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(短編集)
鬼の跫音
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鬼の跫音の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全78件 21~40 2/4ページ
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面白かったです。道尾作品はいろいろ読んでいますが、この作品はまた、違う面白さがありました。 | ||||
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ホラーとミステリーが融合した短編集。 結論から言えばやはりこの作家は長編で活きる方だなと。 この作家の短編を読むのは初めてでしたが、けして悪くはない、悪くはないが取り立てて良くもない。 全編わりと無難にまとめられているので、ストーリーに目新しさがなく読後感に特になにも残りませんでした。 起承転結の承と転を抜かしたような話が多いので読みごたえが圧倒的に足りないのが残念。 設定的には面白いものもいくつかあったので、あぁこれを長編で読みたかった…と何度か思いました。 唯一最後に驚かされた刑務所で作られた椅子を巡っての話がお気に入り。 | ||||
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短編の割りにラスト迄の持って行き方は丁寧に書かれてあって十分満足出来た。 ケモノ辺りはベタなホラーと言われればソレまでになってしまうが、 そのベタなホラーに1番ビビリ、鬼の足跡は現在から過去へと読み進んだ後過去から現在へと読み進めた後の読後感は、 切なくなり、鈴虫を再読すれば更に切なくなってしまった笑 相手を想い過ぎて取った行動は、相手に取っては重荷になるだけなのか。許せる事なのか。とちょっと考えさせられる2作だった。 | ||||
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伏線の張り方が半端ないです。 何気なく読んだ一文でも、結末を知るとまた違った意味が浮かび上がってきます。 特に「悪意の顔」が秀逸。 子どもが主人公である点や最後のどんでん返しは「向日葵の咲かない夏」を思わせます。 子供は純真だとか純粋だというけれど、その裏にはとてつもない残酷さが潜んでいるんです。 果たして主人公が出会った女性の語った不思議な話は本当だったのか。 Sが絵描きが上手いこと、ある事件の翌日からSが急に主人公にやさしくなったこと、そして最後床下から何かがでてきたこと・・・お見落としのないように。 | ||||
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人間の心のなかにある鬼を描き出している作品。全編に登場する(異なる人物なのだが)「S」が不気味かつ効果的。時間軸を日記のかたちで逆にたどる実験的な短編もある。 | ||||
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印象としては非常に中途半端です。短編の場合、自ずと制約がありますので、何かに焦点を絞った作り方をしないと物足りなくなると思います。 掲載されている話は、ストーリーが秀逸なわけでもなく、登場人物の深層心理に切り込んだものでもなく、題材もどこかで見たような話で新鮮味がありません。 特に問題なのが題材の凡庸さです。既出のレビューにもありますが、某有名日本文学に似たものや、使い古されたような題材のものが非常に多いですね。それらが特別に料理されているわけでもなく、ただ淡々と語られるだけです。中には中編にすれば読み応えのある話になった可能性があるものも存在するので大変残念です。 著者はもう少し、短編に向いている題材や、短編固有のストーリー構成を勉強した方が良いと思いました。今のままでは、平凡な題材が描かれた「短い文章」に過ぎず「短編」と呼ぶには抵抗があります。 | ||||
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短編集。さくっと読めるが、内容はホラーに近いミステリィに入るが、謎を解くためのヒントは足りないので、やはりホラーというべきか。 よく出てくる鴉や、別の人物として登場するSなども、おどろおどろしい。夏に読むのがオススメ。 | ||||
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短編集自体は久しぶりに手にとったのですが、どの話もうまくまとまっていて、ラストで本当の意味に気付いて驚かされます。 解釈の仕方も人それぞれみたいなので、何度も読み直すのが好きな人なんかははまってしまうと思います。 読みやすい文体で、見せ方が素晴らしい。恐怖、狂気が純粋な意味ではなく形をかえて入り込んでくる感覚を受けました。 どの話も普段触れてはならない人の闇の部分をじわじわと読み手に訴えかけてくるのですが、中でも冬の鬼、'(ケモノ)、悪意の顔は特に気に入りました。 たくさん本を読んでいる人や本格的な推理ものを読んでいる人からしたら物足りない内容かもしれませんが、手にとりやすく、何より収録されている話に 無駄がなく、そしてはずれがないという点では普段本を読まない人におすすめできる一冊だと思いました。 | ||||
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面白い短編集でした!結末が「そう来たか!」と思うものばかり。なんとなくフィーリングで買ってみたのですが、当たり!でした。 | ||||
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道尾作品は長編しか読んだことがなかったのてすが、 短編の上手さにびっくりしました。 一文一文がすごくソリッドで、また 考え尽くされた構成に、必ず騙されます。 | ||||
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構成に無理がある…。つまらない。短編は書かない方がいいのでは | ||||
