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虚無への供物の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全73件 21~40 2/4ページ
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評判どおりの名作。期待は裏切られませんでした。 文章が日本語として正確なので読んでいてイライラしない。 昭和30年代に書かれた作品とは思えないほど センスが良く、時代の違和感を感じない。 ある意味、現代作家より垢抜けている。 この一冊の中にどこまでも深淵な世界が拡がっている。 読みやすいが、本当は難解な思想書とも言える。 | ||||
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推理小説三大奇書のひとつである長編ミステリである。上下巻それぞれ400ページ超となかなかの大部。 ちなみに三大奇書とは「黒死舘殺人事件」「ドグラ・マグラ」と本書であるとされている。「黒死舘」は読了済みで、本書が2つ目ということになる。 舞台は1954年、戦後の混乱期を脱したかにみえる東京。冒頭から社会を騒がした事件事故に言及があり、現代の読者に対して時代背景(だけでは実はないのだが)が示されるのがちょっと面白い。女探偵役を自ら任ずる奈々村久夫嬢のしゃべりかたが妙で気になるのだが、これは当時の雰囲気なのであろうか。 読み始めてほどなくして事件が起こり、主人公たちは勝手な素人推理合戦を始める。これが話があっちへ飛んだりこっちへ飛んだりして読みづらい(素人なので当たり前なのだろうが)。挙句に他の者が知っている事実などにより、えんえんと語られた推理自体が覆されてしまうこと多々。うーんこのストーリはいったいどこへ向かっているのだ、と思っているうちに第二の事件発生。それを受けてさらに推理合戦を始める面々。歴史的背景やら、過去の因縁、怪しげな見立てが浮かんでは消える。さらにもう一つの密室殺人が勃発して事態は混迷を極め・・・。 いやはや、しかしさすが奇書と呼ばれるだけのことはある。もう面白いとか面白くないとかいうのを超越している気がしましたね。茫然自失とはこのことです。 | ||||
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日本三大奇書と言われている作品のひとつですが、「そうかな?」というのが感想。 確かに多少読みにくいかもしれませんが、私は飽きずに楽しく読みました。 ”実際は知らないけど、なんとなく知っているような”銃後の時代の雰囲気が満載で、しばしタイムトリップした感じも味わえます。 そして登場人物の造形が、全員とてもきちんと描き分けられていて、それも魅力的。 相手を「ユウ」、自分を「ミイ」と呼ぶ藤木田老のような人は、今の10代20代の方には想像もつかない人物だと思いますw 分厚いので、本読みさんでないとなかなか厳しいかもしれませんが、手に取ったら最後まで読んでくださいね。 この謎めいた物語の真実に辿り着くには、それしか方法がありませんから。 | ||||
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書くのに10年かけただけあってプロットは練りに練られている。最後まで振り回されてしまった。週末2日であっという間に読んでしまった。面白い。 真犯人は登場人物が少ないことと、物語の構造上他に持って行きようがないことを考えれば予想がついてしまうが、そんなことを気にさせないだけの、二転三転四転する数々の文学的仕掛けとトリック、華麗な文体、ウンチクで読むものを飽きさせない。 自分が東京に住んでいることもあって当時の情景描写なんかもなるほどと思いながら読んだ。 作者の懸念とは異なり今日年間の殺人事件の数は当時の数分の一(確か四分の一程度)まで減少したが、まあそんなこと作品の魅力とはなんの関係もない話。 もっと昔に読んでおくべき作品だったと後悔している。 | ||||
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40年位前に読み、かなり忘れていた部分があり、楽しく読んでいます。 | ||||
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上巻と同様に忘れていた部分が多く、思い出しながら楽しく読んでいます。 | ||||
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おかげで寝不足。今世紀になっても繰り返される、洞爺丸事故にも似た、無責任な人々による無意味な死。誰もが少しずつ人間を遠ざかり、犯罪者になってゆく…。本作から半世紀を経て、現代人はさらに罪深くなっている。眠い頭でぼんやりとそのようなことを考えた。 | ||||
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人それぞれ評価は異なるだろうけど、あえて僕なりに順位をつけるとしたら 第1位「ドグラマグラ」 第2位「虚無への供物」 第3位「黒死館殺人事件」 となる。 上記のような序列が正しいかどうかわからないが、三大奇書に順位をつけると僕にとってはそうなる。 で、実際にこの虚無への供物を読んでみたが、 余計な背景描写が多く、また、著者独自の世界観にもとずく「ウンチク」がやたらと鼻につく。 登場人物に名前もわざわざ読みにくい名前が多くて、「この人物ははたして男だったか?それとも女だったけか?」 と最初のうちは、戸惑い面食らうことが多い。 ただ、面倒くさいのははじめだけなので、安心して読むことが出来る | ||||
