」は、校庭で起きたブランコ事故をめぐる怪談。 「おとうさん、したいがあるよ」は、大学生のつつじが母親の実家で遭遇するホラー。 「ふちなしのかがみ」は深夜の鏡に願いを掛けるホラー。 「八月の天変地異」は、シンジとキョウスケが夏休みに経験した天変地異の物語。 物語は、どれも怪談ですがファンタジーとミステリーを巧みな心理描写で融合させるのが得意な辻村深月らしいトリックも楽しめます。 ですので、ここではあまり細かい内容には踏み込みませんが、僕が特に気に入ったのは「八月の天変地異」だと言うことだけは言っておきたいです。 秘密基地を作って友達と遊んだ、僕の夏休みを思い出しました。 この一遍を読むまでは 「子供の頃は悩みなんて無くて良かったなぁ。」 という漠然とした記憶でしかなかったのですが、 実際はそれなりに悩みがある中で、友達とかけずり回って遊んでいたことを思い出しました。 他の四編が、ホントに怖いホラー、というか怪談なのに対して、 最後のこの一遍が少年の成長を助ける力強さになっているのが心強かったです。 | ||||
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個人的には巻頭の「踊り場の花子」が怪談としても、作品としても秀逸であると思った。 これは怪談なのか、それとも現実なのか、そんなヒヤヒヤした感じが最後まで続く。 逆に、それがあるが為にその先に収録された作品がこれまでの辻村深月ではない、という事がはっきりと宣言されたようで逆に寂しいような気もしている。 人の闇を描きながらも、最後には誰かが救われる、そんな辻村作品を期待していたせいだろう。 先入観なしに「現代の怪談」という事で読む事をオススメする。 そうでないと、いつもと違う辻村作品に失望する人も出るかもしれない。 | ||||
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個人的には巻頭の「踊り場の花子」が怪談としても、作品としても秀逸であると思った。 これは怪談なのか、それとも現実なのか、そんなヒヤヒヤした感じが最後まで続く。 逆に、それがあるが為にその先に収録された作品がこれまでの辻村深月ではない、という事がはっきりと宣言されたようで逆に寂しいような気もしている。 人の闇を描きながらも、最後には誰かが救われる、そんな辻村作品を期待していたせいだろう。 先入観なしに「現代の怪談」という事で読む事をオススメする。 そうでないと、いつもと違う辻村作品に失望する人も出るかもしれない。 | ||||
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