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限られた枚数の中で、無理からでもドンデン返しを設定しているため、人物描写は定型的だし、アイデアも有りがちなものになってしまっている。 たとえば収録作のひとつ「冬の鬼」(短編集のタイトルはこの短編の冒頭部から採られている)は、夢野久作のアレと、何度も映画化された高名な文学作品のアレとをブレンドしただけの、いかにも思いつきで書きましたといったレベルの作品だ。 他の作品でも、「たしか森村誠一の短編に似た感じのがあったような…」とか「松本清張なら人間の業を描く作品に出来た題材。解決せずホラー風の展開に逃げるのは作者の若さ」といった読後感が残る。 作者は短編向きではないと思う。 | ||||
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暗すぎて、救いがないね。 そういう感じが好きな方は、どうぞ。 話はまあまあです。 | ||||
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「鈴虫」、「ケモノ」、「よいぎつね」、「箱詰めの文字」、「冬の鬼」、「悪意の顔」の6作を収めた短編集。描写対象は飽くまで日常世界で、「向日葵の咲かない夏」のような異界性はないが、全編を不気味な蠢動感が覆っており、なかなか読ませる。「S」と言うイニシャルの人物が各編に登場するが連作短編集ではない。 冒頭の「鈴虫」は、残念ながらパターン化されたミステリ的趣向が使われており、松本清張氏風の人情譚を読んでいるかの様な印象を受けた。漱石「こころ」も想起させる。全編に言える事だが、特に本編に"古い皮袋に新しい酒"的指向を強く感じた。「ケモノ」は、構成が巧みで心地良い驚きを覚えた。茫漠とした物語展開と主人公の精神状態との融合の匙加減に妙がある。ここではモンシロチョウと鴉を題材に採り上げている。「よいぎつね」は、題名から予想される通り幻想的な因果譚だが、理に落ちていない所に興があり、作者らしさが出た一作。本編も狐の他に鴉を題材に採り上げている。鴉、モンシロチョウ、鈴虫等の羽音が一つのモチーフとなっているようだ。「箱詰めの文字」は、前編の絵解きから始まる構成が興醒めであり、内容も楽屋オチ的で今一つの出来。"箸休め"的作品か。ここでも鴉が登場する。タイトルの由来になっている「冬の鬼」は、日記体の記述形式に工夫を凝らしたものだが、演出(見せ方)が「鈴虫」と同種で少し寂しい。相変わらず鴉が登場する。「悪意の顔」は、「押絵と旅する男」的世界を悪意と救いとで塗り潰した様な作品で印象に残った。最後まで鴉は登場する。 「向日葵の咲かない夏」以降では、「ラットマン」を除くと一番の出来に映った。極度の衝撃的作品が望めない現状では、長編よりもこのような短編において作者のアイデア・個性が発揮される様に思う。 | ||||
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私はもともとがっつりと読むのが好きなんです。 例えば、福井晴敏さんだとか京極夏彦さんだとかの厚さ。 もちろん良質の短編も大好物ではありますが、短編ならではの良い作品とあまり巡り逢えてなくて。 いやいやあの方の短編を読みなさいよ!!と言ってくれる人も居らずに、短編に関しては完全に彷徨う状況でした。 しかし・・ここにいましたよ!道尾さんが。 人間だから悩み迷い、そして一線を越えて狂気の世界へ踏み越えてしまう。悩む場面などはは殆ど描かれていませんが、狂気に到る過程まで想像させられます。 「書く」ではなく「綴る」と言いたい筆力です。 長編ももちろん良いですが、短編はちょっと・・と思う方にも読んで欲しいと思います。 | ||||
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私はもともとがっつりと読むのが好きなんです。 例えば、福井晴敏さんだとか京極夏彦さんだとかの厚さ。 もちろん良質の短編も大好物ではありますが、短編ならではの良い作品とあまり巡り逢えてなくて。 いやいやあの方の短編を読みなさいよ!!と言ってくれる人も居らずに、短編に関しては完全に彷徨う状況でした。 しかし・・ここにいましたよ!道尾さんが。 人間だから悩み迷い、そして一線を越えて狂気の世界へ踏み越えてしまう。悩む場面などはは殆ど描かれていませんが、狂気に到る過程まで想像させられます。 「書く」ではなく「綴る」と言いたい筆力です。 長編ももちろん良いですが、短編はちょっと・・と思う方にも読んで欲しいと思います。 | ||||
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道尾さんの作品は、長編だからこそあのトリックが活きていく訳で、短篇集であの手の事をやってしまうと、ただ単に同じ事の繰り返しみたいで、ちょっと僕には苦手な作品でした。 | ||||
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道尾さんの作品は、長編だからこそあのトリックが活きていく訳で、短篇集であの手の事をやってしまうと、ただ単に同じ事の繰り返しみたいで、ちょっと僕には苦手な作品でした。 | ||||
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可もなく不可もなく、特になにも残らなかった。 美しい文章の短編ミステリーですね。 それだけ。 道尾秀介ということでハードルを上げて読んで しまうせいかな? 凡作としか思えませんでした。 この人の作風は、短編に向いてないと思います。 濃密な世界観をしつこく感じてしまって、疲れます。 長編なら気にならないんだけど。 好きな作家であるだけに、残念な作品でした。 | ||||
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可もなく不可もなく、特になにも残らなかった。美しい文章の短編ミステリーですね。それだけ。道尾秀介ということでハードルを上げて読んでしまうせいかな? 凡作としか思えませんでした。この人の作風は、短編に向いてないと思います。濃密な世界観をしつこく感じてしまって、疲れます。長編なら気にならないんだけど。好きな作家であるだけに、残念な作品でした。 | ||||
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