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なぜ、探偵小説には必ずと言ってよいほど 「殺人事件」 が起こるのでしょう? 虚無への供物という作品もやはり殺人事件が起こりますが、 作中人物は殺人事件が起こった後になって探偵が登場することに懐疑的な意見をもつ者もいて、 なるほど、確かに殺人が起こりそうな場所や状況を事前に調べて、殺人を未遂に終わらせるべき、 それが名探偵の使命という考え方は非常に新しい発想だと思います。 とにかく、既存の探偵小説を超越しようという著者の熱意が伝わってくる作品であり、 この虚無への供物という作品は、あらためて 「古い探偵小説への挽歌」 とも言えるような深刻なテーマを読者に突きつけているような気がしてなりません。 三大奇書のうちの一作として、推理小説の好きなかたにぜひお薦めします | ||||
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『虚無への供物』『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』 日本推理小説(ミステリ)界の3大巨頭であることは、最早史実。 刊行年代を鑑みると古典と呼ばれて然るべきところであるが、 未だに色褪せることなき世界構成・修飾。 まァ、推理小説が好きって言いたいなら、 取り敢えず読んでみたら?という一冊。 | ||||
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『虚無への供物』『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』 日本推理小説(ミステリ)界の3大巨頭であることは、最早史実。 刊行年代を鑑みると古典と呼ばれて然るべきところであるが、 未だに色褪せることなき世界構成・修飾。 まァ、推理小説が好きって言いたいなら、 取り敢えず読んでみたら?という一冊。 | ||||
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三大奇書読了。昭和10年頃出版された他の二書とは全く違う趣きの作品 だと思いました。推理小説がミステリー小説と云われるようになるさきがけ の作品のように感じられました。途中で四次元やゴーレムの話が登場して、 推理小説が幻想小説になってしまわないかと危惧しながら読み進めましたが、 どうやら踏み留まった感じ。現実の出来事と推理過程の想像上の出来事が 混在してきて混乱しますが、不思議な読後感を持ちました。 | ||||
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3大奇書の一冊ということで、やはり読んでおくべきと考えて購入した。 ドグラマグラや黒死館に比べて時代が後の作品だけに前時代的な暗さ、 オドロオドロしさはなく、文体も読みやすい。 舞台は昭和30年の東京。昭和29年生まれで東京に住んでいる私としては 親しみも持てる。三軒茶屋、太子堂、三宿や昭和女子大や目青不動が 登場するのも楽しい。 密室殺人か事故か判別しがたい事件が連続して発生し、物語は進行するが 読者の興味を繋ぎ止めるのに成功していると思う。下巻に期待したい。 | ||||
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この古めかしい表紙のものが欲しくて、今回購入させて頂きました。事前情報に偽りなく、安心しました♪ | ||||
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かなり根気よく読まないと意味が分かりませんが、根気よく読んでもわかりませんでした! | ||||
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読みたい本でしたが近くに販売店がなく。 購入してもとても良かったです。 | ||||
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新装版が上下で出ていますが、こちらのカバーが欲しかったので満足しております。何冊か実物を見たのですが読めれば良いというような状態だったので、かなり嬉しかったです。どうもありがとうございました。保存版です♪ | ||||
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よく練り上げてある小説です。奇書と言われて、期待半分でしたが、奇書ではないと思います。文体も読みやすく、普通に読めます。登場人物の関係が複雑で分からなくなる時もありました。一読して損はないと思います。 | ||||
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推理小説として、わくわくしながら読み進められます。奇書というより、よく練られた推理小説です。 | ||||
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作中に出てくるあるモノの名前として登場し、「あぁこっから来たのか」で片づけそうになってたのですが、 犯人が、供物としてこしらえた死体こそ、”虚無への供物”に過ぎなかったのか・・・みたいなくだりがあって 「なるほどねぇ」と妙に納得いたしました。 書きようによっては、横溝正史的な重厚骨太な作品になるプロットにも思えましたが、 あの阿呆探偵のせいで、こうも色が変わるものか・・・という感じです。 しかし、それもこれも「犯人は読者です」となるように仕向けるための、巧妙な構成なのでしょう。 現世が、精神病院の内側なのか外側なのかよくわからない傾向は、物語の時代よりも確実に進み 「どんな気持ち」も何もなく、陰惨な現場に反射的にカメラを向ける人々は、信じられない程増えました。 考えてみたら、”化け物”である読者に告発すべく書かれたものなのに、未来は逆を行ってしまった。 文字通り、”虚無への供物”たる作品になっているじゃないですか・・・。 ともあれ、熱狂的な読者を作る作品ということはよくわかりました。 それから「匣の中の失楽」のタネ本ということも(こんなに影響強いとはね)。 しかしながら、この作品の中にさえ出てくる”黒死舘”、”ドグラマグラ”・・・ いったいどんな本なんや・・・・・・。 | ||||
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