■スポンサードリンク
クラスルーム
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
クラスルームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ジュブナイルだったのか〜 であれば、しょうがない(?)のかもしれないが、 最近のミステリーに多くみられるように、ひねったトリックを作ろうとする意識が強過ぎて、ストーリーや人物造形、描写に深みやリアリティ、魅力が無い。 結局、トリック自体も都合のよい偶然の積み重ねで誤魔化してしまい、しかも、明かされた真実に特段の驚きも無いので、話自体にも面白さが無く、本末転倒というか、まさに『2兎追うものは1兎も得ず』となってしまった。 しかも、その感じが冒頭の数ページで明確に分かってしまい、読むのを止めたい気持ちを無理して読み続けて、結局、最後まで予想を裏切つてもらえず、コストパフォーマンス的にも残念な本であった。 加えて言えば、姉妹作を作中で推し過ぎており、その下手さが、さらに読みたい気持ちを萎えさせた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今はなき理論社のミステリーYA!シリーズの一冊。 著者は叙述にしかけをするのが持ち味なので、ヤング向けミステリではたしてどのような・・・という期待があった。 はたして期待は、ある程度は満足した。 ある程度というのは、ヤング向けミステリならこの程度かな、ということだ。 これまでに著者のミステリを読んでいるヒトなら、この作品のネタ、そして真犯人も、かなり早い段階で想像がつく。 したがって後半は、その想像が当たっていることの確認といった感じになる。 それでもやはり、著者のミステリは、読んでいてけっこうハラハラというか緊迫感がある。 その作品世界に引っ張り込む筆力とストーリーの展開は、さすがに手練れの著者だけのことはある。 まあ、作中人物が緊迫すればするほど、読者のほうは冷めちゃうんだけどもね。 本叢書が出版社の都合で30数冊で終了してしまったのは残念だ。 けっこうロジックのしっかりしたものから、幻想風味の強いもの、また本作のようにホラーテイストのものまで、バラエティに富んでいた。 ソフトカバーで手頃だし、講談社のミステリーランドと良い意味で競い合って、ヤング層の読書離れを食い止めてほしかったな。 そういえばミステリーランドも、最近はちっとも新刊が出ない。 やはりヤング向けというのは、けっこうハードルが高いのかもしれない。 さて、本作がホラーテイストなのは、やはり学校が絡むせいだろう。 いわゆる「学校の怪談」ネタというわけだ。 なぜ10年後に、という突っ込みはさておき、かつての不良の意外な正体など、キチンとオチをつけるところは、さすがにテクニシャンだ。 ロジックが弱いので星みっつにしたが、作品世界にひたれるという点では、なかなか良い。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!